Category Archives: ネタ集めの方法からリスクヘッジまで、押さえておきたい基本事項

3分で解る!クリエイティブ・コモンズが記載された画像の扱い方

こんにちは。ディレクターのひろゆきです。
僕は仕事柄、web上に落ちているライセンスフリーの画像を集めるのが趣味なのですが海外で見つけた画像など、
使用していいのかダメなのか判断がつかない場合があります。

そこで便りになるのがクリエイティブ・コモンズ ・ライセンスです。

■クリエイティブ・コモンズとは?

クリエイティブ・コモンズとは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。

□クリエイティブ・コモンズ公式サイト
http://creativecommons.jp/licenses/#ixzz1wRpyWd00

上記は公式サイトから一部抜粋したものです。リンク先に詳しい内容が載っています。
私の解釈では「作品の提供者」と「作品を使用したい人」の、意思疎通を助けるツールだと考えています。

■クリエイティブ・コモンズを使うメリット

クリエイティブ・コモンズを使うと、下記のような メリットがあります。

■作品を提供する側のメリット
・営利目的では使って欲しくないなー
・営利目的で使っても良いけど加工はしてほしくないぜ
・ご自由にどぞー
などの気持ちを、画像を見ている人に簡単に伝えることが出来る。

■作品を使いたい側のメリット
作品を使いたいけれど、黙って使って良いのかな?使って良いとしたらどんな条件があるのだろう?
などと悩む必要が無くなる。

クリエイティブ・コモンズのライセンスにはどんな種類があるのか?

画像を利用する際の基本となるライセンスは全部で4つあります。
例えば「表示」の記号しかない画像であれば一番ゆるゆるで
原著作者の名前さえ表示すれば、どんな使い方でもOKです。
ccs

早速クリエイティブ・コモンズを使ってみたい!

ライセンスとかちょっと面倒くさそうですが、やることはシンプルで簡単です!
以下、画像を例として説明したいと思います。

setumei3
flickerなどのサービスを利用して公開する場合は、画像登録の際にライセンスを設定しましょう。
自分のサイトに掲載する場合などは画像の近くに記号を載せとけば良いと思います。

上記だと【「表示」のみを条件とする。】という意思表示なので
【原著作者の名前さえ表記してくれれば自由に使っていいぜ】という意思表示となります。

なので、この画像を使いたい場合は

setumei2

このように原著作者の名前を記載するだけで自由に画像を使えます。

以上
記載された内容に不備や間違いがありましたら、ご連絡頂けますと助かります!

Webライターが快適にライティングするための便利なツール・サービスまとめ

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さて、Webライターの皆さんは、Webライティングで必要となるスキルやテクニックなど“直接的”な知識について、日々勉強していることと思います。

しかし、Webで記事を書く上で、あると便利なツールやサービスについては、意外に知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Webライターにとって“間接的”に役に立つ、基本的なツールやサービスの情報について紹介してみたいと思います。

正直「そんなの知ってるよ」というものばかりかもしれません。だからこそ、もし知らないツールやサービスがあれば、ぜひ一度試してみてください。効率化や新しい方法を発見できるかもしれませんよ!

▼目次

  1. 最初に知っておきたい文章作成支援ツール
  2. 必ず押さえておきたいクラウドサービス
  3. あるとうれいしいプラスアルファのグッズ
  4. 就業環境を大切にしよう

1. 最初に知っておきたい文章作成支援ツール

webtool-support

Webライティングは、Web上で原稿を作成し入稿するというお仕事。極端な話、ネットにつながる環境とパソコンさえあれば、他に何もなくてもひと通りの仕事はできます。

しかし、パソコンに標準搭載されているツールだけで文章を作成するのは、実は非常に効率が悪いのです。そこで、文章作成を支援するためのツールのうち、まずは絶対に知っておくべきものについて紹介していきたいと思います。

1. 文字数カウントツール

どんな原稿であっても、最低限考慮しなければいけないのが文字数です。

字数の過不足についての最終的な確認はもちろん、原稿作成の途中の段階でも「このボリュームで最後まで書いてしまって大丈夫か?」というチェックは必須となります。

その際に便利なのが、文字数を自動カウントしてくれるツール。Web上には文字数はもちろん、行数や段落数、バイト数などまでカウントしてくれる無料のツールがたくさん公開されています。ぜひ活用してみましょう。

  • 文字数カウンターBiglobe
  • 【文字数カウント】ーODN

2. 文章校正支援ツール

Webライティングの作業は基本的に1人でおこなうため、表記のユレや誤字・脱字といった“間違い”に自分では気づけないことが多々あります。

もちろん媒体に掲載する記事原稿の場合、媒体側の編集者がチェックをしてくれますが、プロとして原稿を納品する以上はできるだけ完成度を高めて入稿したいですよね。

自身でのチェックの際に便利なのが、文章校正を自動でおこなってくれるツール。

但し文章表現や漢字には(書き手側の)色んな用途や狙いがあるので、校正ツールは万能というわけにはいきません。あくまでも“1つの参考意見”として、自身での二重チェックの際に活用してみましょう。

  • 日本語文章校正ツール

3. 日本語入力支援ツール

各パソコンには「IME」と呼ばれる“日本語を入力するためのかな漢字変換システム”が標準で搭載されています。

そのおかげで、どんなパソコンでも日本語が入力できるわけですが、残念ながら変換の精度は低いというのが現状です。

皆さんも日頃から「そうじゃないよ!」という漢字変換ばかり提示されてしまい、ストレスを感じているかもしれませんね。

文章入力の効率が落ちたり、誤字・脱字が増える大きな原因の1つと言えるでしょう。だからこそおススメしたいのが、有料の日本語入力支援ツールの導入。

有料のものがほとんどですから、「日本語の変換機能」にお金を払うのは正直抵抗があるかもしれません。しかしWebライターという文章で稼ぐプロだからこそ、スムーズな文章入力による作業効率アップは重要ではないでしょうか。

  • ATOK

日本語入力支援ツールの定番。文章の流れに応じ、長文や話し言葉もスムーズに変換。類似語提示や辞書、誤表現の指摘といった機能も充実しています。

2. 必ず押さえておきたいクラウドサービス

webtool-cloud

複数のパソコンやモバイル機器から、常に同じ情報にアクセスできるクラウドサービス

外出先でのライティングや取材、ちょっとした思いつきのメモなど、あらゆるシーンで文章や素材をいつでも最新版に更新できます。

ここでは、既にお馴染みすぎる2つのサービスを紹介しておきます。もし名前は知っているけど使っていないという人がいれば、ぜひ使ってください。便利ですよ!

a. Evernote

クラウド上に、文書や画像はもちろん、音声やWebページなどあらゆる形式のファイルをノートとして保存できるサービスが『Evernote』。

複数のノートを一括で管理できる“ノートブック”という機能があるので、記事ごとに必要となる資料をまとめて保存しておくと便利です。全てにインデックスが作られるので、検索も簡単にすることができます。

またGoogle Chromeの拡張機能として、『Evernote Web クリッパー』というものがあるので、あわせてインストールしておきましょう。

こちらには「簡易記事の作成」という機能があり、これを設定しておけばWebページ内の余計な装飾や広告を取り去って、必要な記事と図版だけを表示させることができます。

この状態で「保存」しておけば1枚のノートとしてEvernoteに保存されるので、とても重宝する機能です。

  • Evernote
  • Evernote Web クリッパー

b. Dropbox

オンラインストレージサービスの代表格である『Dropbox』。今やパソコン間でのファイル同期の必需品です。

作成中の原稿(および使用画像などのデータ)は全て放り込んでおきましょう。いつでもどこでもライティング作業の続きができるようになります。

ログインなどは行う必要がなく、フォルダに入れるだけで自動保存してくれるので使い方も簡単です。2GBの容量までは無料で使えるのも魅力。

そしてWebライティングをおこなう上で嬉しいのが「履歴保存機能」。うっかり上書きしてしまったファイルを、簡単に元に戻すことができます。

  • Dropbox

 

どちらも大変便利なクラウドサービスですが、『Evernote』には参考資料系を、『Dropbox』には原稿系を、というように、用途に応じて保存先を分けておきましょう。

フォルダ名を同じ名前にしておけば、記事の作成時にスムーズに活用できますね。

3. あるとうれいしいプラスアルファのグッズ

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ここでは、あれば必ずプラスアルファを生み出すグッズについて紹介しておきたいと思います。

取材などを精力的にこなす記者やフリーライターの方が重宝しているものがほとんどですが、Webライターの皆さんも常備しておけば必ず記事作成の役に立つはずです!

