SEOの基本中の基本!「titleタグ」「meta description」「h1タグ」の書き方まとめ

こんにちは、じつかわです。ヴォラーレという会社でSEOコンサルタントをやっています。 さて、いきなりですが、皆さんがSEOを勉強し始めたとき、一番最初に覚えたことは何だったでしょうか。おそらく「titleに対策キーワードを入れる」ことではなかったでしょうか。 「title」「meta description」「h1」というあたりのHTMLタグは、SEOでは非常に重要な役割を果たします。 特に「titleに対策キーワードが入っていなければ、SEOはほとんどできない」といっても過言ではないほど、検索エンジンの評価において主要HTMLタグにキーワードが含まれていることは重要です。 SEOに取り組んでいる人であれば「そんなの普通にやってるよ!」と言われるかもしれませんが、それを100点満点のレベルで実装ができているサイトは実は少数というのが現状です。 そこで今回は「title」「meta description」「h1」という3つの主要HTMLタグについて、基礎部分から普段なかなか気がつくことができないポイントまで、総ざらいをしてみたいと思います。 titleタグ、meta description、h1タグの役割と特徴 まずは基礎ということで、それぞれのタグのポイントから見ていきましょう。 なお、titleタグとmeta descriptionは検索結果に表示されますが、その表示文字数には制限があります。見せたい(読ませたい)部分については、その文字数内におさめるようにしましょう。 titleタグ titleタグは「ページの主題」です。以下のように、検索結果やブラウザのタイトルバーに表示されます。 ▼特徴 検索エンジンが最重要視する要素。ここにキーワードが入っていないとほぼ絶望的 検索結果には最大全角34文字程度が表示され、残りは省略される(GoogleのWeb表示では30文字程度) 検索されたキーワードは検索結果上で太字になる ※検索結果表示は検索エンジンが自動的に調整することもあります meta description meta descriptionは検索エンジン向けの「ページの概要説明文」になります。以下のように検索結果に表示されます。 ▼特徴 検索結果には最大全角120文字程度が表示される(スマホは50文字程度。ただしデバイスなどにより異なる) 検索キーワードは太字になる 順位向上そのものには大きく影響はしない ※検索結果表示は検索エンジンが自動的に調整することもあります ※meta descriptionは各ページで重複するくらいなら設定しないほうがいいでしょう h1 h1は「大見出し」となります。HTML5以前の記述ルールでは、1ページに設定できるh1タグは1つのみでした。 ▼特徴 検索順位に比較的強く影響する。 共通して言えること 3つの主要HTMLタグについて共通していることは、以下の2つになります。 検索にヒットさせたいキーワードを必ず含めること 各ページ、異なる文言を入れること HTMLタグのチューニングにおいて気をつけるべきポイント 「対策キーワードを入れる」というのは基本中の基本ですが、そのうえで注意すべきポイントがいくつかありますので紹介していきます。 どのページにどのキーワードを入れるかを設計する 単純に「対策キーワードを入れる」といっても、そもそもページごとの対策キーワードがはっきりしていなければ、上手くキーワードを拾っていくことができません。 どのページでどのキーワードを拾うのか? ということをサイト設計時にきちんと把握し、それを主要HTMLタグにも反映させることが重要です。 これを「キーワードマッピング」という場合もあります。 たとえばヴォラーレの運営する「Appliv」というアプリ検索のサイトでは、アプリの種類ごとにカテゴリが分けられています。 それぞれのカテゴリページで異なる対策キーワードを含むことによって集客をおこなっているのですが、上図のように「無料」というキーワードが含まれるURLとそうでないURLとを別個に設定しています。 通常の「RPG アプリ」のページのtitleタグなどには「無料」は入れず、無料のRPGアプリを集めたページには「無料」をしっかり入れることで、差別化を図ります。 ▼参考例: titleタグ:RPG おすすめアプリランキング | iPhone/iPadアプリ […]

