ライター初心者が知っておきたい良いブログ記事の書き方まとめ

こんにちは、ライタ―のヨシキです。4月1日はエイプリルフール。Webメディアを中心とした「嘘ネタ」祭りの1日です。きっとインターネット界隈全体が大いに盛り上がっていることでしょう。

そんな日に「嘘じゃない普通の記事を書く」という皆が嫌がる貧乏くじをひかされました。春は遠いですね。

さて、4月1日といえば新年度のスタートとなる1日でもあります。今年度こそは個人で、あるいは会社でブログに取り組もうと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし「ブログをやることの効果」や「キーワード設定などのSEO対策」などマーケティングやテクニカルな部分はよく語られる一方で、肝心の「ブログってどうやって書けばいいのか」というライティングのロジックについて教えてくれている記事はあまり見かけないように思います。これでは普通の人は、ブログを書こうと思っても書けませんよね。

そこで本日は、今からブログをはじめたい、あるいは現状のブログを見直したいと考えている企業担当者やクリエイターの方に向けて、ライター初心者がLIGから学んだ良いブログ記事の書き方について嘘ナシでお伝えしたいと思います。

■目次

ちなみに、以下の内容はデジタルハリウッド東京本校で行われた『株式会社LIGによる「即採用の為のセルフブランディング講座」第2夜』での講義内容を中心に、僕が日頃の原稿チェックの際にLIGから受けた指摘やダメ出し、そして個人的な見解を一部補足したものとなります。

実際僕はライター経験ゼロでLIGブログのライターになったので、これ以外の書き方を知りません。つまり、この記事の内容を的確に実践すればLIGブログの記事程度はいつでも書けるようになるはずなので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

ブログ記事を書く上で最初に整理しておきたいこと

整理する1

ブログ自体元々は個人の日記として定着していたジャンルですが、それをコンテンツとして記事化し、会社やクリエイターのオフィシャルなページに掲載されるようになったのが「ブログ記事」と呼ばれるものです。ですので、一番最初に「日記」と「記事」の違いを理解しておく必要があります。それらはごく簡単にいえば、

  • 日記とは、ライフログのように自分の思いや気持ちを書くもの。
  • 記事とは、“誰に、何を、どのように伝えるか”を戦略的に組み立てて書くもの。

という違いになります。

日記は読者側に書き手への思い入れが無い限り、相当読みにくい文章になってしまいます。個人の主観なので当然でしょう。しかし記事には上記の戦略があるからこそ、人の役に立つ、共感を生みやすい文章となるのです。

一見日記風のどうでもいいような内容のブログ記事でも、戦略(主にブランディング)をもって投稿されたものであれば、中期的には何かしらの共感を生んでいきます。逆に「いつも日記みたいな記事ばかりでつまらない」と言われるような企業ブログの失敗は、恐らくこの戦略性(もっといえば、ビジョン)の欠如に原因があるのではないでしょうか。

そのブログ記事は、何のためにあるのか

目的

それでは実際に記事を書く上でのコツについてみていきましょう。まず大前提として考えなければいけないのは、読者が記事を読み終えたときにどんな気分になっていればいいのかについてです。

わざわざ記事を読んでもらう以上、「得した」か「ためになった」か、そのどちらでもなければ「面白かった」と思わせるような内容であることが重要となります。

題材をしっかりと決めよう

記事の主題としては、「自分だけが持っているノウハウ」「人よりちょっと詳しいこと」などを選ぶのがベストでしょう。そういう意味で、企業ブログは実は題材豊富と言えます。そこに、自分の書きたいこと・興味のあることを絡め、熱量(書き手の思い入れ)を持った文章としていきましょう。

「そんなに何個も興味のある分野は無い」「企業ブログだから、書きたいテーマでばかり書いていい訳じゃない」と思うかもしれませんが、何か1つでも核となる興味があれば大丈夫。自分が熱く語れること・得意なことをベースに、企業PRや商品紹介など“記事として主張すべきこと”をうまく絡めて書くようにすれば、1つ1つが熱量を持ったオリジナル記事となっていきます。

組み合わせの意外性(「ドラッガー理論」×「女子高生」、「不良」×「東大」など)でヒットを生もう、というクリエイティブ手法はブログに限った話ではありませんが、まずは自分の「熱量」で人を惹きつけられる記事とすることを目指しましょう。

最近流行の“コンテンツ広告”と呼ばれる面白い記事で商品を紹介するような広告手法も、広い意味では同じ考え方になります。逆に、主題や目的もなく興味だけで書かれた記事は、先ほどの「日記」と同じことになってしまうので注意が必要です。

 ターゲットをしっかりと想定しよう

記事は人に読まれるものである以上、「ターゲット」(読者)はできるだけ具体的に、しっかりと想定する必要があります。

例えば同じWebデザインに関する記事であっても

  • Webデザイナーになりたくて勉強している人
  • Webデザイナーとして働いているが、経験が浅い人
  • Webデザイナーとして既に活躍している人

のうち誰に向けて書くかで、同じ話題でも、書き方は全く異なってきますよね。
自分の記事を誰かの役に立ててもらうには、まずはその“誰か”をしっかりとイメージしないといけません。

ブログ記事は「目次」と「タイトル」で8割決まる

目次とタイトル

「誰に、何を」書くかが決まれば、いよいよ実際にブログ記事を書き始める作業に取り掛かりましょう。ブログ記事は「目次」と「タイトル」で8割決まると言っても過言ではありません。その際は以下の2つを意識すると、グッと書きやすく、かつ読みやすい記事が出来上がるはずです。

1. ブログ記事は目次から書き始めよう

ブログ記事を書くときは、目次(=大見出し、各章のタイトル)から書き始めるようにしましょう。

まずは目次だけを書き並べておくことで、話題の順序の決定や纏めるべき項目、削除したほうがいい項目などが整理できるようになります。記事の構成自体が伝わりやすいかどうかのチェックにもなるので、とてもおススメです。
※大見出しは、最初は「ここではこういうことを伝えたい」というメモ程度でもOKです

伝えたい情報が多岐に渡っていたり、細かいトピックが多い記事の場合は大見出しをたくさん作るのではなく、

  • 大見出し→中見出し→小見出し

というように、1つの章の中で階層構成をつくるようにしましょう。

2. タイトルが濃くないと読まれにくい

タイトルに関しては既にいろいろなところで語られているため具体的なテクニック等については省略しますが、とにかくブログ記事で一番大切なのはタイトルです。

タイトルをつけるときに気をつけること

目次がある程度固まったら、それらの内容が書いてある記事に対し“思わず読みたくなるような”または“知りたかったことを教えてくれそうな”タイトルをつけるようにしましょう。

但し、明らかな“釣り”タイトルはあまりよくありません。あくまでも、期待にきちんと応えられる内容が載っている(読者に提供できる)ことが大前提となるので、提供可能なメニューである「目次」を先に考え、それをまとめる意味でタイトルを後からつけるという手順をおススメします。

「記事の目的は何か・どういう立場の人が情報を提供するのか・どれくらいの知識が得られるのか」を基本に、シンプルすぎる文章(事実)のタイトルにはアオリ文を適度につけるような工夫をしましょう。

候補をいくつか作って比較し、最終的には「このタイトルがFacebookやTwitterで流れてきたら強いか?」を判断の基準にするのがいいと思います。

順番や言い回しは色々試そう

タイトルにはいくつかキーワードが入ると思いますが、タイトル内でキーワードの順番は色々入れ替えて案を作ってみましょう。大見出しのときと同様、構造や順番を比較検討すると、同じことを言っているはずなのにタイトルの印象に差が出てしまうことに気づくと思います。

同時に、違う言い回しでの比較検討も行いましょう。たとえば、

  • 「必読!」と「見逃せない!」
  • 「5分でわかる」と「誰でもわかる」

などでは、読んだときの印象が全然違ってきますよね。日本語を色々言い換えて「これが一番ターゲットに伝わりやすい」と思えるタイトルにしましょう。

ブログ記事を書く上でルール化しておいたほうがいい事項

Scales and wooden hammer on judge's mantle

目次・タイトルが決まれば、それだけでブログ記事は8割方出来上がったようなものです。あとはそれぞれのセクションを肉付けするため、目次に従って中身となる文章を書いていくだけです。

「誰に何を伝えるかをミスらず、構造を考え、目次を肉付けするような文章を入れる。」を基本に、とにかく人に伝えたいことを書き、それを伝えきることが大切です。それらを踏まえたうえで、記事を書く上でルール化しておいたほうがいい事項を3つ紹介します。

