あなたの記事の検索順位を上昇させるSEOライティングの基礎知識

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さてWebライター・ブロガーの皆さんであれば、これまで「せっかく良い記事を書いたのに、思ったようにPVが伸びない」という経験が少なからずあるのではないでしょうか。

せっかく読者のことを考えて記事を書き、いろいろコンテンツ制作について学んでも、PVが伸びないと手応えが感じられませんよね。もちろんPVが全てというわけではありませんが、これでは次の記事を書くモチベーション自体が上がりません。

そこで今回は、検索結果からより多くの流入を獲得するためのSEOライティングについて考えていきたいと思います。頑張って書いた記事は、やっぱり多くの人に読んでもらいたいですよね!

※7/9 18:00追記 専門家の方からのご指摘を受け、内容について各所を正確な情報に修正しました。

▼目次

  1. SEOライティングとは
  2. SEOライティングの2つのポイント
  3. SEOライティングに関するまとめ&チェック一覧

1. SEOライティングとは

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個別の記事に対しての新規読者は大きく分けると、

  • サイトのTOPページから訪問してきた読者
  • 検索エンジンから記事に直接訪問してきた読者

のいずれかとなります。前者はサイト全体の力に左右されてしまうため、後者の“検索エンジンからの直接の訪問者”を増やすことが、個別の記事の力による読者獲得といえます。

そもそも検索をしている人は、何かしら興味or知りたいことがあるから検索をしていると考えてよいでしょう。だから単純に、検索結果で上位に表示されるような記事が出せれば、多くの訪問者(=読者)が見込めるようになるわけです。

サイト全体ではなく個別の記事に対してのSEOテクニックである「SEOライティング」を身につけることにより、検索エンジンからの新規読者の獲得を目指していきましょう。

2. SEOライティングの2つのポイント

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Googleは、その検索結果に関するアルゴリズムについてすべてを公開しているわけではありません。しかし、様々なアップデート結果や公式見解から、ほぼ確実に効果があると考えられるSEO対策もいくつか存在しています。

今回は個別記事の上位表示のために有効とされている代表的な要素のうち、誰でも簡単に実施できる2つの方法を紹介したいと思います。

a. キーワード対策

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あなたの書いた記事について、その話題を検索する人はどのような言葉で検索してくるかをしっかりとイメージし、キーワード(≒検索ワード)の配置やバランスを調整するようにしましょう。それがキーワード対策になります。

タイトル

SEOで最も重要となるのは、やはりタイトルです。基本的に注意しておきたいのは以下の3点です。

    • 記事の中で対策しているキーワード(検索してほしいキーワード)がきちんとタイトルに入っている

何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、いわゆる「魅力的なタイトル」を意識しすぎるあまり、肝心のキーワードがタイトルから抜けてしまっている記事も多いので注意が必要です。

検索は当然キーワード単位でおこなわれるものなので、絶対にタイトル内に入れるようにしてください。

  • 1記事1テーマになっている

1つの記事内で複数のテーマとならないように注意しましょう。

テーマが複数あると「どういう目的で書かれた記事か」がハッキリしなくなるため、検索エンジンの評価も低くなってしまいます。1つの記事で伝えたいことは1つに絞り、それ以外のことはまた別の記事で伝えるようにしましょう。

    • タイトルの文字数は28文字前後を目安にする

タイトルの文字数については、これまでGoogleの検索結果画面での表示上限である「32文字以内」が望ましいとされてきました。しかしこの画面が仕様変更したことにより、表示文字数の上限は、ブラウザやフォントなどによっても異なる、というのが現状です。

現在は28~32文字が表示上限とされていますが、タイトル表示切れのリスクもあるので「28文字前後」を1つの基準にしてみましょう。

見出し

見出しについては、文章構造、つまり配置の順番とルールを意識しましょう。同じような内容の記事であっても、文章構造の違いで検索順位に大きな差がついてしまう場合もあるのです。以下、見出し(hタグ)の使い方について説明します。

h0~で設定される見出し、特にh1とh2はタイトルと同様にキーワード対策を意識しましょう。同時に、hタグ全般については以下の2点を覚えておいてください。

  • h1タグを使うのは最初の1回だけ(※HTML5の場合は問題なし)
  • h2タグ以降は複数回使用可能(※但し、順番どおりに使用すること)

基本的にはh1→h2→h3→h4…という数字どおりの順番になりますが、

例)
ネッシーの捕まえ方(h1)1. ネッシーとは何か(h2)
1-1. 歴史(h3)
1-2. 現状(h3)
2. ネッシーを探す(h2)
2-1. 生息場所(h3)
2-2. 生態(h3)

のように、h2を基準として順番が入れ子になるのは問題ありません。

ただし、h1→h3→h2や、h2→h4→h3などのような順番になるのはNGです。ページ構成が分かりづらくなってしまうため、検索エンジンが正確にページの内容を読み取れなくなり、順位の決定に悪影響を与えてしまいます。

ファーストビュー(リード文)