ライター初心者が知っておきたい良いブログ記事の書き方まとめ

こんにちは、ライタ―のヨシキです。4月1日はエイプリルフール。Webメディアを中心とした「嘘ネタ」祭りの1日です。きっとインターネット界隈全体が大いに盛り上がっていることでしょう。 そんな日に「嘘じゃない普通の記事を書く」という皆が嫌がる貧乏くじをひかされました。春は遠いですね。 さて、4月1日といえば新年度のスタートとなる1日でもあります。今年度こそは個人で、あるいは会社でブログに取り組もうと考えている人も多いのではないでしょうか。 しかし「ブログをやることの効果」や「キーワード設定などのSEO対策」などマーケティングやテクニカルな部分はよく語られる一方で、肝心の「ブログってどうやって書けばいいのか」というライティングのロジックについて教えてくれている記事はあまり見かけないように思います。これでは普通の人は、ブログを書こうと思っても書けませんよね。 そこで本日は、今からブログをはじめたい、あるいは現状のブログを見直したいと考えている企業担当者やクリエイターの方に向けて、ライター初心者がLIGから学んだ良いブログ記事の書き方について嘘ナシでお伝えしたいと思います。 ■目次 ブログ記事を書く上で最初に整理しておきたいこと そのブログ記事は、何のためにあるのか ブログ記事は「目次」と「タイトル」で8割決まる ブログ記事を書く上でルール化しておいたほうがいい事項 ブログ記事のフォーマットは統一しよう 面白系のブログ記事を書くときに注意したいこと ブログ記事は修正作業に一番時間をかけよう まとめ ちなみに、以下の内容はデジタルハリウッド東京本校で行われた『株式会社LIGによる「即採用の為のセルフブランディング講座」第2夜』での講義内容を中心に、僕が日頃の原稿チェックの際にLIGから受けた指摘やダメ出し、そして個人的な見解を一部補足したものとなります。 実際僕はライター経験ゼロでLIGブログのライターになったので、これ以外の書き方を知りません。つまり、この記事の内容を的確に実践すればLIGブログの記事程度はいつでも書けるようになるはずなので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。 ブログ記事を書く上で最初に整理しておきたいこと ブログ自体元々は個人の日記として定着していたジャンルですが、それをコンテンツとして記事化し、会社やクリエイターのオフィシャルなページに掲載されるようになったのが「ブログ記事」と呼ばれるものです。ですので、一番最初に「日記」と「記事」の違いを理解しておく必要があります。それらはごく簡単にいえば、 日記とは、ライフログのように自分の思いや気持ちを書くもの。 記事とは、“誰に、何を、どのように伝えるか”を戦略的に組み立てて書くもの。 という違いになります。 日記は読者側に書き手への思い入れが無い限り、相当読みにくい文章になってしまいます。個人の主観なので当然でしょう。しかし記事には上記の戦略があるからこそ、人の役に立つ、共感を生みやすい文章となるのです。 一見日記風のどうでもいいような内容のブログ記事でも、戦略(主にブランディング)をもって投稿されたものであれば、中期的には何かしらの共感を生んでいきます。逆に「いつも日記みたいな記事ばかりでつまらない」と言われるような企業ブログの失敗は、恐らくこの戦略性(もっといえば、ビジョン)の欠如に原因があるのではないでしょうか。 そのブログ記事は、何のためにあるのか それでは実際に記事を書く上でのコツについてみていきましょう。まず大前提として考えなければいけないのは、読者が記事を読み終えたときにどんな気分になっていればいいのかについてです。 わざわざ記事を読んでもらう以上、「得した」か「ためになった」か、そのどちらでもなければ「面白かった」と思わせるような内容であることが重要となります。 題材をしっかりと決めよう 記事の主題としては、「自分だけが持っているノウハウ」「人よりちょっと詳しいこと」などを選ぶのがベストでしょう。そういう意味で、企業ブログは実は題材豊富と言えます。そこに、自分の書きたいこと・興味のあることを絡め、熱量(書き手の思い入れ)を持った文章としていきましょう。 「そんなに何個も興味のある分野は無い」「企業ブログだから、書きたいテーマでばかり書いていい訳じゃない」と思うかもしれませんが、何か1つでも核となる興味があれば大丈夫。自分が熱く語れること・得意なことをベースに、企業PRや商品紹介など“記事として主張すべきこと”をうまく絡めて書くようにすれば、1つ1つが熱量を持ったオリジナル記事となっていきます。 組み合わせの意外性(「ドラッガー理論」×「女子高生」、「不良」×「東大」など)でヒットを生もう、というクリエイティブ手法はブログに限った話ではありませんが、まずは自分の「熱量」で人を惹きつけられる記事とすることを目指しましょう。 最近流行の“コンテンツ広告”と呼ばれる面白い記事で商品を紹介するような広告手法も、広い意味では同じ考え方になります。逆に、主題や目的もなく興味だけで書かれた記事は、先ほどの「日記」と同じことになってしまうので注意が必要です。  ターゲットをしっかりと想定しよう 記事は人に読まれるものである以上、「ターゲット」(読者)はできるだけ具体的に、しっかりと想定する必要があります。 例えば同じWebデザインに関する記事であっても Webデザイナーになりたくて勉強している人 Webデザイナーとして働いているが、経験が浅い人 Webデザイナーとして既に活躍している人 のうち誰に向けて書くかで、同じ話題でも、書き方は全く異なってきますよね。 自分の記事を誰かの役に立ててもらうには、まずはその“誰か”をしっかりとイメージしないといけません。 ブログ記事は「目次」と「タイトル」で8割決まる 「誰に、何を」書くかが決まれば、いよいよ実際にブログ記事を書き始める作業に取り掛かりましょう。ブログ記事は「目次」と「タイトル」で8割決まると言っても過言ではありません。その際は以下の2つを意識すると、グッと書きやすく、かつ読みやすい記事が出来上がるはずです。 1. ブログ記事は目次から書き始めよう ブログ記事を書くときは、目次(=大見出し、各章のタイトル)から書き始めるようにしましょう。 まずは目次だけを書き並べておくことで、話題の順序の決定や纏めるべき項目、削除したほうがいい項目などが整理できるようになります。記事の構成自体が伝わりやすいかどうかのチェックにもなるので、とてもおススメです。 ※大見出しは、最初は「ここではこういうことを伝えたい」というメモ程度でもOKです 伝えたい情報が多岐に渡っていたり、細かいトピックが多い記事の場合は大見出しをたくさん作るのではなく、 大見出し→中見出し→小見出し というように、1つの章の中で階層構成をつくるようにしましょう。 2. タイトルが濃くないと読まれにくい タイトルに関しては既にいろいろなところで語られているため具体的なテクニック等については省略しますが、とにかくブログ記事で一番大切なのはタイトルです。 タイトルをつけるときに気をつけること 目次がある程度固まったら、それらの内容が書いてある記事に対し“思わず読みたくなるような”または“知りたかったことを教えてくれそうな”タイトルをつけるようにしましょう。 但し、明らかな“釣り”タイトルはあまりよくありません。あくまでも、期待にきちんと応えられる内容が載っている(読者に提供できる)ことが大前提となるので、提供可能なメニューである「目次」を先に考え、それをまとめる意味でタイトルを後からつけるという手順をおススメします。 […]