1. 自己紹介をしよう

ターゲットに対して書き手の立場を明確にしておくために、記事の冒頭で“自分がどういう人間であるか”の紹介をするようにしましょう。ウケやインパクトで読者を惹き付ける、という意味での自己紹介はありません。今からの記事が、どんな立場の人によって語られるのか、ということを明確にするための一言でいいのです。

「広報担当の●●です」「Webデザイナーの▲▲です」という一文が冒頭にあるだけで、読者は記事のテーマに対し“自分はどういう目線で読めばよいか”が、何となくわかるようになりますよね。

紹介内容の具体性(キャリアや受賞歴 etc.)もターゲットにあわせ、必要と判断される項目を適宜追加していくようにしましょう。

2. 記事のタイプに応じて書き方を変えよう

記事の内容が、体験を共有するか、ノウハウを紹介するか、で書き方を変えると読みやすくなります。

自分の体験を書く場合

記事で一番伝わりやすいのは、やはり実際の仕事や勉強してきたことなど、自身の体験をそのまま記事化したものです。実体験の記事は、読者が書き手の苦労や経験を追体験できます。だからこそ、最初の自己紹介を通常以上に意識するようにしましょう。書き手がどういう人(属性)かがわかると、読者からより深い共感が得られるためです。

ノウハウを紹介する場合

逆に、ノウハウを紹介する記事では、自己紹介はそこまで重要ではありません。むしろ「その記事を読み終えたときに、読者にどうなってほしいか・どんな気分になってほしいか」というゴールを考えると良い記事に仕上がります。共感ポイントではなくゴールが何なのか、を常に自分自身に問い掛け、それを達成するために必要な要素をブラッシュアップしていくようにしましょう。

3. 成功例ばかりを載せないようにしよう

人は成功よりも失敗から学ぶことが多く、実際に活かしやすいのも成功例より失敗例(こうすればいい、より、これをやってはダメ)です。可能であれば、成功と失敗は両方記事に盛り込んでみましょう。「こうやったらいいよ!」を10個あげるなら、「こうやったらダメだよ!」も10個つけると説得力が増します。

ブログ記事のフォーマットは統一しよう

統一

次に、文章そのものではなく、書式フォーマットの統一について説明していきます。ブログ記事はもちろん「中身」で勝負なのですが、人が見るものである以上「見た目」も重要だということを忘れないでください。

配置構成は統一しよう

ある程度の文字量がある記事を載せていくブログは、読みやすく統一された書式の構成(配置ルール)を予め決めておきましょう。

LIGブログでは、

章タイトル→画像→(サイト紹介記事などであれば)リンク→記事テキスト(→技術系の記事などであれば、解説用の画像)

というブロックが基本のフォーマットになっており、章ごとにそれを繰り返す構成となっています。これが整っていると、読んでいて次にどんな情報が入ってくるのかがわかりやすくなるので、内容が理解されやすくなります。(もちろん、書き手のほうも書きやすくなります。)

あわせて、たとえば“大見出しの下には画像を必ず入れる”等をルール化しておけば、長い記事をスクロールしていてもセクションの開始位置がわかりやすくなります。

これらの工夫により、記事の途中での離脱者を防ぐとともに、リピーターにとっても親切なブログ記事となっていきます。

文章のレイアウトにはこだわろう

ブログ記事では、段落ごとに意味合いを持たせるため、改行がとても重要になります。紙媒体と異なり、Webで改行を多用するとかえって読みづらくなってしまう危険も。一息で読める文量でまとめ、一気に改行するようにしましょう。あわせて、

  • リスト化すべき項目はリスト化する
  • ボケる前には空白行を○行分入れるなど「間」を一定にする

など、改行ルールもできるだけ統一しておきましょう。

伝えたい情報をキレイに見せるためには、見出しや改行のレイアウトはとても大事になります。同じような情報を同じように配置しておくだけでも、文章全体の印象はかなり変わるもの。画像サイズも統一したほうが、見やすさという意味では望ましいです。

情報は目から取り入れられるので、良い文章を読ませるには、まずは良いレイアウトから、を心掛けましょう。

面白系のブログ記事を書くときに注意したいこと

おもしろ

真面目な単発記事ばかりだとインパクトに欠けますし、ストーリー性のある面白ブログへの憧れみたいなものもあるかもしれません。面白系ブログ記事は意外に沢山存在します。
しかし「面白い」を狙った記事は、とにかくぐだぐだになってしまいがち。今回はそれを解消するための注意点を2つだけ紹介しておきます。

1. 登場人物を3人以上出さない

1つのブログ記事の中であまり大人数が登場してしまうと「誰がどういう役割・性格」なのかがわかりにくくなり、肝心のストーリーが頭に入ってこなくなります。記事の中に「キャラクター」としてある程度役割を持って登場するのは、3人程度にとどめておいたほうがいいでしょう。

お笑いの舞台で、1つのユニットとして完成されたネタをやるのはトリオ(3人)まで、それ以上の人数になるとある程度作り込んだ舞台コントや演劇になる、ということをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

2. 初めての人が見てもわかる内容にする

面白系のブログ記事で失敗してしまう主な原因の1つが、この意識の欠如だと思います。「身内ネタはNG」というところまでは何となく意識できていても、この登場人物(または書き手自身)のキャラクターや役割を知っている、という大前提で成立するネタがメインになってしまい、初めて見た人は全く内容が理解できない場合があります。

もちろん「知っていたらもっと楽しめる」というネタは、常連にとってはより面白く濃いネタとなるので、固定ファンを作るためにはとても大事なことです。ただ、そちらのほうがメインになってしまったり、それがわからないと話の筋が通らなくなってしまう部分でネタとして使用してしまうのは、やはり問題だと思います。

たとえば雑誌で連載中の漫画のある1話を見かけたとき、意味はわからなくても「この漫画おもしろそう」と思ったら1巻まで遡って最初から全部読む、という行動は普通です。しかしあるブログ記事を見かけ「この記事載ってるサイトおもしろそう」と思っても、サイトの過去記事を全話読み返すような人は少ないのではないでしょうか。

そこの部分の違いは認識しておきましょう。シリーズ連載などは別ですが、初めての人が見てもわかるネタかどうか、は必ずチェックしておきたい事項です。

ブログ記事は修正作業に一番時間をかけよう

修正する

最後にお伝えしたいのが、この「ブログ記事は修正作業に一番時間をかけよう」ということです。この部分で最終的なクオリティに大きな差がついていきます。

記事は何度も読み返そう

上記までの作業で記事が完成したら、必ず自分で自分の記事を何度も読み返すようにしましょう。タイトルの話でも少し触れましたが、読み返しは非常に重要です。

まず「誰に・何を伝えるか」の部分から、本当にターゲットに対して適切な内容になっているのか、本当にこの構成で伝わるのか、何度も読み返して確認をしましょう。

読んでいて少しでも引っかかりを覚えたらすぐに修正し、章の最初から読み返してみるようにしましょう。

文章の違和感は流れによるところが大きいので、修正箇所の前後だけ読み返すとポイントを見落としてしまう場合があります。声に出して読んでみるのもいいかもしれません。

翌日も読み返そう

締め切り直前でない限り、書いた翌日以降にも何度も記事を読み返すようにしましょう。書いた直後は最高だと思えた記事も、一晩寝かせて冷静になるとつまらない記事に思えることもあります。

再考を重ねないといいモノは作れないのは、デザインも文章も同じです。一発でベストなものを作るのはまず不可能なので、自分が作ったものを何度も読み返し、さらに良いものにしていくというブラッシュアップのプロセスを自身の中で定着させておきましょう。

読み返し&修正をしすぎて「自分では面白いか面白くないかはわからないけど、とりあえず読みやすいことだけは確か」というところまで到達できれば完璧です。

ロジカルに作られた記事は、少なくとも「相手に伝える」というブログ記事としての最大の目的を果たしてくれるので、読んでくれた人を裏切らないものになっているはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。僕自身ここに書いたようなことは普段から意識している一方、常にできているかというと…という項目もあります。もちろんこれらが絶対に正しいというわけではありませんし、人によってはもっといい方法がいくらでもあると思います。

全体を通して学んだこと、そしてお伝えしたかったことは、とにかく文章もロジカルに考えてつくろう、ということです。

世の中には「天才」と呼ばれる人たちは確かに存在します。しかしそれ以外のクリエイティブは全て、ロジカルにつくられたものであるかどうかが、見えない部分での評価を分けていくのではないでしょうか。

今回の記事を、そういった視点も含め、今後のブログづくりに活かして頂けると幸いです。

 

…うん、なんかこんな風に書いてると、LIGが凄くライターに手厚く指導してくれる会社に見えてきますね。

しかし実際のところ、話の9割以上は自分で申し込んだデジタルハリウッドのセミナーで普通に客として金を払って聞いた内容のまとめですから、そこだけはどうぞ誤解しないでおいていただけると幸いです。