類語辞典

ある言葉の意味を調べたいと思ったとき、Web上の国語辞典を利用すればきっと解決するでしょう。

しかしそれでは「知りたい」と思ったことがピンポイントでわかるだけで、特に広がりは生まれません。(インターネット全般にいえる現象かもしれませんが…)

たとえば記事内で「どうも同じ表現が続いてしまう」という状況になったとき、それは国語辞典では解消できません。

そんなときは類語辞典を使ってみましょう。ある単語に対し、類語や同音語の使い分け・他の言い回しなどを探したり確認することができる辞典です。

思わぬ単語のつながりなども知ることができ、文章好きなら読むだけでも楽しいはず。Webライターとして必須の語彙力をアップさせるためにも、欠かせないアイテムです。

用字用語辞典

原稿を書く際には、用字用語や漢字の送りなどの統一が必須になります。

掲載先の媒体にしっかりとしたルールがあれば、まずはそれに従いましょう。しかし、大枠は定められていても、細かいところまでは明文化されていない、という媒体も多いです。

どういう表記にするのが適切かなど、気になることがあれば用字用語辞典を用いるようにしましょう。

各新聞社や通信社が発行している用字用語辞典、あるいはNHK内で利用されている報道文書作成用の『NHK 新用字用語辞典』などは、記事を書くときの指針として利用されることも多いようです。

ペンと手帳

メモは全てスマホで、という人も最近は多いようですが、ちょっとしたアイデアなどは紙に書き出したほうがいい成果につながるかもしれません。

米国の大学の研究によると、授業中のノートを「手書き」した場合と「キーボードでタイピング」した場合とで比べたところ、手書きの方が“授業内容の理解を深め、記憶に留める効果が高い”という成果が出たそうです。

参照:New York Times

もちろん単純に「電池切れがない」「図を書きながらブレストができる」といった手書きならではのメリットもあります。

その他の用途も色々ありますので、スマホ派も一応持っておきたいですね。

軽くて駆動時間の長いPC

外出先で原稿を書くのであれば、何よりも“軽さ”“駆動時間の長さ”に優れたPCを選ぶべきでしょう。

いくらスペックの高いPCでも、持ち運び自体にストレスを感じるようでは意味がありません。そもそも長時間のライティングができないようでは、Webライター向けのPCとは言えませんよね。

もちろん画像の取り込みや加工など、ライティング以外にも記事作成上必須とされる作業は多いでしょう。

ただしそれらは高性能のデスクトップPCでの自宅作業と割り切り、外出先はライティングに徹するほうが作業効率はアップするはずです。

また、最低限必要となるやり取りなどはスマホで代替できるので、PCではなく『ポメラ』などのテキスト入力に特化した電子機器を持っておくのもいいかもしれません。

ICレコーダー

機能的にはスマホの録音アプリなどで十分代替可能でしょう。しかし、スマホはスマホとして使いたい場面も多く、できればICレコーダーは別途で準備しておきたいところ。インタビュー記事などは書かないライターであっても、セミナーやちょっとした取材など持っておいて損はありません。

※録音を行うときは、必ず相手に事前に許可を取りましょう

スマホの予備電源

Webライターでなくとも普通に持ち歩いている人は大勢いますが、やはり持っておくと安心なアイテムです。カバンに1つは入れておきましょう。

名刺

Webライターにとって、名刺はセルフブランディングのための大事なツール。最近はSNSなどで気軽にやり取りができるから、とあまり重視しない人も増えているようですが、直接会ったときの記憶を補完してくれるのはやはり名刺です。

インパクトを与えるような名刺でなくとも、「すみません、今名刺が切れておりまして」という事態だけは避けるよう、日頃から注意しておきましょう。クライアントが仕事の発注先を選ぼうと思った際、参照にするのは記憶ではなく名刺フォルダなのですから。

4. 就業環境を大切にしよう

webtool-office

WebライターはとにかくPCと向かい合う仕事です。取材などを除けば基本的には座りっぱなしですし、寝てるとき以外はずっと画面を見てる、なんてことも決して珍しくありません。

やり甲斐があっても確実に健康には悪い状況です。仕事だから仕方ないことも多いとはいえ、何事も身体が資本。せめてこういうものが準備できれば、というものを最後にまとめて紹介させていただきます。

たまには違う環境で作業しよう

普段オフィスで仕事をしている人も、自宅で仕事をしている人も、無線LANと電源のあるお洒落なカフェなんかで作業をしてみてはいかがでしょうか。

休日に作業をするとき、気分転換したいとき、美味しいコーヒーを飲みながら集中したいとき。「いつもと違う落ち着いた環境」での作業というのは、精神的にも大切ですよ。

【参考記事:カフェまとめ】

液晶モニタはいいものを

ずっと画面を見ている仕事ですから目が疲れにくい液晶モニタで作業するというのが一番効果的です。

外出先に携帯する用のPCはともかく、自宅でしっかり作業する用のPCは、目に優しいものを選びましょう。ポイントは、

      • ノングレア(非光沢)IPSパネル採用
      • Paperモード(ブルーライトカット機能)搭載

という2点を満たしているかどうか。これでとにかく目が疲れにくくなるはずです。

あわせて、買い替えが難しくても、パソコンのモニターの汚れはきちんと手入れするようにしましょう。液晶画面がキレイになっているだけでも、目にかかる負担は随分軽減されるはずです。

とにかく身体のケアをこまめに

上記以外にも、

      • 蛍光灯をLEDライトに変える
      • 目薬を適度な頻度でさす
      • ブルーライトをカットするPC用メガネをかける
      • 眼精疲労を回復するマッサージをする

などのような目に対するケアはもちろん、

      • 腰に負担がかからないイスやクッションを購入する
      • 仕事の合間に簡単なエクササイズをおこなう
      • 席を立って歩く時間をつくる
      • 少しの時間だけ昼寝をする
      • 気分転換のための時間を強制的に設ける

といった身体全体へのケアは欠かさないようにしましょう。いい記事を書くには、まずは健康であること。これが大事です。

まとめ

webtool-matome

いかがでしたでしょうか。

Webライティングをおこなう上で、バズをおこすためのスキルや深い知識を知る勉強は欠かせません。でも、いい記事を書くためには、なるべく記事を書くことに集中できる環境が必要です。

記事を書くのは皆さん自身。コンスタントにいい記事が提供し続けられるよう、なるべく効率的で、なるべく良い体調を保つことにも日頃から気を配っておきましょう。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

Webメディアと紙媒体の4つの違い「掲載できる情報量」「ライター個人の集客責任」など

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さて、Webライティングに興味のある方なら、誰でも一度は「Webメディアと紙媒体の違い」について考えたことがあるのではないでしょうか。

実際、LIGブログ編集部でも、WebにはWebの、紙には紙のやり方があると感じています。そこで今回は、“Webライターならこれだけは理解しておきたい”という4つの違いについて学んでいきましょう。

両者の違いを知れば、より効果的なWebライティングができるようになるはずですよ!