あなたの記事の検索順位を上昇させるSEOライティングの基礎知識

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さてWebライター・ブロガーの皆さんであれば、これまで「せっかく良い記事を書いたのに、思ったようにPVが伸びない」という経験が少なからずあるのではないでしょうか。 せっかく読者のことを考えて記事を書き、いろいろコンテンツ制作について学んでも、PVが伸びないと手応えが感じられませんよね。もちろんPVが全てというわけではありませんが、これでは次の記事を書くモチベーション自体が上がりません。 そこで今回は、検索結果からより多くの流入を獲得するためのSEOライティングについて考えていきたいと思います。頑張って書いた記事は、やっぱり多くの人に読んでもらいたいですよね! ※7/9 18:00追記 専門家の方からのご指摘を受け、内容について各所を正確な情報に修正しました。 ▼目次 SEOライティングとは SEOライティングの2つのポイント SEOライティングに関するまとめ&チェック一覧 1. SEOライティングとは 個別の記事に対しての新規読者は大きく分けると、 サイトのTOPページから訪問してきた読者 検索エンジンから記事に直接訪問してきた読者 のいずれかとなります。前者はサイト全体の力に左右されてしまうため、後者の“検索エンジンからの直接の訪問者”を増やすことが、個別の記事の力による読者獲得といえます。 そもそも検索をしている人は、何かしら興味or知りたいことがあるから検索をしていると考えてよいでしょう。だから単純に、検索結果で上位に表示されるような記事が出せれば、多くの訪問者(=読者)が見込めるようになるわけです。 サイト全体ではなく個別の記事に対してのSEOテクニックである「SEOライティング」を身につけることにより、検索エンジンからの新規読者の獲得を目指していきましょう。 2. SEOライティングの2つのポイント Googleは、その検索結果に関するアルゴリズムについてすべてを公開しているわけではありません。しかし、様々なアップデート結果や公式見解から、ほぼ確実に効果があると考えられるSEO対策もいくつか存在しています。 今回は個別記事の上位表示のために有効とされている代表的な要素のうち、誰でも簡単に実施できる2つの方法を紹介したいと思います。 a. キーワード対策 あなたの書いた記事について、その話題を検索する人はどのような言葉で検索してくるかをしっかりとイメージし、キーワード(≒検索ワード)の配置やバランスを調整するようにしましょう。それがキーワード対策になります。 タイトル SEOで最も重要となるのは、やはりタイトルです。基本的に注意しておきたいのは以下の3点です。 記事の中で対策しているキーワード(検索してほしいキーワード)がきちんとタイトルに入っている 何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、いわゆる「魅力的なタイトル」を意識しすぎるあまり、肝心のキーワードがタイトルから抜けてしまっている記事も多いので注意が必要です。 検索は当然キーワード単位でおこなわれるものなので、絶対にタイトル内に入れるようにしてください。 1記事1テーマになっている 1つの記事内で複数のテーマとならないように注意しましょう。 テーマが複数あると「どういう目的で書かれた記事か」がハッキリしなくなるため、検索エンジンの評価も低くなってしまいます。1つの記事で伝えたいことは1つに絞り、それ以外のことはまた別の記事で伝えるようにしましょう。 タイトルの文字数は28文字前後を目安にする タイトルの文字数については、これまでGoogleの検索結果画面での表示上限である「32文字以内」が望ましいとされてきました。しかしこの画面が仕様変更したことにより、表示文字数の上限は、ブラウザやフォントなどによっても異なる、というのが現状です。 現在は28~32文字が表示上限とされていますが、タイトル表示切れのリスクもあるので「28文字前後」を1つの基準にしてみましょう。 見出し 見出しについては、文章構造、つまり配置の順番とルールを意識しましょう。同じような内容の記事であっても、文章構造の違いで検索順位に大きな差がついてしまう場合もあるのです。以下、見出し(hタグ)の使い方について説明します。 h0~で設定される見出し、特にh1とh2はタイトルと同様にキーワード対策を意識しましょう。同時に、hタグ全般については以下の2点を覚えておいてください。 h1タグを使うのは最初の1回だけ(※HTML5の場合は問題なし) h2タグ以降は複数回使用可能(※但し、順番どおりに使用すること) 基本的にはh1→h2→h3→h4…という数字どおりの順番になりますが、 例) ネッシーの捕まえ方(h1)1. ネッシーとは何か(h2) 1-1. 歴史(h3) 1-2. 現状(h3) 2. ネッシーを探す(h2) 2-1. 生息場所(h3) 2-2. 生態(h3) […]

有名心理学的効果を使った、思わず読みたくなる記事の作り方まとめ

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さて、良い記事を書くには、ひらめきや芸術性といった右脳的な発想が必要だと思われがちですが、思考や論理といった左脳的な発想だって必要です。 具体的には、より多くの人に記事を読んでもらうために、検索エンジンのアルゴリズムだけでなく、人の心や行動のメカニズムも解明したいところです。 そこで今回注目したいのが、コピーライティングやセールスライティングの分野では当たり前のように取り入れられている「心理学」です。 「心」の様々な働きと、それに基づく行動を、統計学的手法を用いて科学的に解明する学問である心理学。その中から、思わず読みたくなる記事の作り方に応用できそうな効果をまとめてみました。 ▼目次 ハロー効果 カクテルパーティー効果 ザイアンス効果(単純接触効果) 記事タイトルを作るうえで参考にしたい3つの心理効果 1. ハロー効果 ハロー効果 ある対象を評価をするときに顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。認知バイアスの一種である。 一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪のことで、後光効果、光背効果とも呼ばれる。 (参照:Wikipedia) Webライティングに置き換えて考えると、肩書きや経歴などの威光から、記事に説得力を持たせる効果といえます。悪い言い方をすれば、実際の内容以上の価値を記事に持たせるための心理的効果ともいえます。 a. ライター本人によるハロー効果 例えば海外のニュースなどを取り扱った記事があったとき、ライターに「海外留学経験有り」や「ニューヨーク在住中」などのプロフィールがあれば、それだけで普通の人が書く記事よりも良い記事のように思えてしまうのではないでしょうか。 もちろん海外経験のある人のほうが(一般的には)国際問題などに関する視野は広いでしょうし、現地での反応などをリアルに感じられる記事が書けるでしょう。 しかし、10年前に1年間だけフランス留学経験があるというライターが「アメリカで今大流行中の○○!」というような記事を書いた場合でも、「なんだか最先端っぽい情報だ」と必要以上に感じてしまう傾向はあると思います。 もちろんポジティブな面もたくさんあり、たとえば、 「現役弁護士が解説する法律用語」「医者が教える健康方法」など、その肩書きがあるからこそ情報が広まる有益な記事 「元キャバクラ嬢が語るマーケティング理論」など、肩書き自体が独自の目線・切り口であることの証明となっている記事 のようなものは、記事の説得力がとても高まります。 b. 本人以外によるハロー効果 広告などで「○○氏推薦の商品!」とあれば、実際にそれを買ったことがなくても、商品に対し(○○氏が持っている)良いイメージを抱くことは多いと思います。 Webメディアの記事においても、書き手本人ではなく「書き手の友人・知人」として著名人を登場させることで、その著名人の威光から記事に説得力を持たせるケースがよくあります。 記事に対して著名人や有名ブロガーがシェアやコメントをしてくれると、一気に拡散する場合も同じです。 しかし、いきなりそんな人たちから“御墨付き”をもらうことは難しいですし、知り合いでもない著名人を“知り合いのように”紹介するのは詐欺行為です。 そこでよく用いられる手法が「引用」です。書籍や講演などで語られた著名人の話を引用するだけでも、ハロー効果は十分得られます。 【例文】 成功のために必要なのは、夢を見続けることです。そしてその実現に向け、努力を続けることです。サッカーの本田選手も、小学校の卒業文集で「世界一のサッカー選手になる」と書き、その実現に向けて努力をし続けてきたからこそ、今の彼があるのです。 前半ではありきたりな話がライター本人の意見として語られているだけですが、後半で著名人のエピソードを引用することで、それなりに説得力のある文章になりました。ここに写真や本人記事へのリンクなどが付いていれば、ハロー効果はさらに高まることでしょう。 2. カクテルパーティー効果 カクテルパーティー効果 カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。このように、人間は音を処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる。 (参照:Wikipedia) 大勢の人が賑やかにしているような状況でも、自分のことや興味のあることが話されていれば、決して聞き逃さないように働くフィルターが脳には存在すると言われています。 Webライティングに置き換えて考えると、ターゲットに対してピンポイントで呼びかけるような表現・内容で記事を書き、興味を持たせる手法と言えます。 Webメディアの記事は不特定多数に向けて書かれたものなので、“読み手個人に向けて書かれた”という記事は実際には存在しません。 しかし、書き手側が想定するターゲット(読者像)が、「自分に近い!」「まるで自分のために書かれたような内容だ!」と感じらる記事であれば、読み手は大量のWeb記事(ノイズ)の中からでも、きっとあなたの記事に興味をもってくれるはずです。 そして、この効果を発揮するために必要となる作業が、ターゲットの絞り込みです。 a. 「共通の属性」による絞り込み ターゲットに「まるで自分のために書かれたような内容だ!」と思わせるためには、記事の書き手(つまりあなた自身)とターゲットに共通の属性があることを示す必要があります。 このとき注意したいのは、できるだけ狭い範囲での共通の属性を設定すること。たとえば、 私は日本人です 私は阪神ファンです だと、後者のほうが狭い範囲であり、阪神ファン以外の人からはあまり興味を持たれない属性かもしれません。 しかし、阪神ファンの人には親近感や好意といった強い共感を得られることでしょう。逆に前者のほうは範囲こそ広いですが、記事を読んだ人の大半にあてはまる属性のため、誰からもこれといった共感は得られません。 属性は、年齢、性別、家族構成、地域、職業など様々な絞り込みができます。そして記事に対する共感とは、書き手のほうに自分と何らかの共通の属性があることをターゲットに理解してもらうところからはじまります。 […]