 

【協力】デジタルハリウッド東京本校

 

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はてブを狙え!まとめ記事を作るときに大切にしたい5つのポイント

皆様、こんにちは。メディア事業部のまゆです。

LIGではFacebookいいね!、ツイート、はてブの中でどれか1つでも500以上付いたら『殿堂入り』というカテゴリを記事に追加してもらうことができます。

私事ではございますが、LIGで記事を書かせていただいた中で殿堂入りを果たした記事が3本となりました。これもLIGというサイトが大きくなって検索流入も増えてきたおかげかと思います。昨年はサイト全体で念願の200万PVを達成できました。

今回の殿堂入りで少しだけ記事の書き方に自信が付いたので、自分のアウトプットの意味も込めてまとめ記事を書くときのポイントをご紹介させて頂きます。

1. 自分も「はてブ」を押したくなるような記事を目指す

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心構えとして当たり前じゃない?と感じる方も多いかと思いますが、記事を書き始めた頃は何を書けばいいのか分からず、記事が完成しても「本当にこれでいいんやろか…」と悩んだり、記事を見返して「これ記事やなくて、メモ書きになってるとちゃうんか…?」と不安になったりもしました。

単純に記事の着地点(目標)が不透明だったり、読者層の予測が不十分だったのだと思います。そこでまずは「自分もはてブを押したくなる記事」を目標に記事を書きました。

2.「ちょっと先」なネタを集める

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特に季節ごとのイベント(バレンタインやクリスマス)などは、1ヶ月前くらいには公開できるようにした方がいいです。

ちょっと先なネタを集めれば、公開当初には「クリスマスまであと少しかぁ…とりあえずはてブしておこう」という感じでポチっとされる可能性がありますし、当日が近づけば検索流入も狙えます。

3.おまけを付ける

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アプリやツールの紹介系記事を読み、せっかくダウンロードしても「これ、どうやって使うんや…」とネットで検索するときが結構あります。

なので詳しい使い方を一緒に紹介しているサイトなどを載せておいた方が検索する手間も省けて便利だなと感じました。

またネタ自体が良ければ必要ないのかもしれませんが、ツールの紹介などをしたときに「他にもこんなサイトがありますよ」と紹介するといいかもしれません。 例えば画像編集ソフトの紹介だったら、最後に無料素材のリンクなど載せておくといいかと思います。

まとめ記事は読んだ後のことも考えて、ちょっと親切にするといいかと思います。記事を読んで、ダウンロードして、すぐに試せる。些細なことですがそんな環境づくりも大切だなと思いました。

4.結果報告をする

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「百聞は一見に如かず」です。これを使うとこんな効果がある、という結果報告をしましょう。

動画系だったらYouTubeから持ってくるのもいいですし、画像系だったら実際に自分で制作したものやアプリサイトのキャプチャを載せておくといいかと思います。

そうすればすごく分かりやすいし、類似のツールやアプリがあった時にも「何が違うのか」を説明しやすいです。

5.ネタ数を気にしすぎない

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最初にまとめ記事を書いていた頃は「記事で紹介するネタの数を多くしなければ…」と変な使命感に捕らわれていました。 ネタ数は多ければ多いほど「あとで読もう」という気持ちにさせて、「はてブ」を押してもらえる機会が増えます。でも数を重視しすぎて、ネタがおろそかになっては意味がありません。

数合わせのために記事のコンセプトに合わないものを何個も紹介するよりも、コンセプトに沿った質の高いものを数個紹介した方が記事の役割がハッキリしますし、読者に混乱を与えることもないです。

最後に

まとめ記事は一つのネタに特化した記事などに比べて、「はてブ」がされやすいのですが、ちょっとの工夫でより良い記事にすることができると思います。

次はPV数とFacebookのいいね数を狙った記事を書けるように頑張ります…!

ではでは失礼します。

Webメディア戦国時代を生き抜くためのWebライティング・編集術

こんにちは、LIGインターン生のたかちです。

私はLIGブログや自社メディア「温泉JAPAN」、いくつか他媒体でのライターを経て、現在はLIGMOというサービスで他社様のオウンドメディアの編集・運用を担当しています。

生まれてはバズり、そして消え、ソーシャルやアナリティクスで肉弾戦を繰り広げる、Webメディア市場。まさに世は戦国時代だな…とひとりごちる毎日です。

バブルのようにライターや編集者の需要は上がっていますが、実力がなければ生き抜くことは難しいのではないか、と思ったり思わなかったり。

そこで今回は私が経験の中で重要だと感じたWebライティング・編集のポイントをご紹介させていただきます。

最も重要な視点は「常識と情報」

Answer.

メディアというのは、どんな規模や媒体であれ、情報を発信し続けるものですよね。ですが、すべてを即時性・目新しさに長けた記事にするのは容易くはなく、私も頭を悩ませる毎日です。

ハウツーやライフハックであれば、「読者はどこまで知っているか」をはき違えることも多々あり…

まずは「常識と情報」の感覚を掴んでいく必要があります。

1. どこまでを常識とするか

「読者はどこまで知っているか」この正解は「何も知らない」ではないでしょうか。

どこまでを常識とするか、知識の押し売りになっていないかは気になるところですが、Webメディアという誰でも参入できて読める情報媒体だからこそ、記事の敷居も低くしたいものです。

まずは知識ゼロベースの記事作りを心がけましょう。

例えば「アロマオイルまとめ」であれば、題材(=アロマオイル)に関しては徹底的に書いた方がいいと思います。

また、「知られています」などの表現には特に気をつけましょう。知っているのは書き手であって、読み手ではないかも知れません。

常識のラインがゼロベースでなくなるのは、ライターがその道のプロであるか可視化・認知されていて、かつ読者がそのライターのファンである場合のみ、という認識でいれば行き違いも少ないかと思います。

2. 常識をいかに情報として有効にするか

とは言え、記事の論展開においては「常識」を挿し込む必要も出てきます。いくら知識ゼロベースな記事を心がけるにしても、やり過ぎれば読者が飽きてしまうので、難しいところですね。

そこで「なぜアロマオイルを紹介するのか」「誰に読んで欲しいのか」など、常識を情報っぽく書き換えるとスムーズになることに気がつきました!

出来るだけコンパクトに、するりと入り込む文章で展開していくのがコツだと思います。

「論展開」と「わかりやすさ」を大切に、記事を作っていく

次に、「誰が読んでもわかる文章にしよう」という姿勢が大切です。その上に、様々なWebライティング・編集技術がついてくるのではないでしょうか。

図化するとこんな感じ。slide14

論展開〜情報の整理は編集スキルに、語尾・語感はライティングスキルにより近いかと思います。しっかり土台が出来ていればいるほど、文章が生きてきます。

以下で具体的に見ていきましょう。

論展開

Solved Maze puzzle

記事全体の流れ、パラグラフ全体の流れを滑らかにすることです。

冒頭と末尾の提案・倫理が崩れていないか、内容が右往左往していないかなど、基本的な部分をきちんと押さえましょう。

おおよそスマートフォンユーザーも視野にいれたWebメディアであれば、1500−2000字が適当とされることが多いですよね。

それより短い記事は量産・時事型、長い記事はPCユーザー&がっつり型に相当します。

つまり限られた文章の中で、常識にほど近い「基礎情報」から、いかに読者が得たい「展開情報」へ持っていくかが鍵です。

展開は、基本的にハッピーエンドを目標にしましょう。否定があっても肯定で被せ、マイナス情報があってもプラス情報で補ったほうが読後感がいいと思います。また、題材をいじるワードを統一すると、すっきりします。

例えばアロマオイルに関しての記事なら、「リラックス」なのか「マッサージ」なのか、何をもって記事を展開していくのかを定めましょう。

「アロマオイル」を「エッセンシャルオイル」にするなど、題材の言い換えは混乱を招くので、避けたいところですね。

分かりやすさ

Keep it simple

知識ゼロベースの記事作りは大前提として、単純明快な文章表現にしましょう。

まわりくどい表現になっていないか。専門用語、ピンと来ない単語が使われていないか。ライターや編集者の常識に身を任せず、徹底的にコンパクトでスッキリした記事へ。

もっと極端に言えば、私は「別タブを開いて検索させない記事作り」を心がけています。

ちなみに典型的な方法ですが、「あるある」で読者に寄り添うと「分かりやすさ」がグッと上がります。

プレゼントで貰ったアロマオイル…使い方が分からずに放置してしまった。そんなことはありませんか?