▼目次

  1. 掲載できる情報量の違い
  2. ライター個人の集客責任の違い
  3. 記事が掲載されることの「権威」の違い
  4. 情報の広がり方の違い

1. 掲載できる情報量の違い

media-infomation

紙とWebのライティングにおける大きな違いとして、真っ先に挙げられるのは「字数制限」です。しかしWebライターとして意識しなければならないのは、そのさらに上となる「掲載できる情報量の違い」についてです。

a. 紙メディアの情報制限

紙メディアは決められた枠(紙面)の中で、どの情報(文字・写真・図表その他すべて)を、どういうバランスで配置するかが厳密に定められています。

そのため、文字数に関する制限は特に厳しく、オーバーは絶対に許されません。字数不足も、数文字レベルでしか許されないという場合がほとんどでしょう。

同様に、写真や図表なども掲載できるスペースおよび種類が限られているため、厳選したものしか用いることができません。

つまり“いい記事”に仕上げるためには、膨大な情報のうち要点をいかに無駄なく伝えられるか、という“余計な部分を削る”ための職人的なスキルが要求されることになります。

b. Webメディアの情報制限

一方、Webメディアでは、あまり厳密な情報制限は存在しません。もちろん記事の目安となる字数範囲は指定されるでしょうし、ベースとなる情報の配置も定められているでしょう。

しかし、情報掲載量に“紙面”という物理的な制限のかかる紙と違い、Webは画面を下に伸ばすことでいくらでも掲載情報を増やすことができます。

この違いは非常に大きく、たとえば単純に「内容が濃いから、今回は文字数を多くしよう」という対応が可能となります。しかしそれ以上に、文章では伝えづらいような情報についても、

  • 写真を入れる
  • グラフや図表を入れる
  • 要点を箇条書きでリストにする

などの文章以上に意図を伝えやすい表現方法を、画面に占める割合を気にすることなく活用できるという利点があります。

あわせて、

  • 詳細や関連情報についてはリンク先で紹介

とすることで、それらの解説や要約について、余計な字数や手間を割く必要もなくなります。

c. 両メディアの自由度の違い

このようにWebメディアは表現に関する自由度が高いのですが、その反面、読む側も簡単に別のサイトに移動したり途中で読むのをやめたりすることができるという特徴があります。そのため、文章の書き方は“最後まで読み飛ばされないようにする”ことを最大限に意識した上で、言い回しなどはできるだけシンプルなものとしておく必要があります。

一方紙メディアは、記事が掲載された雑誌が既に読者に購入されている状況のため、そこから読まれないという心配がほとんどありません。だからこそ“興味深く読んでもらう”“読み終えた後の余韻を楽しんでもらう”ような文章を書くことが重要となります。

そういう意味では、読んでいて心地の良いリズム感など“文章本来が持つ魅力的な表現方法”に関しては、紙メディアのほうが実は自由度が高いといえるかもしれません。

2. ライター個人の集客責任の違い

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ライターが記事を書く以上は、当然読者を集める(=集客する)必要があります。しかし「掲載雑誌の購入」が読んでもらうための大前提となる紙メディアの記事と、検索結果やシェアなどから「自由に無料」で読めるWebメディアの記事とでは、集客に関するライター個人の責任が大きく異なります。

a. 紙メディアの集客責任

記事は、掲載誌が購入された後、はじめて読者に読まれるものとなります。つまり、読まれるか・読まれないかの大部分は雑誌が売れるかどうかにかかっています。その一方で、どの記事がどれだけ売上に貢献したか、というのは(よほど社会的な反響でも呼ばない限りは)ハッキリとはわかりません。

漫画などのように「作品名」あるいは「作者名」で読者が購読判断するような基準があれば、単行本売上などの指標で貢献度をある程度算出できます。しかし“ライターの名前で判断して雑誌を買う”という人はほとんどいないでしょう。

もちろん良い記事を揃えないと雑誌は売れないので、編集部は読者アンケートなど何らかの方法で貢献分析を行います。しかし基本的には、コンセプトなどを含めた編集部の全体方針に読者が共感するかどうか、に雑誌の売上は左右されます。

そういう意味で、集客責任を持つ編集部のイメージに合致する記事が書けるかどうかが重要となり、紙媒体においてはライター個人には直接的な集客責任はほとんどないといえるでしょう。

b. Webメディアの集客責任

記事には「PV」などの明確に集客を計測できる指標が存在するため、Webメディアではライター個人に直接的な集客責任が求められます。その主な集客経路は以下の2つとなります。

検索経由による集客

掲載誌自体を購入してから読むしかない紙メディアと異なり、Webメディアの場合はTOPページから記事を読む(≒紙媒体でいう購入)よりも“検索から訪れる読者”をどれだけ獲得できるか、が重要となります。

ちょっとしたライティングの違いでこの検索結果からの集客には大きな差が生まれます。だからこそ、ライター個人による集客力の差はより明確なものとなります。

SNS経由による集客

「購入」という高いハードルのある紙メディアと異なり、Webメディアで記事を読んでもらうハードルは「クリック」だけです。だからフォロワーなど、自身の“ファン”の人数が多ければ、ライターとして“発信力を持っている”といえるでしょう。

FacebookやTwitterなどで自分で拡散をおこなえば、それだけで集客ができるからです。

また、いわゆる“バズ”が起きれば、シェアやリツイートによって多くの集客が見込めるようになります。メディア側も単純な文章力だけではなく、そういう数値で計測できる発信力を期待して仕事を依頼するケースは今後も多くなると考えられます。

c. 集客責任のメリット・デメリット

数字がハッキリしてしまう分、Webのほうがより「数字の取れる書き方」を意識しなければならず、いわゆる“いい文章”からは遠い記事になってしまうことが多いです。特に検索からの集客を意識したSEOライティングには、慣れないうちは違和感があるかもしれません。しかし、

  • 過去記事などがリンクから簡単にまとめて読める
  • 記事を読んだ後で気軽にフォローできる
  • SNSやブログなどから、記事と関係のない情報でもどんどん発信できる

というような点から、同じ署名記事であってもWebメディアのライターのほうが自身のファンは作りやすいと言えるでしょう。

3. 記事が掲載されることの「権威」の違い

media-authority

「○○新聞や雑誌の△△で記事を書いた」と「□□というサイトで記事を書いた」というのでは、世間の評価はまだまだ前者のほうが高いでしょう。もっと単純に、自分が友達に自慢したい、と思うのも前者ではないでしょうか。やはり記事が掲載されることの「権威」については、現状では紙メディアのほうが上であるかも知れません。

どんな仕事にも共通して言えることですが、やはり手間のかかったものほど完成度の高さ、つまり商品に対する信頼度は上がっていきます。メディアだって例外ではありません。Webメディアと比べ、1つの記事が公開されるまでの工程で「編集」や「校閲」など、数多くの人の目が入ることになるのが紙メディアです。

記事は多くの人に磨かれることで、客観性が強まり、信頼度が高まっていきます。具体的には以下の4つのポイントが、紙メディアとWebメディアとの現在の権威の差を生んでいるように思います。

a. メディア側の責任の差

たとえライターの署名記事であっても、一旦掲載してしまえば“そのメディアを代表する見解”として記事が扱われてしまうのが紙メディアです。掲載までにあらゆる手間をかけなければならない大きな理由の1つでしょう。