Webライターの「文章力」を向上させる6つのライティングテクニック

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さて突然ですが、皆さんはWebライターに求められる「文章力」って何だと思いますか?いろいろな意見があると思いますが、やはり「最後まで記事を読ませる力」と言えるのではないでしょうか。 もちろん、これまで紹介してきたように、Web上で記事を全文読んでもらうというのはかなり難しいことです。でも、せっかく書いた自分の文章は、やっぱり最後まで読んでほしいですよね。 というわけで今回は、書式上の注意や記事に説得力を持たせるポイントなど、Webメディアに掲載するからこそ意識しておきたい6つのライティングテクニックを紹介したいと思います。 あなたの文章力(=読ませる力)が確実に向上するものばかりですので、ぜひ一度目を通しておいてください。 ▼目次 文章を簡潔にする ベネフィットを提示する 結論を冒頭に書く 数字は具体的に書く 理由をきちんと提示する 「自分らしさ」を記事のベースにする 1. 文章を簡潔にする スマートフォンの普及により、ブログや記事などのWebコンテンツは電車の待ち時間や移動中、あるいは仕事の休憩中といった「隙間時間」に読まれることが非常に多くなりました。キュレーションアプリの急成長もあり、今後はさらにその傾向が加速していくことでしょう。 読み手側がPCの大画面で「じっくり」ではなく、スマホの小さい画面で「サラッと」という姿勢で記事を読む以上、書き手側もそれにあわせた読みやすい文章としなければいけません。(※技術系HowToなどの最初から「じっくり」読ませることを目的とした記事は除きます) 長い文章、あるいは冗長な文章は、Webでは特に嫌われてしまいます。内容に関わらず、長い文章を読まされた(それだけ時間を取られてしまった)、というだけで批判的なコメントが寄せられる場合も。 記事内では図や箇条書きなども上手く用いつつ、文章自体は“簡潔で内容をストレートに伝える”ということを強く意識して書いていきましょう。 2. ベネフィットを提示する 主に広告などでのコピーライティングで重視されるのが、「ファクト・メリット・ベネフィット」という3つの要素です。きちんと違いを意識した上でユーザーに訴求できているかどうか、が問われることになります。 ファクト・メリット・ベネフィットの違いについて 簡単に説明すると「ファクト=事実」、「メリット=利点・長所」、「ベネフィット=利益」となります。 例えば車を買う人にとっては、 ファクト:エンジン性能、排気量、定員数などの数値やスペック メリット:遠い距離まで移動できる、荷物がたくさん積める、他の車と比べて安い、燃費がいいなど ベネフィット:子供の学校への送迎ができる、家族旅行などの思い出が作れる というような違いになります。 ファクトはとても分かりやすい(そして、ファクトだけでは読者にとって良いか悪いかはほとんど判断できない)のですが、ややこしいのがメリットとベネフィットです。日本語でもう少し定義を説明すると、 メリット:商品の直接的な良い部分 ベネフィット:商品によってもたらされる価値 と言えば多少は分かりやすいかもしれません。 ベネフィットの提示が記事に必要な理由 一定のファクトの記載は、記事の信頼性を証明する意味で絶対に必要です。そしてメリットをただ並べるだけでも、十分に興味深い記事となる場合も勿論あります。例としては、 ある程度読者側に知識があることを大前提とした紹介記事:専門メディアでのPCの性能比較 etc. メリットそのものが非常にわかりやすい、または大きい記事:世界で1つしかない○○の紹介、「今だけ半額」的な期間限定のニュース etc. などになります。 しかしより多くの人に、より興味を持って自分の記事を読んでもらうためには、ベネフィットを提示することは欠かせません。 たとえば、デジカメを買おうと思っている人の大半は「画素数」や「絞り」などのファクトについて解説されても、それが自分にとって良いことなのかどうかがわからないでしょう。 そんなことよりも、 このデジカメなら(起動時間が圧倒的に早いので)子供たちが運動会で一瞬見せる、真剣な表情を見逃さない というように()内で提示されているファクトやメリットの先にある“ベネフィット”を提示されたほうが、商品への興味は湧いてくるものです。 あなたの記事も、読むことで「これがわかる」だけでなく、読むことで「あなたの生活が、こんな風に変わる(こんなこともできる)」ようになる、とベネフィットを提示するところまで意識して書くようにしてみましょう。 「ベネフィットに興味を持ち、メリットを知り、ファクトを確認する」という流れを意識したような文章構成ができれば、最後まで自然と読まれるような記事となるはずです。 3. 結論を冒頭に書く Googleの検索エンジンは、ユーザーの“記事に対する満足度”を検索結果に反映しようとしています。 記事を数行読んだとき「ここに必要な情報が書いてあるかどうかわからない」「読むのが面倒くさそうだからやめよう」と思われるようでは、直帰率などが上昇してしまい(=満足度が低いと判断され)、検索順位もいずれ下がってしまうかもしれません。 結論を冒頭に持ってくることで、まずはユーザーに「自分が探していた情報かどうか」を判断してもらうようにしましょう。結論を読んだ上で記事を読み進めてくれる人は、その情報を詳しく知りたい人であり、全文を読んでくれる可能性が高い人となるからです。 人の関心をひきつけるという意味では論文やプレゼンの基本でもありますが、SEOのテクニックとしても有効です。 4. 数字は具体的に書く たとえば「ユーザー満足度100%のエステサロン」よりも、「顧客満足度97.2%のエステサロン」と言われたほうが、具体的で説得力がありますよね。 […]