こんな導入部分であれば、簡単に展開できますね。

情報の整理

How to manage business concept

冒頭と末尾に同じ情報が入っている場合、内容が重複していて見た目が悪くなってしまうことも。リサイクルと一緒で、まず種類分けをして、同じ場所に集める必要があります。

ポイントは「基礎情報」なのか「展開情報」なのか、というところ。そして題材に対してそれぞれが「否定要素」なのか「肯定要素」なのか、重要度的に記事のどの部分にあるべきなのか、見極めましょう。

記事を俯瞰してそれぞれの情報を入れ替え、次にパラグラフ・文単位で加えたり消したりしていきます。

語尾

Frustrated man with laptop and boxes

翻訳したような文章にならないように、というのは気をつけたいところですよね。

「です」「ます」、「だ」「である」の統一はもちろんですが、それだけでは味気ない文章になってしまいます。ここで大事なのはリズム感ではないでしょうか。

文末まできちんと読み込まれにくいWebメディアだからこそ、視覚的に退屈な記事にならないようにしましょう。一定の表現方法をレパートリーとしてストックしておくことをおすすめします。

しかし、平仮名が多くなってしまうのは考えものです。「いかがでしたでしょうか」「ということになります」「させていただきます」などを多用すると、ちょっと間の抜けた印象に…。

平仮名・カタカナ・漢字のバランスをよく、視覚的な部分も含めて記事を作り上げていく必要があります。

語感

Businessman pointing at search bar

Webメディアは「読む」よりも「見る」に近く、「なんとなく分かる」記事を重宝する傾向にあるように思います。スクロールをし続けた時も、ある程度の情報が頭に入ってくる状態ですね。

論展開・分かりやすさ・情報の整理を「読んで」編集し終えたら、次はもっと口当たりの良い、適当な表現はないかと探す作業に入ります。同じ表現や「ダサい」と感じる言い回しは避けましょう。

おすすめなのは「類語」「対義語」「他の言い回し」を検索すること。情報の描写にバリエーションがあれば、情報がさらに目新しく映えます。

最終的に「見て」するっと入り、「読んで」納得できる記事になればOKです。

まとめ

エッジの効いた記事を早々に求めてしまいがちですが、これらのノウハウが頭に入っていないと空回りしたものになってしまうのが怖いですよね。

LIGブログだって8割が「まじめ記事」。まずはこの基礎を押さえておかなければ、Webメディアとしての価値は生まれません。

今後はさらに雑誌や新聞などのマスメディアもWebに参入し、爆発的に多様化していくことでしょう。

まさに世は戦国時代。埋もれず生き抜くために、真摯に地道に積み上げていきましょう。ではでは。

初心者Webライターのスキルアップに役立つ5つのメソッド

はじめまして、Webライター修行中の、るりです!さて、最近は紙媒体でライティングをした経験がなくても、Webライターとしてお仕事を頂ける時代になりました。

でも、その場合は、指導者がいない、右も左もわからない状況で、ライターとしての方法論を確立しなければいけません。かく言う私もWebからはじめたライターです。

ライターになりたての頃は、そもそもどんな仕事をすればいいのか、クライアントや編集者とどう関わればいいのかなどについて、かなり悩みました。

そこで今回は、Webライターをはじめたばかりの頃の私がスキルアップするために実践していた5つのメソッドを紹介したいと思います。

初心者Webライターのスキルアップに役立つ5つのメソッド

1. 「キーワード1対1対応」タイプの記事を書く

ライティングが未経験でも第一歩を踏み出しやすいのは、商品やサービスの説明など、1つのキーワードについて1つの記事を書くタイプの仕事です。

身につくこと

  • 「何」について書くのか意識できる
  • 「書くときの目線」を意識できる

「キーワード」、つまりテーマに基づいて書くことで、まず「何」について書くかの意識が身につきます。限られた字数のなかで、商品をいかにPRするかを検討することは、ライターとしての見方を養うには最適であると私は思います。

さらに、“紹介”なら中立目線、“体験”なら自分目線など、仕事の種類によって書き分けが身につきます。案件によって表現を自由に操れることは、Webライターにとっては非常に重要なところなので、常に意識しておきましょう。

執筆の基本になるこの2つを実践形式で覚えていけるので、スキルアップの観点から「キーワード1対1対応」の記事を書くのはとてもオススメです。

2. 納期が短い仕事を積極的に引き受ける

納期が短い場合は、当然、記事を確実に納品するためのスケジューリングをする必要があります。

身につくこと

  • 1日や1週間の仕事配分・最適化ができる
  • 納期をきちんと守るスタイルを確立しておける

クライアントとの信頼関係において重要なのは「納期までに納品すること」です。納期が長い仕事は「まだ間に合う」と甘えがちですから、あえて自分にプレッシャーをかける意味でも、納期が短い仕事をしてみるとスキルアップにつながります。

1週間や1日のなかで自分が執筆に取り組める時間、そして1つの記事にかかる時間、これらを考慮してスケジューリングをすることで、「今やっている仕事はどのくらいで終わる」かがわかり、さらに新しい仕事を依頼されたときも「今の状況と照らしてできるか、できないか」の判断がで可能になります。

ライターとして忙しくなると、「どれからやればいいか分からない」「どれもやりたくない」病にかかりがちです。早い時期にこのスキルを身につけておくと、忙しくなっても丁寧な仕事ができるライターでいられます。

3. 「これくらいしかできない」の2倍やる

自分の実力がわかってきたら、あえて2倍の仕事量に取り組んで、負荷をかけてみましょう。

身につくこと

  • 「これくらいの量しかできない」という思い込みを打破できる
  • 量やスピード、クオリティに対するハングリーな姿勢を得られる

自分のペースでできるということは、ある意味でスキルアップの機会を逃しているということでもあります。「自分はこれくらいの量しかできない」という思い込みが自分の視野と能力の幅を狭め、成長スピードを遅らせる可能性があるからです。

2倍はあくまでも主観的なものですが、あえて大きな負荷をかけることで、書く量や1記事辺りのスピード、その上でクオリティの保守するテクニックなど、ライターとしての基本能力の向上ができます。

潜在能力を引き出すこともできて、リサーチやインプットの質とスピードも向上するように思います。納期を守れなければ意味がありませんが、時には大変な思いをしてでも無理矢理自分に大きな課題を課してみましょう。

4. レギュレーションが厳しい仕事をする

個人的にはこれが一番のオススメです。「執筆ルールがやけに厳しいなあ」と感じる仕事を選んでみるのはいかがでしょうか。

身につくこと

  • サイトテーマやポリシーを考慮して仕事ができる
  • 記事クオリティを自分自身でもチェックできるようになる

ルールを把握し、それを正確に運用する能力は、サイトテーマやポリシーが重要視されるWebのライターに必須の能力です。あえてレギュレーションが厳しい仕事をすることで、ルールを身に染み込ませておくと、ライターとして自分の記事クオリティを客観的に判断できるようになります。

また、当然原稿の戻しが減り、その分のリソースを次の執筆に回せるので、スキルアップに良いサイクルを作ることができます。

一度徹底的に厳しい仕事をすると、他のサイトでも執筆ルールの遵守を負担に感じなくて済むようになります。中級者、上級者のライターを目指す際にも、下積みの経験は絶対に活きるはずなので、むしろ初心者のうちに苦労をしておいたほうが良いかもしれません。

5. 関係者には言葉でしっかりと感謝を伝える

Webライターであれば、連絡方法はメール・メッセージツールが大半になります。このような場合、表情が見えず、気持ちが分かりにくいからこそ、言葉でしっかりと「ありがとう」を伝える必要があります。

身につくこと

  • クライアント・編集者との良好な関係を築ける
  • 精度・確度の高いフィードバックが得られる

感謝や労いなどひと言そえるだけで「お互い心地よく」なれますし、その積み重ねは同じメディアに携わる仲間として頑張る原動力になります。だから、ひと言の感謝をちゃんと言葉にして付け加えましょう。

また、修正依頼や改善要望は、ライターにとっての成長ポイントになります。文章を直されることを嬉しいと感じるライターばかりではないと思いますが、相手の要望に応えるライティング技術や、客観的に制作物を評価してもらえる機会は貴重なものです。指摘があればむしろ感謝の気持ちを伝えましょう。

恋愛でも、言葉にしたから伝わった、言ったからわかり合えた、というのがありますよね。これと似ていて、きちんと言葉で伝えることで、お互いのことを知ることができます。良い関係が築けると、良いアドバイスをもらえることが経験上多かったです。

 まとめ

何ひとつわからなくてもこれさえ押さえておけば安心、というポイントをまとめさせていただきました。

私自身、はじめたての頃は「不安」「迷い」がたくさんありましたので、これが誰かの道しるべになれば幸いです。

Webライターのみなさん、一緒に楽しんでスキルアップしていきましょう!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あなたの記事の検索順位を上昇させるSEOライティングの基礎知識

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さてWebライター・ブロガーの皆さんであれば、これまで「せっかく良い記事を書いたのに、思ったようにPVが伸びない」という経験が少なからずあるのではないでしょうか。

せっかく読者のことを考えて記事を書き、いろいろコンテンツ制作について学んでも、PVが伸びないと手応えが感じられませんよね。もちろんPVが全てというわけではありませんが、これでは次の記事を書くモチベーション自体が上がりません。

そこで今回は、検索結果からより多くの流入を獲得するためのSEOライティングについて考えていきたいと思います。頑張って書いた記事は、やっぱり多くの人に読んでもらいたいですよね!