一方、Webメディアの多くは、編集以外の工数をそれほどかけることがないのも事実です。ライターの個性という主観性を大事にしたWebの記事は、いろいろな切り口があって面白いのですが、基本的にはそのメディアを代表した見解となることはありません。

もちろん掲載に対する責任はメディア側にありますが、スタンスとしてはあくまでも個の集合(いろいろなライターの意見を載せただけ)ということになってしまいがちです。

自由な主張として掲載される分、「○○に載った!」ということの説得力はどうしてもWebメディアのほうが弱くなってしまいます。

b. 記事の書き直しの発生有無の差

紙メディアは一度出荷してしまうと、もうやり直しはききません。誤植はそのままですし、内容に不備があれば別途で訂正記事等を入れなければなりません。

Webメディアも修正や追記を入れる際は「【○月○日修正】」や「【追記あり】」など、それとわかるような補足などを入れますが、やはり紙メディアに比べれば「後からすぐにどうにかなる感」が強いのは否めません。

最悪発行分の回収までしなければいけない紙メディアに対し、サイトからの掲載取り下げで済んでしまうWebメディア、という印象もあるのかもしれません。

いずれにしても、この“間違ってはいけない”というイメージの差が、権威の差へとつながるのではないでしょうか。

c. 見た目の差

単純な話ですが、印刷された状態で完成となる紙メディアのほうが、文章の見た目が美しくなります。画像だけであればWebメディアも負けてはいませんが、ライターにとって大事な文章が「レイアウト」として美しく組まれているのは、圧倒的に紙メディアです。

ブラウザによって段組み(改行位置)やフォント、全体の幅までが変わってしまうWebは“なんだか読みづらい”という印象が拭えません。紙面全体のレイアウトをきちんとデザインする紙メディアには、やはり見た目で劣ります。

d. 再読性の差

気に入った雑誌の記事を何度も読み直すことはあっても、Webメディアの記事を読みなおす、ということはあまりないのではないでしょうか。このあたりは単純に画面の差だけではなく、これら手間の差や記事の濃さによるトータルでの完成度の違いが影響しているのかもしれません。

だからこそ、Web用の記事を書いたときは自分で何度も推敲するなど、自身の「手間」は決して惜しまないようにしましょう。

4. 情報の広がり方の違い

media-diffusion

掲載記事の中だけで意見が完結する紙メディアに対し、Webメディアは記事の外へと意見が広がっていく、という大きな違いがあります。この情報の広がり方に関するWebメディアの特性は、まとめると以下の2つになります。

a. いろいろな意見を読むことができる

あるニュースに関して、1人のライターの書いた記事を読んだとき「他の人の意見も読んでみよう」と自然に思えることも、Webメディアの大きな特徴です。

自分の考えに近い意見なのか、全く逆の意見なのか、思いつきもしなかった意見なのか。いろいろな意見を読む過程では、1つのサイト内ではなく様々なサイトを横断することになります。

総合的に色々な意見を読んだ上で、初めて自分の意見を判断する(そのニュースについて考える)という行動フローは、紙メディアにはない特性です。

b. その場で意見を発信することができる

記事を読み終えた直後、自分の生の意見(感情)を発信することができる、というのもWebメディアの大きな特徴です。

記事内のコメント欄、あるいはSNSでのシェアにより、その記事に対する生の感情が広がっていくという現象は、紙メディアでは見られないことです。そしてそれらが盛り上がることで、一層多くの訪問者を呼び込むことになります。だからこそ、Webメディアの扱う記事には即時性が求められます。

もちろんこれらの双方向性・対話性は「炎上」を生むリスクも伴います。記事が最後まで読まれず、途中までの文章を取り上げられ(本来の意図とは違う内容で)批判される場合があるのも、その特徴ゆえでしょう。

こういった背景から、感情を揺さぶられるような主観的でオリジナリティのある記事のほうが、客観的な記事よりもWebでは人気が高くなる傾向があります。そして、それこそがブログ記事を中心としたWebメディアがここまで支持されてきた理由と言えるのかも知れません。

まとめ

end

いかがでしたでしょうか。Webメディア向けの記事を書いたことが無い人ほど、どうしても最初は紙メディアに近い考えで記事を書いてしまいがちです。

しかしここまで解説してきたように、両者は似ているようで全く異なる特性を持ったメディアでもあります。もちろんどちらが上というものではなく、それぞれのメディアにあわせた良質な記事を書き分けていくことが大切です。

まずは初心者ほど混同しやすい紙メディアとWebメディアの特性についてしっかりと理解し、Webライティングのためのイメージを膨らませてくださいね。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

違いのわかるライターになろう!Webメディアの種類と特徴をまとめてみた

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さてWebライターを目指す皆さんは、Webメディアに掲載するための記事を書く方法を日々勉強していると思います。

でも「Webメディア」とひと口に言っても、その種類は実に豊富。もちろん「各媒体に最適な記事」を書くことが一番重要なのですが“どういう種類のWebメディアに載せる記事を書こうとしているのか”を知識として押さえておくことも大切です。

そこで今回は、どれもなんとなく同じに思えてしまう「Webメディア」のうち、必ず押さえておきたいメディアの種類と違いについて、3つのポイントを解説していきます。しっかり把握して“違いのわかる”Webライターを目指しましょう!

▼目次

  1. 一次メディアと二次メディア
  2. オウンドメディア
  3. Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)

1. 一次メディアと二次メディア

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名称自体はあまり一般的な言い方ではありませんが、メディアにおける情報発信の経路としては一次と二次との2段階があります。その違いについて、まずはしっかりと認識しておきましょう。

a. 一次メディアとは

記事を掲載し、発信元となるメディアのことを指します。いわゆる「編集部」の機能を持っている掲載媒体で、一番イメージのつきやすいWebメディアだと思います。一時メディアでは主に、

  • オリジナル記事(そのメディアのスタッフが書いた独自の記事)
  • 寄稿記事(そのメディアと契約している外部の人間が書いた記事)
  • 転載記事(引用元を明示した上での転載、あるいは海外記事の翻訳・要約など)

という3種類の記事を中心に発信しており、その比率や扱うジャンルは各媒体によって異なります。

Webライターを目指す皆さんは、まずこの一次メディアで記事を書くことが目標になると思われます。もちろん掲載元が有名メディアであればあるほど、発信時点での注目度は高まります。

b. 二次メディアとは

一次メディアで書かれた記事を、諸条件に基づき配信するメディアのことを指します。Yahoo!ニュースなどでお馴染みの「ポータルメディア」と呼ばれるものがその代表格ですが、GunosyやSmartNewsなど、最近話題の「キュレーションメディア」も二次メディアとなります。

規模の大きな二次メディアで配信されれば、記事へ大量の訪問者の流入が見込まれます。但し二次メディアは、あくまでも一次メディアの配信提携先メディア、またはキュレーションする側のメディアとなるので、ライター側で何らかのコントロールすることはできません。

記事を書く上では、基本的には自身が寄稿するメディア(=一次メディア)のことを最優先に考えましょう。

【二次メディア参考例】

2.オウンドメディア

media-owned

各企業が自社で所有するメディアである「オウンドメディア」は、広告掲載による収入(つまり、とにかく多くの訪問者の獲得)を目的とする一般ニュースメディアとは全く異なる存在になります。

a. オウンドメディアとは

企業がオリジナルの情報を発信し、それによって“ユーザーとの関係性を構築する”ことを目的としたメディア、という位置づけになります。

(※本来のオウンドメディアとは、広報誌やパンフレットその他すべての企業刊行物を指しますが、ここではWebメディアについてのみを対象として解説していきます)