WEBライター初心者は必読!記事を書くときに押さえてほしい6の事柄

みなさまこんにちは、メディア事業部のそめひこです。 WEBライターとしての経験がない、はたまたブログや記事を書いたことがない方と今まで何度かWEB記事を作成してきました。その中で、WEBライターとして記事を書く上で、最低限これだけは知っておいてほしいと思うことがいくつかございました。 今回は今までWEB記事を一緒に作成してきて、”最低限これだけは事前に共有しておきたい”と思った事柄をまとめましたので、ご紹介いたします。 WEBライター初心者は必読! これだけは押さえてほしい6のことまとめ 1、大前提 !「誰に対して書くのか」を意識する ブログや記事を書いたことが無い人、個人ブログしか書いたことが無い人、またニュース系の記事しか書いたことが無い人は、特にターゲットを考えずに書いてしまうことが多く見受けられます。 東京都内在住 20〜25歳 WEBデザイナー 既婚者 男性 上記のように事細かにターゲットを決める必要性はありません。記事内容からターゲットを選定するという方法も考えられますので。大切なのは、“相手”がいて、その相手にとって”必要な情報”をお伝えするために記事があるということを認識することにあります。 何故ここを強く押すのかというと、”身内ネタ(書き手しか面白くないネタ)からの脱却”が目的です。 Facebookのように、内輪のコミュティ向けコンテンツであれば、そこまで読み手を意識せず、日記のような記事でも問題ないのですが、WEBは不特定多数の閲覧が考えられます。つまりは、”全く知らない人が読んでも面白いか”というところを根底として考えなければ、身内ネタとして完結しまう恐れがあります。 “誰かに対して何かしらのお得になる内容を示す”ことがWEBライターには求められます。それを意識するためにも、「誰に対して書くのか」を意識することが重要です。 2、全力を注げ! タイトルが記事を読む読まないを決める! タイトルには大きくわけて2つの役割があります。 その記事を読むか読まないかの判断をさせる 検索エンジンに引っかける WEBメディアやオウンドメディアにはそれぞれ目的があると思います。それぞれの目的があってメディアを立上げると思うのですが、記事が読まれなければメディアの性質上、どんな目的も達成されることはありません。その読むか読まないかの判断は「タイトル」が握っています。そういう意味で、記事の内容以上にタイトルに力を入れても良いと言っても過言ではありません。 アクセス増加を狙え!読みたくなる記事タイトルの付け方、7つの秘密 | LIG 10個の実例から学ぶ!読まれるブログ記事タイトルの6つのルール | バズ部 はてブ上位20記事に共通!アクセス倍増のブログタイトル10法則 | ACラボ タイトルのテクニックやノウハウを教えてくれる記事は世の中にたくさんあります。WEBライター初心者の方は、是非一度目を通してください。 3、見出し(題目)はWEB記事の命! タイトル並に力を入れる! 良く忘れられがちなのですが、タイトル並に見出し(題目)は重要です。見出しは後に続く内容を端的に表したもので、文中の内容を示すタイトルでもあります。SEO的にも大切ですが、記事を読んで頂くという点でも、非常に大切です。 WEBの世界から有益な記事を探し出す作業と、記事の中から有益な情報を探し出す作業は範囲は違えども、意味合いは同じです。その記事の中に”読者にとって有益な情報がどこにあるのか”を示す必要性があります。 見出しをつけずにただ文字を羅列しているだけでは、有益な情報(読者がほしい情報)がどこにあるのかが一目で分からず、それが読者にとってストレスになってしまい読まれずに終わってしまいます。 後で記述しますが、SNSのシェアがある現在は特に”バズ”を生み出すだけでそのメディアが目立つことがあります。そのバズを生み出すためには、記事を読んでもらわないといけません。内容の善し悪しが、SNSのシェアに繋がるからです。 そういう意味で、記事をしっかり読んでもらうためにも、タイトル並みに見出しに力を入れましょう。 4、まずは”シェアされやすい記事”からスタートする オリジナルな形式で記事を書き始めることはとても難しいです。ですので、まずはシェアされやすい記事のサンプルを元にフォーマットを整えて記事を作成していくことをオススメします。 リスト記事 「何かをする方法」や、「何かうまく行っていないことを解決する方法」をステップ・バイ・ステップ(箇条書き)で教える書き方 Sample : 今さら聞けない!Photoshopで人物の髪の毛を切り抜く方法 まとめ記事 人が知りたいと思っていることを、箇条書きにしてまとめて紹介するという書き方 Sample : さぁ転職だ! IT業界を中心とした転職サイトまとめ16選 上記二点はシェアがされやすい記事のタイプです。 1で紹介した”大前提 !「誰に対して書くのか」を意識する”が自然と出来る記事のタイプであり、WEBライターの導入記事としては最適です。また、読者から見てさっと見ただけで内容を把握しやすいということや、後で自分用のチェックシートや情報源として使えるのでシェアされやすいという理由もあります。 どの仕事もそうですが、成功体験の積み重ねが継続するモチベーションへと繋がります。その点も踏まえて、まずはシェアされやすい記事タイプからスタートすることをオススメします。 […]