※7/9 18:00追記 専門家の方からのご指摘を受け、内容について各所を正確な情報に修正しました。

▼目次

  1. SEOライティングとは
  2. SEOライティングの2つのポイント
  3. SEOライティングに関するまとめ&チェック一覧

1. SEOライティングとは

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個別の記事に対しての新規読者は大きく分けると、

  • サイトのTOPページから訪問してきた読者
  • 検索エンジンから記事に直接訪問してきた読者

のいずれかとなります。前者はサイト全体の力に左右されてしまうため、後者の“検索エンジンからの直接の訪問者”を増やすことが、個別の記事の力による読者獲得といえます。

そもそも検索をしている人は、何かしら興味or知りたいことがあるから検索をしていると考えてよいでしょう。だから単純に、検索結果で上位に表示されるような記事が出せれば、多くの訪問者(=読者)が見込めるようになるわけです。

サイト全体ではなく個別の記事に対してのSEOテクニックである「SEOライティング」を身につけることにより、検索エンジンからの新規読者の獲得を目指していきましょう。

2. SEOライティングの2つのポイント

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Googleは、その検索結果に関するアルゴリズムについてすべてを公開しているわけではありません。しかし、様々なアップデート結果や公式見解から、ほぼ確実に効果があると考えられるSEO対策もいくつか存在しています。

今回は個別記事の上位表示のために有効とされている代表的な要素のうち、誰でも簡単に実施できる2つの方法を紹介したいと思います。

a. キーワード対策

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あなたの書いた記事について、その話題を検索する人はどのような言葉で検索してくるかをしっかりとイメージし、キーワード(≒検索ワード)の配置やバランスを調整するようにしましょう。それがキーワード対策になります。

タイトル

SEOで最も重要となるのは、やはりタイトルです。基本的に注意しておきたいのは以下の3点です。

    • 記事の中で対策しているキーワード(検索してほしいキーワード)がきちんとタイトルに入っている

何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、いわゆる「魅力的なタイトル」を意識しすぎるあまり、肝心のキーワードがタイトルから抜けてしまっている記事も多いので注意が必要です。

検索は当然キーワード単位でおこなわれるものなので、絶対にタイトル内に入れるようにしてください。

  • 1記事1テーマになっている

1つの記事内で複数のテーマとならないように注意しましょう。

テーマが複数あると「どういう目的で書かれた記事か」がハッキリしなくなるため、検索エンジンの評価も低くなってしまいます。1つの記事で伝えたいことは1つに絞り、それ以外のことはまた別の記事で伝えるようにしましょう。

    • タイトルの文字数は28文字前後を目安にする

タイトルの文字数については、これまでGoogleの検索結果画面での表示上限である「32文字以内」が望ましいとされてきました。しかしこの画面が仕様変更したことにより、表示文字数の上限は、ブラウザやフォントなどによっても異なる、というのが現状です。

現在は28~32文字が表示上限とされていますが、タイトル表示切れのリスクもあるので「28文字前後」を1つの基準にしてみましょう。

見出し

見出しについては、文章構造、つまり配置の順番とルールを意識しましょう。同じような内容の記事であっても、文章構造の違いで検索順位に大きな差がついてしまう場合もあるのです。以下、見出し(hタグ)の使い方について説明します。

h0~で設定される見出し、特にh1とh2はタイトルと同様にキーワード対策を意識しましょう。同時に、hタグ全般については以下の2点を覚えておいてください。

  • h1タグを使うのは最初の1回だけ(※HTML5の場合は問題なし)
  • h2タグ以降は複数回使用可能(※但し、順番どおりに使用すること)

基本的にはh1→h2→h3→h4…という数字どおりの順番になりますが、

例)
ネッシーの捕まえ方(h1)1. ネッシーとは何か(h2)
1-1. 歴史(h3)
1-2. 現状(h3)
2. ネッシーを探す(h2)
2-1. 生息場所(h3)
2-2. 生態(h3)

のように、h2を基準として順番が入れ子になるのは問題ありません。

ただし、h1→h3→h2や、h2→h4→h3などのような順番になるのはNGです。ページ構成が分かりづらくなってしまうため、検索エンジンが正確にページの内容を読み取れなくなり、順位の決定に悪影響を与えてしまいます。

ファーストビュー(リード文)

重要なコンテンツがページ上部にきちんと配置されているかどうか、いわゆる「ファーストビュー」の領域にどのようなコンテンツがあるのか、を検索エンジンは重視します。

特にh1の見出しの直下にキーワードを含めたリード文があるかどうかは、重要な要素となります。ファーストビュー内にh2及びそのリード文が入るような場合も同様です。

文章中

キーワードが「どこに置かれているか」というのも実はとても重要です。見出し部分以外にも、記事の中では以下の4箇所にキーワードを配置するよう意識してみましょう。

  • 最初の段落(リード文)
  • 段落の最初のほう
  • 段落の最後のほう
  • 最後の段落(まとめ)

あわせて、該当のキーワードに対し“一緒に検索されやすい関連語”も文章内に配置しておくと、検索でも一層見つけられやすくなるでしょう。

例)キーワードがネッシーの場合:「ネス湖」「UMA」「正体」「恐竜」など

 

b. 検索エンジン向けのライティング

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SEOで一番重要なのは、何よりも良質なコンテンツを提供することです。「コンテンツ イズ キング」の時代が到来したと言われるように、読者にとって有益で、かつ読みやすい記事をアップし続けていれば、自然と検索からの訪問者も増えていくことでしょう。

検索エンジンも“人間が読む”ことを大前提として、かなり高い精度でコンテンツの質を日々ジャッジしています。とはいえ、現段階ではやはり人間が読む場合と比べて判断しづらい(つまり、マイナスにつながりやすい)表現があるのも事実です。

だからこそ、検索エンジン自体を大事な読者の1人と考え、検索エンジンが読みやすくなるような表現方法について説明していきたいと思います。

代名詞はなるべく使わない

あれ、彼、そっちなどの代名詞は文章をわかりやすくし、かつ文字量を短縮してくれる効果があります。しかし検索エンジンにとっては、いくら文脈上同じ意味であったとしても例えば「今回の記事のテーマ」と「SEOライティング」とでは、別の単語となります。

もちろん代名詞を用いないことで、文章そのものが不自然になってしまうような事態は避けないといけません。

その一方で、特に検索流入を狙うキーワードや関連用語については、なるべく代名詞を避けつつも自然なライティングができるよう工夫をしていきましょう。

専門用語も用いる

何かを相手に説明するとき、なるべく専門用語を使わないようにする、というのは特にプレゼンテーションなどでは重要なスキルとなります。しかし、人間の読者にはわかりやすい手法であっても、検索エンジンは記事内で専門用語を記載してくれないと「この記事が何の話をしているのか」の関連性がわからなくなってしまいます。

例えば『SEO』という仕組みについて、一切のWeb関係用語を使わず見事に説明しきった記事があったとしましょう。この場合、どれだけSEO初心者にとってわかりやすく有益な記事であったとしても、検索結果画面で上位表示される可能性は恐らく低いでしょう。

やはり専門用語が含まれた記事のほうが、専門的な記事(=有益な記事)とみなされやすく、関連ワードとしてもヒットしやすくなります。多少は意図的に専門用語を用いる方がいいのかもしれません。

内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクであるかわかるように設定しておく

内部リンクで「こちら」「詳細」などのようなアンカーテキストを使う、またはページのURLを直接貼り付ける、というのは避けるようにしましょう。代名詞と同様、検索エンジンにとっては何を表しているのかわからないためです(この場合は人間の読者も)。

アンカーテキストは、リンク先のページの内容がわかりやすい文章にしておきましょう。もちろんリンク先の記事名そのものでもOKです。

3. SEOライティングに関するまとめ

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いかがでしたでしょうか。どれだけ良質な記事を書いたとしても、読まれないことには意味がありません。もちろんソーシャルリンクの登場やGoogleのアルゴリズム変更などにより、必ずしもSEOを意識せずとも、多くの訪問者獲得や検索上位表示は実現できるようになってきています。

しかし、これまで解説してきたような基本的なSEOライティングを意識して記事を作成するだけで、あなたの記事の検索順位が劇的に上昇するようになるかもしれません。

最後に、今回の記事で解説したSEOライティングに関するチェック一覧を記載しておきます。これをもとに、検索上位を狙える「人間にとっても検索エンジンにとっても良質な記事」をぜひ完成させてくださいね!

