はじめまして、Webライター修行中の、るりです!さて、最近は紙媒体でライティングをした経験がなくても、Webライターとしてお仕事を頂ける時代になりました。
でも、その場合は、指導者がいない、右も左もわからない状況で、ライターとしての方法論を確立しなければいけません。かく言う私もWebからはじめたライターです。
ライターになりたての頃は、そもそもどんな仕事をすればいいのか、クライアントや編集者とどう関わればいいのかなどについて、かなり悩みました。
そこで今回は、Webライターをはじめたばかりの頃の私がスキルアップするために実践していた5つのメソッドを紹介したいと思います。
初心者Webライターのスキルアップに役立つ5つのメソッド
1. 「キーワード1対1対応」タイプの記事を書く
ライティングが未経験でも第一歩を踏み出しやすいのは、商品やサービスの説明など、1つのキーワードについて1つの記事を書くタイプの仕事です。
身につくこと
- 「何」について書くのか意識できる
- 「書くときの目線」を意識できる
「キーワード」、つまりテーマに基づいて書くことで、まず「何」について書くかの意識が身につきます。限られた字数のなかで、商品をいかにPRするかを検討することは、ライターとしての見方を養うには最適であると私は思います。
さらに、“紹介”なら中立目線、“体験”なら自分目線など、仕事の種類によって書き分けが身につきます。案件によって表現を自由に操れることは、Webライターにとっては非常に重要なところなので、常に意識しておきましょう。
執筆の基本になるこの2つを実践形式で覚えていけるので、スキルアップの観点から「キーワード1対1対応」の記事を書くのはとてもオススメです。
2. 納期が短い仕事を積極的に引き受ける
納期が短い場合は、当然、記事を確実に納品するためのスケジューリングをする必要があります。
身につくこと
- 1日や1週間の仕事配分・最適化ができる
- 納期をきちんと守るスタイルを確立しておける
クライアントとの信頼関係において重要なのは「納期までに納品すること」です。納期が長い仕事は「まだ間に合う」と甘えがちですから、あえて自分にプレッシャーをかける意味でも、納期が短い仕事をしてみるとスキルアップにつながります。
1週間や1日のなかで自分が執筆に取り組める時間、そして1つの記事にかかる時間、これらを考慮してスケジューリングをすることで、「今やっている仕事はどのくらいで終わる」かがわかり、さらに新しい仕事を依頼されたときも「今の状況と照らしてできるか、できないか」の判断がで可能になります。
ライターとして忙しくなると、「どれからやればいいか分からない」「どれもやりたくない」病にかかりがちです。早い時期にこのスキルを身につけておくと、忙しくなっても丁寧な仕事ができるライターでいられます。
3. 「これくらいしかできない」の2倍やる
自分の実力がわかってきたら、あえて2倍の仕事量に取り組んで、負荷をかけてみましょう。
身につくこと
- 「これくらいの量しかできない」という思い込みを打破できる
- 量やスピード、クオリティに対するハングリーな姿勢を得られる
自分のペースでできるということは、ある意味でスキルアップの機会を逃しているということでもあります。「自分はこれくらいの量しかできない」という思い込みが自分の視野と能力の幅を狭め、成長スピードを遅らせる可能性があるからです。
2倍はあくまでも主観的なものですが、あえて大きな負荷をかけることで、書く量や1記事辺りのスピード、その上でクオリティの保守するテクニックなど、ライターとしての基本能力の向上ができます。
潜在能力を引き出すこともできて、リサーチやインプットの質とスピードも向上するように思います。納期を守れなければ意味がありませんが、時には大変な思いをしてでも無理矢理自分に大きな課題を課してみましょう。
4. レギュレーションが厳しい仕事をする
個人的にはこれが一番のオススメです。「執筆ルールがやけに厳しいなあ」と感じる仕事を選んでみるのはいかがでしょうか。
身につくこと
- サイトテーマやポリシーを考慮して仕事ができる
- 記事クオリティを自分自身でもチェックできるようになる
ルールを把握し、それを正確に運用する能力は、サイトテーマやポリシーが重要視されるWebのライターに必須の能力です。あえてレギュレーションが厳しい仕事をすることで、ルールを身に染み込ませておくと、ライターとして自分の記事クオリティを客観的に判断できるようになります。
また、当然原稿の戻しが減り、その分のリソースを次の執筆に回せるので、スキルアップに良いサイクルを作ることができます。
一度徹底的に厳しい仕事をすると、他のサイトでも執筆ルールの遵守を負担に感じなくて済むようになります。中級者、上級者のライターを目指す際にも、下積みの経験は絶対に活きるはずなので、むしろ初心者のうちに苦労をしておいたほうが良いかもしれません。
5. 関係者には言葉でしっかりと感謝を伝える
Webライターであれば、連絡方法はメール・メッセージツールが大半になります。このような場合、表情が見えず、気持ちが分かりにくいからこそ、言葉でしっかりと「ありがとう」を伝える必要があります。
身につくこと
- クライアント・編集者との良好な関係を築ける
- 精度・確度の高いフィードバックが得られる
感謝や労いなどひと言そえるだけで「お互い心地よく」なれますし、その積み重ねは同じメディアに携わる仲間として頑張る原動力になります。だから、ひと言の感謝をちゃんと言葉にして付け加えましょう。
また、修正依頼や改善要望は、ライターにとっての成長ポイントになります。文章を直されることを嬉しいと感じるライターばかりではないと思いますが、相手の要望に応えるライティング技術や、客観的に制作物を評価してもらえる機会は貴重なものです。指摘があればむしろ感謝の気持ちを伝えましょう。
恋愛でも、言葉にしたから伝わった、言ったからわかり合えた、というのがありますよね。これと似ていて、きちんと言葉で伝えることで、お互いのことを知ることができます。良い関係が築けると、良いアドバイスをもらえることが経験上多かったです。
まとめ
何ひとつわからなくてもこれさえ押さえておけば安心、というポイントをまとめさせていただきました。
私自身、はじめたての頃は「不安」「迷い」がたくさんありましたので、これが誰かの道しるべになれば幸いです。
Webライターのみなさん、一緒に楽しんでスキルアップしていきましょう!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。