3分で解る!クリエイティブ・コモンズが記載された画像の扱い方

こんにちは。ディレクターのひろゆきです。 僕は仕事柄、web上に落ちているライセンスフリーの画像を集めるのが趣味なのですが海外で見つけた画像など、 使用していいのかダメなのか判断がつかない場合があります。 そこで便りになるのがクリエイティブ・コモンズ ・ライセンスです。 ■クリエイティブ・コモンズとは? クリエイティブ・コモンズとは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。 □クリエイティブ・コモンズ公式サイト http://creativecommons.jp/licenses/#ixzz1wRpyWd00 上記は公式サイトから一部抜粋したものです。リンク先に詳しい内容が載っています。 私の解釈では「作品の提供者」と「作品を使用したい人」の、意思疎通を助けるツールだと考えています。 ■クリエイティブ・コモンズを使うメリット クリエイティブ・コモンズを使うと、下記のような メリットがあります。 ■作品を提供する側のメリット ・営利目的では使って欲しくないなー ・営利目的で使っても良いけど加工はしてほしくないぜ ・ご自由にどぞー などの気持ちを、画像を見ている人に簡単に伝えることが出来る。 ■作品を使いたい側のメリット 作品を使いたいけれど、黙って使って良いのかな?使って良いとしたらどんな条件があるのだろう? などと悩む必要が無くなる。 クリエイティブ・コモンズのライセンスにはどんな種類があるのか? 画像を利用する際の基本となるライセンスは全部で4つあります。 例えば「表示」の記号しかない画像であれば一番ゆるゆるで 原著作者の名前さえ表示すれば、どんな使い方でもOKです。 早速クリエイティブ・コモンズを使ってみたい! ライセンスとかちょっと面倒くさそうですが、やることはシンプルで簡単です! 以下、画像を例として説明したいと思います。 flickerなどのサービスを利用して公開する場合は、画像登録の際にライセンスを設定しましょう。 自分のサイトに掲載する場合などは画像の近くに記号を載せとけば良いと思います。 上記だと【「表示」のみを条件とする。】という意思表示なので 【原著作者の名前さえ表記してくれれば自由に使っていいぜ】という意思表示となります。 なので、この画像を使いたい場合は このように原著作者の名前を記載するだけで自由に画像を使えます。 以上 記載された内容に不備や間違いがありましたら、ご連絡頂けますと助かります!

Webライターが快適にライティングするための便利なツール・サービスまとめ

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さて、Webライターの皆さんは、Webライティングで必要となるスキルやテクニックなど“直接的”な知識について、日々勉強していることと思います。 しかし、Webで記事を書く上で、あると便利なツールやサービスについては、意外に知らないという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、Webライターにとって“間接的”に役に立つ、基本的なツールやサービスの情報について紹介してみたいと思います。 正直「そんなの知ってるよ」というものばかりかもしれません。だからこそ、もし知らないツールやサービスがあれば、ぜひ一度試してみてください。効率化や新しい方法を発見できるかもしれませんよ! ▼目次 最初に知っておきたい文章作成支援ツール 必ず押さえておきたいクラウドサービス あるとうれいしいプラスアルファのグッズ 就業環境を大切にしよう 1. 最初に知っておきたい文章作成支援ツール Webライティングは、Web上で原稿を作成し入稿するというお仕事。極端な話、ネットにつながる環境とパソコンさえあれば、他に何もなくてもひと通りの仕事はできます。 しかし、パソコンに標準搭載されているツールだけで文章を作成するのは、実は非常に効率が悪いのです。そこで、文章作成を支援するためのツールのうち、まずは絶対に知っておくべきものについて紹介していきたいと思います。 1. 文字数カウントツール どんな原稿であっても、最低限考慮しなければいけないのが文字数です。 字数の過不足についての最終的な確認はもちろん、原稿作成の途中の段階でも「このボリュームで最後まで書いてしまって大丈夫か?」というチェックは必須となります。 その際に便利なのが、文字数を自動カウントしてくれるツール。Web上には文字数はもちろん、行数や段落数、バイト数などまでカウントしてくれる無料のツールがたくさん公開されています。ぜひ活用してみましょう。 文字数カウンターBiglobe http://www2u.biglobe.ne.jp/~yuichi/rest/strcount.html 【文字数カウント】ーODN http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm 2. 文章校正支援ツール Webライティングの作業は基本的に1人でおこなうため、表記のユレや誤字・脱字といった“間違い”に自分では気づけないことが多々あります。 もちろん媒体に掲載する記事原稿の場合、媒体側の編集者がチェックをしてくれますが、プロとして原稿を納品する以上はできるだけ完成度を高めて入稿したいですよね。 自身でのチェックの際に便利なのが、文章校正を自動でおこなってくれるツール。 但し文章表現や漢字には(書き手側の)色んな用途や狙いがあるので、校正ツールは万能というわけにはいきません。あくまでも“1つの参考意見”として、自身での二重チェックの際に活用してみましょう。 日本語文章校正ツール http://www.japaneseproofreader.com/ 3. 日本語入力支援ツール 各パソコンには「IME」と呼ばれる“日本語を入力するためのかな漢字変換システム”が標準で搭載されています。 そのおかげで、どんなパソコンでも日本語が入力できるわけですが、残念ながら変換の精度は低いというのが現状です。 皆さんも日頃から「そうじゃないよ!」という漢字変換ばかり提示されてしまい、ストレスを感じているかもしれませんね。 文章入力の効率が落ちたり、誤字・脱字が増える大きな原因の1つと言えるでしょう。だからこそおススメしたいのが、有料の日本語入力支援ツールの導入。 有料のものがほとんどですから、「日本語の変換機能」にお金を払うのは正直抵抗があるかもしれません。しかしWebライターという文章で稼ぐプロだからこそ、スムーズな文章入力による作業効率アップは重要ではないでしょうか。 ATOK 日本語入力支援ツールの定番。文章の流れに応じ、長文や話し言葉もスムーズに変換。類似語提示や辞書、誤表現の指摘といった機能も充実しています。 http://www.atok.com/products/index.html 2. 必ず押さえておきたいクラウドサービス 複数のパソコンやモバイル機器から、常に同じ情報にアクセスできるクラウドサービス。 外出先でのライティングや取材、ちょっとした思いつきのメモなど、あらゆるシーンで文章や素材をいつでも最新版に更新できます。 ここでは、既にお馴染みすぎる2つのサービスを紹介しておきます。もし名前は知っているけど使っていないという人がいれば、ぜひ使ってください。便利ですよ! a. Evernote クラウド上に、文書や画像はもちろん、音声やWebページなどあらゆる形式のファイルをノートとして保存できるサービスが『Evernote』。 複数のノートを一括で管理できる“ノートブック”という機能があるので、記事ごとに必要となる資料をまとめて保存しておくと便利です。全てにインデックスが作られるので、検索も簡単にすることができます。 またGoogle Chromeの拡張機能として、『Evernote Web クリッパー』というものがあるので、あわせてインストールしておきましょう。 こちらには「簡易記事の作成」という機能があり、これを設定しておけばWebページ内の余計な装飾や広告を取り去って、必要な記事と図版だけを表示させることができます。 […]