SEOライティング チェック一覧

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以下、おさらいです。

キーワード対策はできているか

【タイトルについて】

□記事の中で対策しているキーワード(検索してほしいキーワード)がきちんとタイトルに入っているか

□1つのタイトルに対してテーマは1つになっているか

□タイトルの文字数は28文字前後を目安にしているか

【見出しについて】

□h1タグの使用は最初の1回(記事名)だけになっているか(※HTML5の場合は除く)

□h2タグ以降のhタグは、順番どおりに使用されているか

□hタグの順番をとばしていないか

【ファーストビューについて】

□ファーストビューやリード文に、重要なコンテンツやキーワードが入っているか

【文章中について】

□キーワードは以下の4箇所に入っているか
・最初の段落(リード文)
・段落の最初のほう
・段落の最後のほう
・最後の段落(まとめ)

【検索エンジンが読み込みやすい文章構造について】

□代名詞はなるべく使わないようにしているか

□専門用語も用いているか

□内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクであるかわかるように設定できているか

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

有名心理学的効果を使った、思わず読みたくなる記事の作り方まとめ

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さて、良い記事を書くには、ひらめきや芸術性といった右脳的な発想が必要だと思われがちですが、思考や論理といった左脳的な発想だって必要です。

具体的には、より多くの人に記事を読んでもらうために、検索エンジンのアルゴリズムだけでなく、人の心や行動のメカニズムも解明したいところです。

そこで今回注目したいのが、コピーライティングやセールスライティングの分野では当たり前のように取り入れられている「心理学」です。

「心」の様々な働きと、それに基づく行動を、統計学的手法を用いて科学的に解明する学問である心理学。その中から、思わず読みたくなる記事の作り方に応用できそうな効果をまとめてみました。

▼目次

  1. ハロー効果
  2. カクテルパーティー効果
  3. ザイアンス効果(単純接触効果)
  4. 記事タイトルを作るうえで参考にしたい3つの心理効果

1. ハロー効果

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ハロー効果

ある対象を評価をするときに顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。認知バイアスの一種である。

一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪のことで、後光効果、光背効果とも呼ばれる。

(参照:Wikipedia

Webライティングに置き換えて考えると、肩書きや経歴などの威光から、記事に説得力を持たせる効果といえます。悪い言い方をすれば、実際の内容以上の価値を記事に持たせるための心理的効果ともいえます。

a. ライター本人によるハロー効果

例えば海外のニュースなどを取り扱った記事があったとき、ライターに「海外留学経験有り」や「ニューヨーク在住中」などのプロフィールがあれば、それだけで普通の人が書く記事よりも良い記事のように思えてしまうのではないでしょうか。

もちろん海外経験のある人のほうが(一般的には)国際問題などに関する視野は広いでしょうし、現地での反応などをリアルに感じられる記事が書けるでしょう。

しかし、10年前に1年間だけフランス留学経験があるというライターが「アメリカで今大流行中の○○!」というような記事を書いた場合でも、「なんだか最先端っぽい情報だ」と必要以上に感じてしまう傾向はあると思います。

もちろんポジティブな面もたくさんあり、たとえば、

  • 「現役弁護士が解説する法律用語」「医者が教える健康方法」など、その肩書きがあるからこそ情報が広まる有益な記事
  • 「元キャバクラ嬢が語るマーケティング理論」など、肩書き自体が独自の目線・切り口であることの証明となっている記事

のようなものは、記事の説得力がとても高まります。

b. 本人以外によるハロー効果

広告などで「○○氏推薦の商品!」とあれば、実際にそれを買ったことがなくても、商品に対し(○○氏が持っている)良いイメージを抱くことは多いと思います。

Webメディアの記事においても、書き手本人ではなく「書き手の友人・知人」として著名人を登場させることで、その著名人の威光から記事に説得力を持たせるケースがよくあります。

記事に対して著名人や有名ブロガーがシェアやコメントをしてくれると、一気に拡散する場合も同じです。

しかし、いきなりそんな人たちから“御墨付き”をもらうことは難しいですし、知り合いでもない著名人を“知り合いのように”紹介するのは詐欺行為です。

そこでよく用いられる手法が「引用」です。書籍や講演などで語られた著名人の話を引用するだけでも、ハロー効果は十分得られます。

【例文】
成功のために必要なのは、夢を見続けることです。そしてその実現に向け、努力を続けることです。サッカーの本田選手も、小学校の卒業文集で「世界一のサッカー選手になる」と書き、その実現に向けて努力をし続けてきたからこそ、今の彼があるのです。

前半ではありきたりな話がライター本人の意見として語られているだけですが、後半で著名人のエピソードを引用することで、それなりに説得力のある文章になりました。ここに写真や本人記事へのリンクなどが付いていれば、ハロー効果はさらに高まることでしょう。

2. カクテルパーティー効果

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カクテルパーティー効果

カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。このように、人間は音を処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる。

(参照:Wikipedia

大勢の人が賑やかにしているような状況でも、自分のことや興味のあることが話されていれば、決して聞き逃さないように働くフィルターが脳には存在すると言われています。

Webライティングに置き換えて考えると、ターゲットに対してピンポイントで呼びかけるような表現・内容で記事を書き、興味を持たせる手法と言えます。

Webメディアの記事は不特定多数に向けて書かれたものなので、“読み手個人に向けて書かれた”という記事は実際には存在しません。

しかし、書き手側が想定するターゲット(読者像)が、「自分に近い!」「まるで自分のために書かれたような内容だ!」と感じらる記事であれば、読み手は大量のWeb記事(ノイズ)の中からでも、きっとあなたの記事に興味をもってくれるはずです。

そして、この効果を発揮するために必要となる作業が、ターゲットの絞り込みです。

a. 「共通の属性」による絞り込み

ターゲットに「まるで自分のために書かれたような内容だ!」と思わせるためには、記事の書き手(つまりあなた自身)とターゲットに共通の属性があることを示す必要があります。

このとき注意したいのは、できるだけ狭い範囲での共通の属性を設定すること。たとえば、

  • 私は日本人です
  • 私は阪神ファンです

だと、後者のほうが狭い範囲であり、阪神ファン以外の人からはあまり興味を持たれない属性かもしれません。

しかし、阪神ファンの人には親近感や好意といった強い共感を得られることでしょう。逆に前者のほうは範囲こそ広いですが、記事を読んだ人の大半にあてはまる属性のため、誰からもこれといった共感は得られません。

属性は、年齢、性別、家族構成、地域、職業など様々な絞り込みができます。そして記事に対する共感とは、書き手のほうに自分と何らかの共通の属性があることをターゲットに理解してもらうところからはじまります。

強い共感を得られないまま記事を読み続けてもらうことは、内容自体がよほど興味深いものでない限りは難しいでしょう。

なぜなら一般的すぎる記事を読み続けるなら、もっと自分に近い属性の人が書いてくれた自分のための記事を検索したほうが楽しいからです。

b. 絞り込みの要素を入れ、ターゲットに直接呼びかける

記事のタイトルや冒頭で「○○で△△のあなたへ」と、ある程度属性を絞り込んだ状態で直接呼びかけてあげれば、ターゲットはより「自分のことを言ってくれているのだ!」と気がつきやすくなります。

たとえば以下の2例の記事タイトルが検索結果で表示されれば、ターゲットはかなりの興味を持った状態でクリックをすることでしょう。

  • 今春卒業予定で内定先がまだ決まっていない大学生の方へ
  • 年収アップのための転職を検討しているWebデザイナーの皆さんへ

また、絞り込みをより効果的なものとするためには、絞り込みの要素は1つではなく2つ以上設定するようにしましょう。

ただし、あまり複数の設定をすると、ターゲットに関係のない要素が入ってしまいます。

自分に呼びかけているはずの記事に自分と関係のない要素があれば「なんだ、別の人へ呼びかけてるのか」となり、途端にターゲットが興味を失ってしまうので注意が必要です。

3. ザイアンス効果(単純接触効果)

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単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか)

繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ知られるようになった。ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。

(参照:Wikipedia

接触回数が増えるほど人間の好意度は高まる、という心理法則です。1回だけよりも、何回も見たものの方が当然好意は強まります。但し、あまりにも接触頻度が高すぎると、嫌悪感を与えてしまうため注意が必要となります。