重要なコンテンツがページ上部にきちんと配置されているかどうか、いわゆる「ファーストビュー」の領域にどのようなコンテンツがあるのか、を検索エンジンは重視します。

特にh1の見出しの直下にキーワードを含めたリード文があるかどうかは、重要な要素となります。ファーストビュー内にh2及びそのリード文が入るような場合も同様です。

文章中

キーワードが「どこに置かれているか」というのも実はとても重要です。見出し部分以外にも、記事の中では以下の4箇所にキーワードを配置するよう意識してみましょう。

  • 最初の段落(リード文)
  • 段落の最初のほう
  • 段落の最後のほう
  • 最後の段落(まとめ)

あわせて、該当のキーワードに対し“一緒に検索されやすい関連語”も文章内に配置しておくと、検索でも一層見つけられやすくなるでしょう。

例)キーワードがネッシーの場合:「ネス湖」「UMA」「正体」「恐竜」など

 

b. 検索エンジン向けのライティング

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SEOで一番重要なのは、何よりも良質なコンテンツを提供することです。「コンテンツ イズ キング」の時代が到来したと言われるように、読者にとって有益で、かつ読みやすい記事をアップし続けていれば、自然と検索からの訪問者も増えていくことでしょう。

検索エンジンも“人間が読む”ことを大前提として、かなり高い精度でコンテンツの質を日々ジャッジしています。とはいえ、現段階ではやはり人間が読む場合と比べて判断しづらい(つまり、マイナスにつながりやすい)表現があるのも事実です。

だからこそ、検索エンジン自体を大事な読者の1人と考え、検索エンジンが読みやすくなるような表現方法について説明していきたいと思います。

代名詞はなるべく使わない

あれ、彼、そっちなどの代名詞は文章をわかりやすくし、かつ文字量を短縮してくれる効果があります。しかし検索エンジンにとっては、いくら文脈上同じ意味であったとしても例えば「今回の記事のテーマ」と「SEOライティング」とでは、別の単語となります。

もちろん代名詞を用いないことで、文章そのものが不自然になってしまうような事態は避けないといけません。

その一方で、特に検索流入を狙うキーワードや関連用語については、なるべく代名詞を避けつつも自然なライティングができるよう工夫をしていきましょう。

専門用語も用いる

何かを相手に説明するとき、なるべく専門用語を使わないようにする、というのは特にプレゼンテーションなどでは重要なスキルとなります。しかし、人間の読者にはわかりやすい手法であっても、検索エンジンは記事内で専門用語を記載してくれないと「この記事が何の話をしているのか」の関連性がわからなくなってしまいます。

例えば『SEO』という仕組みについて、一切のWeb関係用語を使わず見事に説明しきった記事があったとしましょう。この場合、どれだけSEO初心者にとってわかりやすく有益な記事であったとしても、検索結果画面で上位表示される可能性は恐らく低いでしょう。

やはり専門用語が含まれた記事のほうが、専門的な記事(=有益な記事)とみなされやすく、関連ワードとしてもヒットしやすくなります。多少は意図的に専門用語を用いる方がいいのかもしれません。

内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクであるかわかるように設定しておく

内部リンクで「こちら」「詳細」などのようなアンカーテキストを使う、またはページのURLを直接貼り付ける、というのは避けるようにしましょう。代名詞と同様、検索エンジンにとっては何を表しているのかわからないためです(この場合は人間の読者も)。

アンカーテキストは、リンク先のページの内容がわかりやすい文章にしておきましょう。もちろんリンク先の記事名そのものでもOKです。

3. SEOライティングに関するまとめ

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いかがでしたでしょうか。どれだけ良質な記事を書いたとしても、読まれないことには意味がありません。もちろんソーシャルリンクの登場やGoogleのアルゴリズム変更などにより、必ずしもSEOを意識せずとも、多くの訪問者獲得や検索上位表示は実現できるようになってきています。

しかし、これまで解説してきたような基本的なSEOライティングを意識して記事を作成するだけで、あなたの記事の検索順位が劇的に上昇するようになるかもしれません。

最後に、今回の記事で解説したSEOライティングに関するチェック一覧を記載しておきます。これをもとに、検索上位を狙える「人間にとっても検索エンジンにとっても良質な記事」をぜひ完成させてくださいね!

SEOライティング チェック一覧

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以下、おさらいです。

キーワード対策はできているか

【タイトルについて】

□記事の中で対策しているキーワード(検索してほしいキーワード)がきちんとタイトルに入っているか

□1つのタイトルに対してテーマは1つになっているか

□タイトルの文字数は28文字前後を目安にしているか

【見出しについて】

□h1タグの使用は最初の1回(記事名)だけになっているか(※HTML5の場合は除く)

□h2タグ以降のhタグは、順番どおりに使用されているか

□hタグの順番をとばしていないか

【ファーストビューについて】

□ファーストビューやリード文に、重要なコンテンツやキーワードが入っているか

【文章中について】

□キーワードは以下の4箇所に入っているか
・最初の段落(リード文)
・段落の最初のほう
・段落の最後のほう
・最後の段落(まとめ)

【検索エンジンが読み込みやすい文章構造について】

□代名詞はなるべく使わないようにしているか

□専門用語も用いているか

□内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクであるかわかるように設定できているか

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

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