Webメディアと紙媒体の4つの違い「掲載できる情報量」「ライター個人の集客責任」など

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さて、Webライティングに興味のある方なら、誰でも一度は「Webメディアと紙媒体の違い」について考えたことがあるのではないでしょうか。 実際、LIGブログ編集部でも、WebにはWebの、紙には紙のやり方があると感じています。そこで今回は、“Webライターならこれだけは理解しておきたい”という4つの違いについて学んでいきましょう。 両者の違いを知れば、より効果的なWebライティングができるようになるはずですよ! ▼目次 掲載できる情報量の違い ライター個人の集客責任の違い 記事が掲載されることの「権威」の違い 情報の広がり方の違い 1. 掲載できる情報量の違い 紙とWebのライティングにおける大きな違いとして、真っ先に挙げられるのは「字数制限」です。しかしWebライターとして意識しなければならないのは、そのさらに上となる「掲載できる情報量の違い」についてです。 a. 紙メディアの情報制限 紙メディアは決められた枠(紙面)の中で、どの情報(文字・写真・図表その他すべて)を、どういうバランスで配置するかが厳密に定められています。 そのため、文字数に関する制限は特に厳しく、オーバーは絶対に許されません。字数不足も、数文字レベルでしか許されないという場合がほとんどでしょう。 同様に、写真や図表なども掲載できるスペースおよび種類が限られているため、厳選したものしか用いることができません。 つまり“いい記事”に仕上げるためには、膨大な情報のうち要点をいかに無駄なく伝えられるか、という“余計な部分を削る”ための職人的なスキルが要求されることになります。 b. Webメディアの情報制限 一方、Webメディアでは、あまり厳密な情報制限は存在しません。もちろん記事の目安となる字数範囲は指定されるでしょうし、ベースとなる情報の配置も定められているでしょう。 しかし、情報掲載量に“紙面”という物理的な制限のかかる紙と違い、Webは画面を下に伸ばすことでいくらでも掲載情報を増やすことができます。 この違いは非常に大きく、たとえば単純に「内容が濃いから、今回は文字数を多くしよう」という対応が可能となります。しかしそれ以上に、文章では伝えづらいような情報についても、 写真を入れる グラフや図表を入れる 要点を箇条書きでリストにする などの文章以上に意図を伝えやすい表現方法を、画面に占める割合を気にすることなく活用できるという利点があります。 あわせて、 詳細や関連情報についてはリンク先で紹介 とすることで、それらの解説や要約について、余計な字数や手間を割く必要もなくなります。 c. 両メディアの自由度の違い このようにWebメディアは表現に関する自由度が高いのですが、その反面、読む側も簡単に別のサイトに移動したり途中で読むのをやめたりすることができるという特徴があります。そのため、文章の書き方は“最後まで読み飛ばされないようにする”ことを最大限に意識した上で、言い回しなどはできるだけシンプルなものとしておく必要があります。 一方紙メディアは、記事が掲載された雑誌が既に読者に購入されている状況のため、そこから読まれないという心配がほとんどありません。だからこそ“興味深く読んでもらう”“読み終えた後の余韻を楽しんでもらう”ような文章を書くことが重要となります。 そういう意味では、読んでいて心地の良いリズム感など“文章本来が持つ魅力的な表現方法”に関しては、紙メディアのほうが実は自由度が高いといえるかもしれません。 2. ライター個人の集客責任の違い ライターが記事を書く以上は、当然読者を集める(=集客する)必要があります。しかし「掲載雑誌の購入」が読んでもらうための大前提となる紙メディアの記事と、検索結果やシェアなどから「自由に無料」で読めるWebメディアの記事とでは、集客に関するライター個人の責任が大きく異なります。 a. 紙メディアの集客責任 記事は、掲載誌が購入された後、はじめて読者に読まれるものとなります。つまり、読まれるか・読まれないかの大部分は雑誌が売れるかどうかにかかっています。その一方で、どの記事がどれだけ売上に貢献したか、というのは(よほど社会的な反響でも呼ばない限りは)ハッキリとはわかりません。 漫画などのように「作品名」あるいは「作者名」で読者が購読判断するような基準があれば、単行本売上などの指標で貢献度をある程度算出できます。しかし“ライターの名前で判断して雑誌を買う”という人はほとんどいないでしょう。 もちろん良い記事を揃えないと雑誌は売れないので、編集部は読者アンケートなど何らかの方法で貢献分析を行います。しかし基本的には、コンセプトなどを含めた編集部の全体方針に読者が共感するかどうか、に雑誌の売上は左右されます。 そういう意味で、集客責任を持つ編集部のイメージに合致する記事が書けるかどうかが重要となり、紙媒体においてはライター個人には直接的な集客責任はほとんどないといえるでしょう。 b. Webメディアの集客責任 記事には「PV」などの明確に集客を計測できる指標が存在するため、Webメディアではライター個人に直接的な集客責任が求められます。その主な集客経路は以下の2つとなります。 検索経由による集客 掲載誌自体を購入してから読むしかない紙メディアと異なり、Webメディアの場合はTOPページから記事を読む(≒紙媒体でいう購入)よりも“検索から訪れる読者”をどれだけ獲得できるか、が重要となります。 ちょっとしたライティングの違いでこの検索結果からの集客には大きな差が生まれます。だからこそ、ライター個人による集客力の差はより明確なものとなります。 SNS経由による集客 「購入」という高いハードルのある紙メディアと異なり、Webメディアで記事を読んでもらうハードルは「クリック」だけです。だからフォロワーなど、自身の“ファン”の人数が多ければ、ライターとして“発信力を持っている”といえるでしょう。 FacebookやTwitterなどで自分で拡散をおこなえば、それだけで集客ができるからです。 また、いわゆる“バズ”が起きれば、シェアやリツイートによって多くの集客が見込めるようになります。メディア側も単純な文章力だけではなく、そういう数値で計測できる発信力を期待して仕事を依頼するケースは今後も多くなると考えられます。 c. […]