テレビCMやメールマーケティングなどに応用されており、適切な頻度で接触を重ねることが「身近な存在」であるということを無意識に植え付け、好感度を上げる(認知をとる)ことができるという手法です。

Webライティングに置き換えて考えると、あなたが発信する情報にどれぐらいの頻度で読者を接触させられるか、ということになります。

a. 「記事の掲載」ではなく「情報の発信」

適切な接触頻度は何回ぐらいか、というのは媒体によって大きく異なります。そしてWebメディアに記事が掲載される頻度、というのも人によって全く違います。そのため、ザイアンス効果についてはライターとあまり関係のない効果だと思われるかもしれません。

しかし、Webメディアであなたの記事を読み、それをきっかけにブログやTwitterをフォローして「ファン」になってくれた人にとって、大事なのは「あなたが発信する情報」との接触頻度です。

仮に1週間更新やつぶやきがなければどうでしょうか。特に新しくファンになってくれた人にとっては、接触頻度が少なすぎるかも知れません。この場合、フォロー解除などの直接的な行動はされずとも、読み手の意識から自分のことが消えてしまいます。<

これではフォローしてもらった意味がないですし、自分がWebメディアに記事をアップしたときの告知などにも、全く効果がありません。

b. とにかく発信をしよう

本来、媒体における適切な接触頻度というのは、相手が読みたいタイミングで適切に情報を届けること、となります。その際、不快感を与えない頻度もあわせて考えなければいけません。

Webで一番わかりやすいのは「メルマガ」で、内容にあわせて1日1回なのか、週に○回なのか、という設計をしていくことになります。しかしそれ以外のWebの媒体に関しては、実はこれといった基準がありません。

たとえばTwitterであれば、1日10回を超えるつぶやきをしても、それほど多いとは思われないでしょう。メルマガで同じことをやれば即登録解除となるかと思いますが、Twitterという媒体の特性上、不快感を与えることはありません。そして受け手も、1日中Twitterのタイムラインを眺めていない限りは、その10回の情報配信のうちの数回としか接触するだけです。

むしろTwitterのように過去にさかのぼってまで情報を取得しにいかないフロー型のメディアにおいては、ある程度の頻度で情報を発信しないと、相手に情報が全く届かなくなる危険性すらあります。

もちろんFacebookでの配信、ブログ更新の回数、などはTwitterと同じ基準でやってしまうと不快感を与えてしまいます。それでも、これだけWeb上に情報が溢れ、またそれがある程度許容されている現状においては、Webライターとしても、

  • とっておきの記事や情報以外は配信しない

ではなく、

  • とっておきの記事や情報を適切に届けられるよう、日頃から読者との接触頻度を高めておく

という意識を持つべきでしょう。

4. 記事タイトルを作るうえで参考にしたい3つの心理効果

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最後に、タイトルやキャッチコピーに応用すると効果的と思われる心理効果を3つ紹介させて頂きます。短くとも説得力があるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

カリギュラ効果(否定命令効果)

「これは見てはダメ!」「閲覧禁止!」など、禁止と言われたものにこそ、人は強く惹かれるという特性。

  • 将来年収1000万以上稼ぎたいと思っている人以外、見ないでください
  • 【悪用禁止】思いのままに相手を操る心理学のテクニック

損失回避(プロスペクト理論)

「何かを得る」または「 何かを失う」という選択になった場合、人は「失いたくない(損をしたくない、現状の努力を無駄にしたくないetc)」気持ちの方が強くなってしまうという特性。

  • あなたも知らずにやっている!?絶対痩せないダイエット方法
  • 消費税が増税される前に買っておかなければならない商品ベスト5

認知的不協和

統一感や常識が1ヶ所だけ崩れていた場合、違和感が強くに気になってしまうという特性。

  • コピーライターになりたくない人は読んでください
  •  タバコを毎日吸って100歳まで生きる方法

まとめ

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いかがでしたでしょうか。「購買」や「クリック」といった行動促進の目標が明確なコピーライティングやセールスライティングと異なり、「記事を興味深く読んでもらう」というゴールは、なかなか目標設定が難しいかもしれません。

しかし、今回紹介した心理学のテクニックを見て気づかれた方もいると思いますが、既に無意識にWebライティングに取り入れられているような手法も実は多いのです。バズる記事をロジカルに量産できるようなライターになるためには、こういった人間心理を解析していくことが近道になるのかも知れません。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

Webライターの「文章力」を向上させる6つのライティングテクニック

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらはWebライティングに関する全10回のシリーズ記事です。

さて突然ですが、皆さんはWebライターに求められる「文章力」って何だと思いますか?いろいろな意見があると思いますが、やはり「最後まで記事を読ませる力」と言えるのではないでしょうか。

もちろん、これまで紹介してきたように、Web上で記事を全文読んでもらうというのはかなり難しいことです。でも、せっかく書いた自分の文章は、やっぱり最後まで読んでほしいですよね。

というわけで今回は、書式上の注意や記事に説得力を持たせるポイントなど、Webメディアに掲載するからこそ意識しておきたい6つのライティングテクニックを紹介したいと思います。

あなたの文章力(=読ませる力)が確実に向上するものばかりですので、ぜひ一度目を通しておいてください。

▼目次

  1. 文章を簡潔にする
  2. ベネフィットを提示する
  3. 結論を冒頭に書く
  4. 数字は具体的に書く
  5. 理由をきちんと提示する
  6. 「自分らしさ」を記事のベースにする

1. 文章を簡潔にする

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スマートフォンの普及により、ブログや記事などのWebコンテンツは電車の待ち時間や移動中、あるいは仕事の休憩中といった「隙間時間」に読まれることが非常に多くなりました。キュレーションアプリの急成長もあり、今後はさらにその傾向が加速していくことでしょう。

読み手側がPCの大画面で「じっくり」ではなく、スマホの小さい画面で「サラッと」という姿勢で記事を読む以上、書き手側もそれにあわせた読みやすい文章としなければいけません。(※技術系HowToなどの最初から「じっくり」読ませることを目的とした記事は除きます)

長い文章、あるいは冗長な文章は、Webでは特に嫌われてしまいます。内容に関わらず、長い文章を読まされた(それだけ時間を取られてしまった)、というだけで批判的なコメントが寄せられる場合も。

記事内では図や箇条書きなども上手く用いつつ、文章自体は“簡潔で内容をストレートに伝える”ということを強く意識して書いていきましょう。

2. ベネフィットを提示する

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主に広告などでのコピーライティングで重視されるのが、「ファクト・メリット・ベネフィット」という3つの要素です。きちんと違いを意識した上でユーザーに訴求できているかどうか、が問われることになります。

ファクト・メリット・ベネフィットの違いについて

簡単に説明すると「ファクト=事実」、「メリット=利点・長所」、「ベネフィット=利益」となります。

例えば車を買う人にとっては、

  • ファクト:エンジン性能、排気量、定員数などの数値やスペック
  • メリット:遠い距離まで移動できる、荷物がたくさん積める、他の車と比べて安い、燃費がいいなど
  • ベネフィット:子供の学校への送迎ができる、家族旅行などの思い出が作れる

というような違いになります。

ファクトはとても分かりやすい(そして、ファクトだけでは読者にとって良いか悪いかはほとんど判断できない)のですが、ややこしいのがメリットとベネフィットです。日本語でもう少し定義を説明すると、

  • メリット:商品の直接的な良い部分
  • ベネフィット:商品によってもたらされる価値

と言えば多少は分かりやすいかもしれません。

ベネフィットの提示が記事に必要な理由

一定のファクトの記載は、記事の信頼性を証明する意味で絶対に必要です。そしてメリットをただ並べるだけでも、十分に興味深い記事となる場合も勿論あります。例としては、

  • ある程度読者側に知識があることを大前提とした紹介記事:専門メディアでのPCの性能比較 etc.
  • メリットそのものが非常にわかりやすい、または大きい記事:世界で1つしかない○○の紹介、「今だけ半額」的な期間限定のニュース etc.