単純に言えば、検索結果などで記事を見つけた訪問者にとって、役に立つ・興味深い情報を提供し、その企業のファンになってもらうこと、が目的のメディアとなります。

もちろんメディアである以上、話題性のある記事で一時的に多くの訪問者を獲得する施策を打つことも必要です。しかし一番大切なのは、(中・長期的には)その企業の製品やサービスを購入したい、と思わせるような良質の記事コンテンツを継続して発信することになります。

【オウンドメディア参考例】

b. オウンドメディアとWebライターの現在

オウンドメディアだからといって、記事を書く人がすべてその会社の社員、というわけでは勿論ありません。

むしろ「うちの会社も情報発信のためにメディアサイトを作ろう」「自社のコーポレートサイトをメディア化しよう」というニーズが高まっているため、サイトの制作からメディア運用まで一括して外注しているというケースがどんどん増えています。

つまり現在、Webライターにとってはチャンスが広がり続けている状況なのです。

特にオウンドメディアは、その企業の取り扱う事業領域に関連した記事を掲載することがほとんど。そのため、ある分野に関する専門的な知識を持っているライターは、多くの同系列のメディアで重宝されることになります。

c. オウンドメディアの記事では何を意識すればよいのか

本質的には、通常のメディアに掲載する記事との間に大きな違いはありません。

もちろん企業が運営するメディアである以上、言い回しや表現については、その企業のトーンやマナーにあわせなければいけません。また、ある程度事前に定められたテーマ性を守ることも必要になります。但しあまり制限を設けてしまうと記事自体の面白さを欠いてしまう(せっかくのメディア化の意味がなくなってしまう)ため、内容については比較的自由に書かせてもらえる場合も多いです。

むしろ、一番重要となるのは、その記事の「切り口」

総合的な領域を取り扱うニュースメディアと異なり、オウンドメディアは当然ながら(その企業の製品・サービスに関連した)専門的な領域を取り扱います。だからこそ、より深い切り口や、今まで注目しなかったニッチな切り口、誰も結び付けなかった分野と関連させた切り口など、様々な切り口が求められることになるでしょう。

切り口を変えないと、単純にすぐネタ切れになってしまう、という事情ももちろんあります。しかしそれ以上に、その分野の専門的な情報を求めている人に「ウチはこんな角度で面白い情報提供ができるんですよ」と記事で示すことで、提供企業の信頼度向上やファン獲得へとつながることがメリットとなっていくのです。

【国内有名オウンドメディア事例】

    • 弁護士ドットコム トピックス
      • サイボウズ式
      • エンジニアtype
      • 日本コカ・コーラ株式会社
      • 無印良品 くらしの良品研究所

3.Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)

medid-cgm

最後に紹介するのがConsumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア、略称:CGM)です。「消費者生成メディア」などと訳され、Webライター以外の普通の人でも気軽に記事を作成し、公開できるメディアを指します。

a. CGMの種類

CGMは、個人が記事を作成し公開できるものであれば全般的にその対象となるため、実に多くの種類があります。

【CGMサイトの分類と内容/代表例】
分類 内容/代表例
口コミサイト 商品やサービスに対する評判や感想などをユーザーが自由に書き込むサイト

  • 食べログ
ナレッジコミュニティ ユーザー同士が質問と回答あるいは意見を交わすコミュニティ

  • OKWave
ソーシャルネットワーキングサービス コメント投稿などのWeb上の交流を通して、社会的ネットワークの構築できるサービス

  • Facebook
動画共有サービス 各ユーザーが動画をアップロードし、誰でも自由に閲覧することができるサービス

  • YouTube
イラスト投稿サービス イラストの投稿・閲覧を中心としたユーザー同士のコミュニケーションサービス。
同様のサービスとして、漫画投稿サービス、小説投稿サービスなどもあります。

  • pixiv
ブログポータル ユーザーが更新したブログ情報を集めて表示するポータルサイト(ブログサービスのトップページ)

  • アメーバブログ
BBSポータル 「掲示板」とも呼ばれ、特定の話題・テーマ(スレッド、トピック)に対し、コメントなどをおこなう。

  • 2ちゃんねる

皆さんは全部知っていましたか?

b. ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の影響力

上記のうち、Webライターが書く記事に対して特に影響度が高いのは、Facebookなどに代表されるSNSです。

自分が書いた記事に対し、シェアやリツイートが発生すれば、より多くの人に読んでもらえるようになります。検索流入のように「何かを調べてきた人」ではなく、たまたまソーシャル上で見かけ「面白そうだと思ったから読みにきた人」を大量に呼び込むことができるからです。

最近ではCV(コンバージョン=記事からの商品申込みなど、何らかの直接的な成果)が評価指標として用いられるケースも増えてきましたが、Webの記事の評価指標はやはりPV(ページの閲覧された回数)となるケースがほとんど。つまりWebライターは「どれだけPVを稼げるか」が極めて重要となるのです。

だからこそ、Webライターは“読んで面白い”というだけではなく、ソーシャル上での「バズ」を起こしやすい記事を狙って書けるようになる必要があります。

c. ライター個人の評価を高める「個人ブログサービス」

Webメディアに掲載された記事のPVなどに直接的な影響があるわけではありませんが、はてブなどの各種ブログサービスを利用して個人的な記事を書くことは、Webライター個人の評価を高める結果につながる可能性もあります。

掲載メディア側による表現や内容の制限がない中で、個人のこだわりやニッチな内容の記事、または世の中の事象に対する鋭い意見などを半ば趣味として書き続けていると、「このブログを書いてる人は面白い!」と評価されるようになるかもしれません。

そこからライターとしての知名度の向上や、自身の隠れた得意分野の公開(記事化)で、新しいWebライティング(あるいは出版)の仕事のオファーが獲得しやすくなるという大きなメリットにつながることも。

ブログのファンになった人が、Webメディア掲載時には記事を拡散してくれるようになる可能性もありますし、その逆のケースも同様です。そこにSNSによるバズが上手く絡めば、間違いなくライターとしての評価を高める結果となるでしょう。

“プロブロガー”と呼ばれる人たちは広告収入などにより、上手くいけばブログだけで生活ができるようになりますが、それで成功するのはほんの一握り。それよりも、まずは文章を書くことを仕事とするWebライターである以上、自身のポートフォリオのようなつもりでブログに取り組んでみると大きな成果につながるかもしれません。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。一次メディア/二次メディア、オウンドメディア、そしてCGM。自身が記事を書くとき、そのWebメディアの目的や特徴を少し整理しておくだけでも、随分印象が違うものになるはずです。

新しいメディアは次々と生まれ、流行も移り変わっていくため、これだけ押さえておけば大丈夫!というものは残念ながらありません。Webライターを目指す皆さんは、単に“いい記事を書く”だけでなく、そのいい記事をどう見せていくか、を追求するためのメディア研究なども怠らないようにする必要がありそうです。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

あなたにも突然訪れる炎上…SNSを安全に使うための心構えとは?