違いのわかるライターになろう!Webメディアの種類と特徴をまとめてみた

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。 さてWebライターを目指す皆さんは、Webメディアに掲載するための記事を書く方法を日々勉強していると思います。 でも「Webメディア」とひと口に言っても、その種類は実に豊富。もちろん「各媒体に最適な記事」を書くことが一番重要なのですが“どういう種類のWebメディアに載せる記事を書こうとしているのか”を知識として押さえておくことも大切です。 そこで今回は、どれもなんとなく同じに思えてしまう「Webメディア」のうち、必ず押さえておきたいメディアの種類と違いについて、3つのポイントを解説していきます。しっかり把握して“違いのわかる”Webライターを目指しましょう! ▼目次 一次メディアと二次メディア オウンドメディア Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア) 1. 一次メディアと二次メディア 名称自体はあまり一般的な言い方ではありませんが、メディアにおける情報発信の経路としては一次と二次との2段階があります。その違いについて、まずはしっかりと認識しておきましょう。 a. 一次メディアとは 記事を掲載し、発信元となるメディアのことを指します。いわゆる「編集部」の機能を持っている掲載媒体で、一番イメージのつきやすいWebメディアだと思います。一時メディアでは主に、 オリジナル記事(そのメディアのスタッフが書いた独自の記事) 寄稿記事(そのメディアと契約している外部の人間が書いた記事) 転載記事(引用元を明示した上での転載、あるいは海外記事の翻訳・要約など) という3種類の記事を中心に発信しており、その比率や扱うジャンルは各媒体によって異なります。 Webライターを目指す皆さんは、まずこの一次メディアで記事を書くことが目標になると思われます。もちろん掲載元が有名メディアであればあるほど、発信時点での注目度は高まります。 b. 二次メディアとは 一次メディアで書かれた記事を、諸条件に基づき配信するメディアのことを指します。Yahoo!ニュースなどでお馴染みの「ポータルメディア」と呼ばれるものがその代表格ですが、GunosyやSmartNewsなど、最近話題の「キュレーションメディア」も二次メディアとなります。 規模の大きな二次メディアで配信されれば、記事へ大量の訪問者の流入が見込まれます。但し二次メディアは、あくまでも一次メディアの配信提携先メディア、またはキュレーションする側のメディアとなるので、ライター側で何らかのコントロールすることはできません。 記事を書く上では、基本的には自身が寄稿するメディア(=一次メディア)のことを最優先に考えましょう。 【二次メディア参考例】 「話題の最新ニュースが見つかる!おすすめキュレーションアプリ比較まとめ」 「情報を効率よく手に入れよう!キュレーションサイトをまとめてみた!」 2.オウンドメディア 各企業が自社で所有するメディアである「オウンドメディア」は、広告掲載による収入(つまり、とにかく多くの訪問者の獲得)を目的とする一般ニュースメディアとは全く異なる存在になります。 a. オウンドメディアとは 企業がオリジナルの情報を発信し、それによって“ユーザーとの関係性を構築する”ことを目的としたメディア、という位置づけになります。 (※本来のオウンドメディアとは、広報誌やパンフレットその他すべての企業刊行物を指しますが、ここではWebメディアについてのみを対象として解説していきます) 単純に言えば、検索結果などで記事を見つけた訪問者にとって、役に立つ・興味深い情報を提供し、その企業のファンになってもらうこと、が目的のメディアとなります。 もちろんメディアである以上、話題性のある記事で一時的に多くの訪問者を獲得する施策を打つことも必要です。しかし一番大切なのは、(中・長期的には)その企業の製品やサービスを購入したい、と思わせるような良質の記事コンテンツを継続して発信することになります。 【オウンドメディア参考例】 「オウンドメディア運用の参考になるWebサイトと企業の公式ブログ10選」 b. オウンドメディアとWebライターの現在 オウンドメディアだからといって、記事を書く人がすべてその会社の社員、というわけでは勿論ありません。 むしろ「うちの会社も情報発信のためにメディアサイトを作ろう」「自社のコーポレートサイトをメディア化しよう」というニーズが高まっているため、サイトの制作からメディア運用まで一括して外注しているというケースがどんどん増えています。 つまり現在、Webライターにとってはチャンスが広がり続けている状況なのです。 特にオウンドメディアは、その企業の取り扱う事業領域に関連した記事を掲載することがほとんど。そのため、ある分野に関する専門的な知識を持っているライターは、多くの同系列のメディアで重宝されることになります。 c. オウンドメディアの記事では何を意識すればよいのか 本質的には、通常のメディアに掲載する記事との間に大きな違いはありません。 もちろん企業が運営するメディアである以上、言い回しや表現については、その企業のトーンやマナーにあわせなければいけません。また、ある程度事前に定められたテーマ性を守ることも必要になります。但しあまり制限を設けてしまうと記事自体の面白さを欠いてしまう(せっかくのメディア化の意味がなくなってしまう)ため、内容については比較的自由に書かせてもらえる場合も多いです。 むしろ、一番重要となるのは、その記事の「切り口」。 総合的な領域を取り扱うニュースメディアと異なり、オウンドメディアは当然ながら(その企業の製品・サービスに関連した)専門的な領域を取り扱います。だからこそ、より深い切り口や、今まで注目しなかったニッチな切り口、誰も結び付けなかった分野と関連させた切り口など、様々な切り口が求められることになるでしょう。 切り口を変えないと、単純にすぐネタ切れになってしまう、という事情ももちろんあります。しかしそれ以上に、その分野の専門的な情報を求めている人に「ウチはこんな角度で面白い情報提供ができるんですよ」と記事で示すことで、提供企業の信頼度向上やファン獲得へとつながることがメリットとなっていくのです。 【国内有名オウンドメディア事例】 弁護士ドットコム トピックス http://www.bengo4.com/topics/ […]