日本のインターネット普及率は、平成23年度末の時点で既に79.1%を突破したといわれています。ほんの20年ほど前には、タモさんが高額なデスクトップ型のパソコンのCMでフレームの外から伸びる機械のアームでご飯を食べるという、送り手もまだまだパソコンの可能性を見出し切れていないことがはっきりと分かるようなCMが深夜帯に放送されていたというのに…。

時代の変遷とは、本当に目まぐるしいものですね。

今では市井の人々も思い思いの発言を、TwitterやFacebookなどで世界中に向けて発信することができる時代になって参りました。特にTwitterの場合は、140文字という絶妙な短さの投稿制限が、気ままに気軽な短文の投稿をするという風潮を形成し、これまでSNSに抵抗のあったエンドユーザーにも受け入れられるようになりました。「ご飯なう」とか「バイトなう」とか、誰もが簡単に発言をネット上にアップできるなんて、便利なものですね。

しかし、ネット上に公開した情報や文章というものは、世界中の誰もが閲覧することが可能であるということを深刻に捉えていない方もまだまだ多いようです。極端な話、身内や友人だけに伝わるような内輪向けの話題を投稿したとして、それが不特定多数の人々の目に付くとどう解釈されるのかについて、思慮が及ばないというケースもあるでしょう。

時にはそのために、全く想定していなかったトラブルが発生してしまうこともあるのです。これについては、ユーザー個人の責任ばかりとも言い切れません。ネットリテラシーについての考え方が社会全体で共有されないまま、先進化した技術やガジェットを使いこなせていないユーザーが発生しても無理はありません。

誰もが明日被害者に…炎上の恐ろしさとは

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炎上とは

SNSサイトとの上手な付き合い方を学ぶ機会がないまま、流行になびく形でSNSを気楽に利用したことで、後々に取り返しの付かない状態を招くというケースが増えてきました。最近になってこうした状態を「炎上」と呼ぶようになっています。まるで炎が燃え上がるかのように、不特定多数のネットユーザーの興味や怒りが個人や団体に向けられます。それは当事者だけではなく関係者にまで多大なるダメージを負わせます。

炎上の原因とは

炎上の原因は様々です。

勤務先でふざけて撮影した画像をアップしてしまい、それを一部のネットユーザーが問題視したことで大事になる場合もあれば、未成年の飲酒や喫煙の証拠となる画像や書き込みもまた、炎上のネタとして機能することになります。

最近では特に、有名な外食チェーン店の学生アルバイトたちが、ソーセージを咥えてみたり、冷蔵庫に入ってみたり、時には勤務時間外に無関係の商業施設で大騒ぎしてみたり、そうした様子をわざわざ撮影して、画像に状況説明を添えて投稿するというケースが増えていますね。

やんちゃをしたい年頃ですから、体の奥底から湧き上がる「ええじゃないか」精神が発奮されるのも分からなくはないのですが、そうだとしても決して公にしてはいけない状況です。いや、そもそもそんなことをしたいのであっても、普通は我慢すべきですね。ところが、これが便利すぎるツールへの依存といいますか、それとも機械に頼りすぎることで生物本来の危機察知能力の低下を招くといいますか、平気でアップロードしてしまう人が増えているのです。

炎上の何よりの燃料は、問題行為やモラルに反する画像でしょう。また、特定の個人や団体を貶める発言も炎上を招きます。これに加えて問題のある画像のアップロードや発言をしたSNSサイトに当事者の顔写真や所在地、アドレスなどの個人情報が記載されていれば、非常に危険な状態といえます。

炎上が人生を狂わせる理由

炎上を許してしまえば、その後の人生にも悪影響を与えることになります。
一度炎上してしまうと、不特定多数のネットユーザーによって書き込んだ情報が逐一チェックされ、匿名で掲示板などに晒される可能性も浮上します。最近では、この風潮はまとめブログなどの台頭によってさらに強まっています。まとめブログは閲覧者の興味を引く話題を優先して掲載しています。他人の不幸は蜜の味。炎上ネタは閲覧者の好奇心をくすぐる最高の材料であることを知っておきましょう。

そして、一旦流出した個人情報は、放置すれば永遠にネット上に残り続けます。個別の削除依頼では、到底拡散する速度について行くことはできません。レジの上で笑顔で開脚をした画像。ファッションセンターの店員さんを土下座させた画像。アイスクリーム用冷蔵庫の中で涼んでいる画像。あれもこれも、今後永遠にネットという広大な海に漂い続けるのです。

しかも、これらの炎上ネタは決して沈むことがありません。イメージしてみましょう。遠浅な海の、せいぜい沖合いでぷかぷか浮かんでいるだけ。ともすれば数ヵ月後、数年後に波に乗って浜辺まで打ち上げられ、再び話題になることだってあるのです。こんなに恐ろしいことが、他にあるでしょうか?

万が一にも炎上を許してしまった場合、沈静化させることはほぼ不可能です。名前を検索すれば炎上の原因となった発言が検索結果の上位に表示されるようになります。何より恐ろしいのは、見ず知らずの他人による誹謗中傷がひっきりなしに寄せられるということでしょう。「人の噂も七十五日」とはいいますが、常に情報が鮮度を保ったまま記録されることになるネット上では、さらに長い間尾を引くことに。現にインターネット普及黎明期に炎上騒ぎの被害に遭ってしまった数名のネットユーザーが、今でも定期的に話題になっているのです。

いやあ、炎上って本当に恐ろしいものですね!

炎上を防ぐためには

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今回のコラムを執筆するにあたり、僕は2人の炎上経験者にお話を伺いました。この2人が共通して、10分に1回のペースで口にしていたのが「ネットはもうこりごり」という言葉です。現在彼らは、既にパソコンを処分し、携帯電話からネットに接続することも辞めてしまったということです。1人はそんな状況を「僕の人生、オフラインになってしまいました」と弱々しく表現していました。僕はリアルで「うわぁ、このギャグ。どう返したもんかな…」と困惑してしまいましたが、それだけ炎上とは大きな問題なんですよね。

節度を持ったネットの利用が何より炎上を遠ざける!

では炎上を防ぐために、普段から何を心がけておく必要があるのでしょうか。現実世界での炎上を防ぐための最良の手段。それは火元の確認です。火の用心を心がけることで、火災は防止できます。ネットの世界でも同じこと。ちょっとした危機管理意識を頭の中に留めておくだけで、炎上リスクは実質0%にまで低下させることが可能です。

最悪の事態を避けるためには、まず日頃から過激な発言を控え、節度を保ったSNSの利用を心がけましょう。私たちが日常生活の中で遵守している、当たり前のモラルが炎上を遠ざけるのです。逆にいえば、これまで炎上被害に遭ってしまったネットユーザーは、この点についての見解が甘かったといえるでしょう。

誰もが簡単に使えるのが、人気のSNSの特長です。
そして、SNSを通じて同僚や友達と繋がっていると、どうしても時には内輪向けの話を書き込んでしまいがちです。ですが、そうした書き込みは、特に閲覧についての設定を弄っていない場合は不特定多数のユーザーにも発信されていることを絶対に忘れてはいけません。ふとした油断が一部のユーザーの悪意の琴線に触れ、ネットの恐ろしさを味わうきっかけになるかも知れないのです。ネット上には決してプライベートスペースがないことを知りましょう。

では最後に、炎上を避けるためのおさらいです。

  • ネットは思ってる以上に自由度は低い。発言は常識の範囲内で!
  • 友達同士では最高の話題になるような画像も、不特定多数のネットユーザーにとっては炎上材料!
  • 万が一炎上した場合の影響を抑えるためにも、個人情報の過度な記載はできるだけ避ける!

知人同士のメールや、「2ちゃんねる」などの大手匿名掲示板と同じ要領でSNSを使っているという方は、そろそろ自分のネット上でも安全を考えた方がいいでしょう。それほど炎上の危機は、私たちの身近な場所に潜んでいるのです。SNSに限らず、ネット上の便利なコンテンツやツールは、正しい知識で楽しく利用しましょう!

コンテンツ作りに役立つ基本的なマーケティング心理学まとめ

皆さんこんにちは、メディア事業部のそめひこです。

記事や企画作りを行う上で、アイデアやコンセプトがなかなか浮かんでこないことが多々あります。結構な量の記事や企画を組み立てていくので、頭が柔軟ではない自分にとってはアイデアやコンセプトを出していくのは結構な重労働。

そんなときに私が最近参考にしているのが、”心理学”です。

心理学 = 生物体の意識や行動を研究する学問

漠然としたアイデア出しを、心理学を通してより具体的に仕立て上げることで、ある程度の道筋をたてることが出来ます。

あまり参考にならないかと思われますが、今回は僕がよく使う”心理学”を5つ紹介したいと思います。

また記事をわかりやすくするために、

  • 東大合格を目指す人向け
  • ダイエットをしている人向け
  • WEBで面白いコンテンツを作りたいと思っている人向け

の記事を作る際のアイデア/タイトル出しを例にして考えて行きたいと思います。

アイデア出し役立つ基本的なマーケティング心理学まとめ

■認知的不協和

可愛い

個人のもつある認知と他の認知との間に不一致・不調和が生じること。その結果、不協和を解消あるいは低減しようとして行動や態度に変化が起こる。

例えばヘビースモーカーの喫煙者に対して、「タバコを吸うとガンになるリスクが高くなり長生き出来ないのでやめなさい」と言います。すると喫煙者は「タバコを吸いたい」けれども、「タバコは体に悪いのでやめた方がいい」という不調和がここで生じます。その不調和を何とか解消したいと思い、「タバコを吸っても長生きしている人がいる」や「タバコを吸わないとイライラして逆に体に悪い」という答えを出し、不調和を解消していこうとします。この不調和を解消していこうとする行動、考え方の変化を認知的不調和と言います。

認知的不協和を生かすなら、この不調和の部分を明確に打ち出していきます。

  • 勉強を一切しないで、東大に合格するための10の方法
  • 3食好きなものを食べ続けて、1ヶ月5キロの減量が出来た秘密の法則
  • 真面目な人間がWEBで超面白いコンテンツを作り上げる3つの掟

■カリギュラ効果

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禁止されると、かえって余計にその行為をやってみたくなる心理のこと。

例えば「絶対にこの封筒はあけないでね」と言われると、かえってあけたくなることはないでしょうか。この禁止されると返ってやりたくなってしまう心理のことをカリギュラ効果と言います。

カリギュラ効果を生かすなら、行動を禁止するようなコンテンツ、コピー、タイトルを作っていきます。

  • 絶対に勉強をするな!東大に合格したい人が陥る10の罠
  • 1ヶ月5キロ痩せたいなら、食事制限は絶対にしてはいけない理由
  • アイデアを出してはいけない!WEBで面白いコンテンツを作り上げる3つの掟

■リフレーミング

驚き

ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ること。また否定的な考え方に、肯定的な考え方を与えること。

例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思ってしまいます。逆に楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思います。同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所になります。

リフレーミングを生かすなら、悲観的な考え方を楽観的に変えて提示することがオススメです。

  • あと3ヶ月もある!東大を受ける人に最後に知ってほしい10のポイント
  • 1ヶ月5キロだけでいいの?簡単に5キロのダイエットを成功させる5つのコツ
  • 素人だからこそ出来る!WEBで面白いコンテンツを作り上げる3つの掟

■ツァイガルニック効果

ピース

人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。また、完成されたものよりも未完成なものに興味を抱く現象。

例えば”4時間以内に42.195キロを完走する”という目標を掲げた人がマラソンを走るとします。この場合、4時間以内に走りきれた時と、走りきれなかった時とでは、後者が後々印象として大きく頭に残るとされています。また、天然でおっちょこちょいなどこか完成していない感のある女性に、恋をしてしまう場合もこのツァイガルニック効果と言われています。

ツァイガルニック効果を生かすなら、未完成感を出したり、伏せ字を使ったりすることがオススメです。

  • 現役東大受験生コラム!私が東大合格するまでの軌跡2013
  • 1ヶ月5キロのダイエットに失敗したことで気付いた5つの事柄
  • 面白いWEBコンテンツ作りに大失敗してわかった3つの掟

■アフォーダンス理論

赤信号

物体の持つ属性(形、色、材質、etc.)が、物体自身をどう取り扱ったら良いかについてのメッセージをユーザに対して発している、とする考え。

例えばドアについているドアノブを見て、人は”押す”か”引く”かが出来るということを理解します。また信号で赤の場合は、止まり、青になるまで待ちます。このように物体の属性がメッセージを発信している状態の事柄をアフォーダンス理論と言います。

アフォーフダンス理論を生かすなら、物に焦点をあて、物のメッセージをうまく組み込むことをオススメします。

  • 東大合格目指すなら!過去問から今年の傾向を読み取る5つの方法
  • 甘い物の誘惑を逆手にとろう!1ヶ月で5キロ痩せる食べ物と向き合うダイエット
  • 日常に溢れる”物”から発想!面白いWEBコンテンツ作りには欠かせない物の見方

また、アフォーダンス理論を逆手にとったことで有名な映像を紹介します。

iPad magic

この映像はサラリーマジシャンである内田伸哉氏の作品で、iPadのもつ属性を無視して、様々な現象を起こしています。これはiPadで出来ないことが出来るというアフォーダンス理論を逆手にとったとても面白いマジックです。アフォーダンス理論を逆手にとることで、”!?”という印象を与え、深くその商品や事柄を頭に根付かせることが可能です。

オリジナリティを出していく

上記説明した5つの心理学で一度整理したままでは、案外見たことがあるものになってしまいます。その後にアイデアを出し、組み込んでいくことが必要です。

例として、認知的不協和で紹介したものを参考に考えてみたいと思います。

  • 勉強を一切しないで、東大に合格する10の方法
  • 3食好きなものを食べ続けて、1ヶ月5キロの減量が出来た秘密の法則
  • 真面目な人間がWEBで超面白いコンテンツを作り上げる3つの掟

このままでは、どこかで見たことがある文言、コンテンツになっています。そこでアイデアを組み込んでいきます。

例えば固有名詞を組み込んでみるとして、LIGの広報担当であるひろゆきが使えるのであれば、

  • LIGの広報担当ひろゆきでも出来た!一切勉強せずに東大合格出来た方法を教えます!

例えば誰もやったことが無さそうなことを実践し組み込むのであれば、

  • ステーキどん!で朝昼晩ステーキばかり食べたのに1ヶ月5キロ痩せた不思議なメソッド

例えば今回例とした認知的不協和を掘り下げて考えるのであれば、

  • マサイ族のウボォーが日本のWEBを震撼させる面白コンテンツを作るための3つの掟

などが出来ます。あくまでパッと出たアイデアを付け加えたただけですので、それほど凄いものにはなっていませんが、このように心理学を通してある程度イメージを固め、オリジナルなものに仕上げていくとかなり効率的に、ある程度論理的にコンセプトを作ることが可能です。

また、実際このようにアイデアを構築していく際には、様々な制限が入りますのでご注意ください。

まとめ

今回紹介したのは、あくまでLIGのそめひこが基本的にアイデアを出す際に行っている方法です。私のようにアイデア出しや、抽象的な事柄をまとめるのが苦手な方は役に立つかもしれません。

この心理学を通して考える方法は、記事のタイトルやキャッチコピーにも使えます。毎日タイトルに悩まされている方は、SEO的な観点も必要ですが、このように心理学の見地から考えてみてもいいかもしれませんね。

ブログネタを探す方法【永久保存版】

ゲロ ゲロゲロッ
こんにちは!ブログのネタ探しが悩みの種。ひろゆきです。
今日はブログのネタつきたよ!って時にブログネタを根性でひねり出すためのヒントをまとめました。
ブログネタないよー>< って凡人もこの記事を読み終わる頃にはブログ神になっていることでしょう。

ステップ1 脳からひねりだす

まずは自分の脳からネタを引き出しましょう。体験したことを思い出してください!

 

今困っていることはないか?

困っていること、悩んでいることはありませんか?
解決方法が分かれば、そのままブログ記事になります。

新たな発見をしていないか?

日々を過ごしていると新たな発見がたくさんありますね?

あなたの小さな発見は、誰かの大きな発見かもしれませんよ。コココココ

普段習慣にしていることはないか?

普段自分は普通にやってるけど、他の人からすると目からうろこの情報があるかもしれないです。
例えば「鼻がつまった時は脇にペットボトルをはさむと通るよ!」みたいな。

 

ステップ2 分析する

困ってることも新たな発見も、それといった習慣もない人はステップ2!

自分のサイトを分析したり、記事の形式を工夫してみましょう。

 

過去記事をグレードアップさせる

過去記事を振り返ってみてみましょう。情報が古くなっていたらグレードアップした記事を改めて書いちゃって下さい。

また、過去記事を見るだけでもヒントがあるかもしれないです。「この記事の続編書いてなかった!」とか。

検索流入キーワードを見てみる

google analyticsなどのツールを使い、自分のサイトがどのようなキーワードで検索されているか見てみましょう。記事のヒントや、題目そのものが転がっている場合があります。

ネタを作る

ネタがないからネタを作るというのは盲点ですね。「○○をやってみた」系がイメージに近いです。

イラストを書く

イラストに限らずコンテンツを作ることで記事になるかもしれません。例えばデスクトップ用壁紙や、プラグインなど。
コンテンツを作るまでのチュートリアルなども記事になりそうです。こちらもネタ作りですね。

アンケートをとる

何のアンケートをとるのか考える必要がありますが、データを集めることが出来てかつ記事にもなって一石二鳥ですね。

クイズを出す

ブログでクイズを出すのは読者と一体感が出て面白いかもしれないです。回答も別の日の記事にしてしまうとか。

比較してみる

「iphone4sとiphone5を徹底比較!」 みたいな記事は実際に購入を検討してる人には有益な情報ですよね。

 

 

ステップ3 ネットサーフィンでひねりだす

ここまできたら一個ぐらい思いついたんじゃないですかね? そうですか、全然ですか。

ではgoogle先生のお力を借りるしかないですね。

より直接的な手法ですので、くれぐれも外部の情報を丸パクリしないように!

 

他サイトの記事を読んでみる

同ジャンルの他サイト記事を読みあさりましょう。ネタのヒントやネタそのものが転がっているかもしれません。

他サイトの記事に意見する

他サイトの記事に客観的に意見をしてみましょう。なるべく皆が読んでる記事が良いと思います。

他サイトの記事を紹介する

特に気になった記事は自分のブログで紹介するのはありかもしれないですね。

他サイトの記事をもっと詳しく書く

他サイトの記事をもっと詳しく掘り下げて書いたり、別の切り口、観点から記事を書くと、元記事とは違った価値が生まれそうです。

QAサイトの質問の回答をそのままブログにする

Yahoo知恵袋みたいなQAサイトの質問に対する答えは記事にもなるし、需要もありそうです。

 

まとめ

どうですか?ブログ神になれた気分は。

何も思いつかなかった人。ごめんなさい。

こんなのもあるよ!ってのがありましたら教えてください。コメントとかで。

 

参考

ブログのネタの見つけ方
http://getnews.jp/archives/177915

ブログネタを思いつかないときの20の方法
ネタ切れを乗り越える
ライフハックを見つける7つの方法

年号と©マークと何が必要?Copyright(コピーライト)表記の正しい書き方

こんにちは、デザイナーのサリーです。
サイトをデザインするときに当たり前に入れている「Copyright」の記述ですが、サイトによって年号があったりなかったり、長かったり短かったり、書き方は様々。
ふと「正しい書き方ってどれなんだろう?」と思って調べてみたら、色々と誤解していたことが分かったので、まとめてみました。

そもそも、「Copyright」の記述って必要?

もしかしてコピーライトの一文を忘れちゃったら著作権放棄になっちゃう?無断利用されても文句言えない?
いえいえ、心配いりません。著作物は日本の法律でちゃんと守られるので、コピーライトの記述はあってもなくても、勝手に人のものをコピーしたら違法なんです。
書かなくても良い、というより、法律から見れば書いていても意味はありません。

ならなぜ皆律儀にコピーライトを書いているのかしら?
ひとつは、著作権者を明記して主張することで、無断利用への抑止力としていること。
もうひとつは、そういう慣習になってしまっているから。
ウェブサイトのコピーライトに限って言えば、後者の方が大きそうですね。

もう少し詳しく掘り下げますと…(読み飛ばし可)
コピーライト文についての規定が記してあるのは「万国著作権条約」というもの。この条約にはたくさんの国が加盟しています。
一方、著作権に関する条約は「ベルヌ条約」というものもあり、こちらにもたくさんの国が加盟しています。
いまや日本を含めほとんどの国がこのふたつの条約の両方に加盟していて、その場合はベルヌ条約の内容が優先されることになっています。
コピーライト文を書いてね!と言っているのは万国著作権条約、何もしなくていいよ!と言っているのはベルヌ条約なので、書いていてもあまり意味はないのです。

正しい書き方

書いても書かなくてもいいなら正しくなくてもいいですよね。そうなんですよね。
でも元々条約に基づくものなので、一応ルールはあるのです。
せっかくなので正しく書いてみましょう。

下記はこのサイトでも使っているよく見かける書き方です。
Copyright © 2007-2012 LIG inc. All Rights Reserved.

間違いではありませんが、色々と不必要な箇所が混じっています。
まず、マルCが「コピーライト」を表すものなので、先頭の「Copyright」はいりません。
(マルCの方でなく、「Copyright」を省きます)
次に年号の「-2012」ですが、あってもなくてもOKです。
これは著作物の内容が更新された年号を表すので、年が明けたから直さなきゃ!って慌てなくても大丈夫です。
「2007」は最初の発行年で、必要な要素なので残して下さい。
「All Rights Reserved」は万国著作権条約と関係ないものなので、実は一番いらなかったりします。
(2013/1/23追記:「All Rights Reserved」について詳細に知りたい方は、Wikipediaの著作権表示の項の「All Rights Reserved」。に書いてありますので、そちらをご参照下さい。)

そんなわけで、いらない部分を整理したコピーライト文は以下の通り。
2013年に初公開した株式会社LIGの著作物、の場合…

copyright

© 2013 LIG inc.

たったこれだけOKなのです。スッキリ!
ちなみに書く順番も決められていませんので、お好きな順にどうぞ。
(2013/1/23追記:もっと詳しく知りたいという方は、まずはWikipediaの著作権表示の項から読むとわかりやすいと思います。)

ついでにお勉強… Inc. と Co.,Ltd. と Corp. って何が違うの?

会社によってLIG Inc.だったり、LIG Co.,Ltd.だったり、LIG Corp.だったりしますよね。
結論から言えば、これらは大体一緒の意味です。
出所がアメリカだったりイギリスだったりするだけなので、お好きなものを使ってください。
(2013/1/23追記:会社で英文登記された正式なものがある場合はそちらを使いましょう!ご指摘ありがとうございます。)

まとめ

コピーライト文は書かなくてもOK。(でも慣習などから見て書いた方が無難)
文に必要な要素は「©」「最初の発行の年」「著作権者の氏名」だけ

何気なく使っているコピーライト文ですが、調べると色々と事情が分かっておもしろかったです。

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