などになります。

しかしより多くの人に、より興味を持って自分の記事を読んでもらうためには、ベネフィットを提示することは欠かせません。

たとえば、デジカメを買おうと思っている人の大半は「画素数」や「絞り」などのファクトについて解説されても、それが自分にとって良いことなのかどうかがわからないでしょう。

そんなことよりも、

このデジカメなら(起動時間が圧倒的に早いので)子供たちが運動会で一瞬見せる、真剣な表情を見逃さない

というように()内で提示されているファクトやメリットの先にある“ベネフィット”を提示されたほうが、商品への興味は湧いてくるものです。

あなたの記事も、読むことで「これがわかる」だけでなく、読むことで「あなたの生活が、こんな風に変わる(こんなこともできる)」ようになる、とベネフィットを提示するところまで意識して書くようにしてみましょう。

「ベネフィットに興味を持ち、メリットを知り、ファクトを確認する」という流れを意識したような文章構成ができれば、最後まで自然と読まれるような記事となるはずです。

3. 結論を冒頭に書く

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Googleの検索エンジンは、ユーザーの“記事に対する満足度”を検索結果に反映しようとしています。

記事を数行読んだとき「ここに必要な情報が書いてあるかどうかわからない」「読むのが面倒くさそうだからやめよう」と思われるようでは、直帰率などが上昇してしまい(=満足度が低いと判断され)、検索順位もいずれ下がってしまうかもしれません。

結論を冒頭に持ってくることで、まずはユーザーに「自分が探していた情報かどうか」を判断してもらうようにしましょう。結論を読んだ上で記事を読み進めてくれる人は、その情報を詳しく知りたい人であり、全文を読んでくれる可能性が高い人となるからです。

人の関心をひきつけるという意味では論文やプレゼンの基本でもありますが、SEOのテクニックとしても有効です。

4. 数字は具体的に書く

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たとえば「ユーザー満足度100%のエステサロン」よりも、「顧客満足度97.2%のエステサロン」と言われたほうが、具体的で説得力がありますよね。

逆に、「約100%」や「概ね100万人」などの大雑把な数字ばかり使っていると、正確なデータではないのでは?(ちゃんと調査していないのでは?)と思われてしまいます。そうなると、読者は記事自体を読む気がなくなってしまうことになるでしょう。

論拠や根拠といったものは、Webでも当然重要視されます。記事を書く上で様々なデータを参考にすることも多いですが、せっかく調べた数字であれば、その「見せ方」にも注意をしましょう。

5. 理由をきちんと提示する

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Webメディアの記事の多くは、まずはタイトルで興味深い主張をし、読者の興味をひくところからはじまります。しかし主張をした以上は、その理由が提示できなければ、記事として成立しなくなってしまいます。

たとえば「確実に1ヶ月で30万円収入を増やす方法教えます」という記事であれば、

なぜ1ヶ月で確実に30万円収入が増えるのか?

という“読者が当然感じるであろう疑問”に対し、

なぜなら確実に1日1万円ほど収入が得られる副業があるからだ

というような理由を記事の中で提示しなければなりません。そして、

その副業とは○○のことだ → ○○の仕事は1日1万円の収入を生む → なぜなら△△だからだ

というように、記事内でより具体的な理由をいくつも並べて証明していくことで、記事の信頼性は高くなっていきます。

1つ1つの理由の証明は小さいものであっても、どこか1箇所でも矛盾や論理破綻が起きている場合、記事全体が嘘のように見えてしまうものです。十分注意しましょう。

6. 「自分らしさ」を記事のベースにする

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もちろん盗作などはいけませんが、これだけ沢山の情報が溢れている現代において、「全く新しいオリジナルな内容の記事」というものは滅多に存在しません。とくにHowToなどについては、結論的にはどれも一緒のようなものになります。だからこそ、記事にはWebライターの「自分らしさ」が最も必要となります。

a. まずは読ませたい相手を決める

たとえばカレーの作り方についての記事を書こうとしたとき、材料・道具・手順などは誰が書いてもほとんど同じものになりますが、

  • 普段自炊をしない人向け
  • 料理時間を短縮させたい人向け

というような設定がきちんとされていれば、まずは“その人(=ターゲット)にとっての”詳細な情報が記載された読みやすい記事ができ上がります。

b. ライター自身の視点を考える

上記a.にプラスαする形で、ライター自身の視点(=自分らしさ)を盛り込むようにしてみましょう。今回はカレーという「料理を作る」ための記事となるので、ライター自身が料理に対して普段どういうスタンスなのか、が1つの視点となるはずです。たとえば、

  • 普段全く自炊をしない実家暮らしのOL
  • 週5で弁当を自作する「弁当男子」

など、ライター(の持つ背景)が異なれば、同じターゲットに向けて書いた同じ内容の記事であっても視点は全く異なったものとなります。それこそがオリジナルな記事にとって必要な要素となるのです。

c. 視点を元に記事を書く

上記b.を受けて、普段自炊をしない人に向けて書かれた、

  • 普段全く自炊をしない自分でもできた美味しいカレーの作り方
  • 「弁当男子」である自分が教える、初心者でも簡単にできる美味しいカレーの作り方

という2本の記事は、たとえ、

  • カレーの作り方はほとんど一緒
  • 記事タイトルが両方「初心者でもできる美味しいカレーの作り方」になった

としても、強調すべきポイントや言い回しなど、記事内容としては完全に別モノとなり、それぞれに需要が生じることでしょう。

実際には料理ができないライターが、料理ができるという体裁で記事を書く(手順に沿った作り方をマニュアルとして紹介するetc)ことは勿論あります。しかし料理ができないという実際の立ち位置で書いたほうが、当然“自分らしい”記事に仕上がります。

自分らしさがある記事ほど、読んでいて「個性」を感じさせる記事となります。つまり自分らしさを見つけ、その視点を磨きあげるテクニックこそ、ライターとしての強みになるのです。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。書式上の注意や記事に説得力を持たせるポイントなど、Webにおける文章力を向上させるための様々なテクニックを紹介させていただきましたが、ライターにとって一番大切なのはやはり「文章を書く」こと。

読ませるテクニック云々の前に、ライターはとにかく数を書きましょう。書かないことにはどんなテクニックも身に付きませんし、書いてみることではじめて自分の課題(文章が無駄に長い、ターゲットが不明瞭etc)が分かってくるものです。

まずは、メディアで、あるいは数を稼ぐという意味では個人ブログでもいいので、とにかく記事を沢山書くようにしましょう。その上で今回の記事を、課題解決のためのヒントの一つとしてご参照いただければ幸いです。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

▼Webライティング関連シリーズ記事(全10回)

初心者Webライターが知っておきたい、応募用文章の書き方3つのポイント

こんにちは。まだまだ修行中のWebライターるりです。
今回は、初心者Webライターが知っておくと便利な「エントリー用文章の書き方」についてご案内したいと思います。

内容の多くは「私がこれまで実践してきたこと」や「元営業職・受付嬢の経験を元にして組み立てたこと」になりますので、もし「こんな方法もある」「このやり方はどうだろう?」というご意見がありましたら、ぜひ知りたいとも思っています。
よろしくお願いします。

応募した文章で仕事が決まる可能性は大

初心者Webライターは「いくつもの仕事にエントリーする」というフローを繰り返すことが多くなります。
でも、ひと口に「応募する」と言っても、エントリーの際に必要となる志望動機や自己PR用の文章に「どのようなことを書けば良いのか」「何か質問をしたほうが良いのか」はなかなか判断できないものです。
このときに「書いておくと良いこと」や「応募用文章の流れ」を知っておけば、エントリーや後々のやり取りにもとても役立つと思いますので、今日はそれをまとめてみたいと思います。

もちろんフォームや規定により指定された内容を含めるのは絶対ですが、それ以外にも、自由に応募用文章を書いていい場合や、以下の項目が指定から抜けている場合などは、備考欄などで触れておくことをおすすめします。
それでは、はじめましょう。

自己紹介・実績紹介・質問の3点は必須

「自己紹介と実績」を簡潔にかつ分かりやすく相手に届けることで「なるほど、今までこのようなことをやってきた人なのか」と理解してもらいやすくなります。
そして、最後に「質問」を掲載することで「この業務について詳しく考えてくれている」ことを採用担当者に伝えることができるでしょう。

ここからは「Webマーケティングに関する記事のライター募集」という内容に応募したと仮に設定して紹介していきます。

応募用文章の書き方3つのポイント

1. あなたのことを伝える「自己紹介」

まず、最初に書くのは「自己紹介」です。相手はあなたのことを「全く」知りませんし、知る機会は「応募用文章」のみ。
とはいえ「冗長で結局何が言いたいか分からない」紹介をすれば、その後に「実績」や「質問」をまとめても目を通してもらえないかも知れません。

まず以下の2点に気をつけてみましょう。

    • 冒頭にはエントリー内容と名前やペンネームを

冒頭には「何に応募したか」と「名前やペンネーム」をセットで記載しましょう。

「はじめまして。この度“Webマーケティングに関する記事のライター募集”に応募させていただきました、●●です。普段は○○という名前で活動を行っております。」などのように書くといいですね。
もちろん、本名のまま活動している場合は、その旨を記載しておくと良いでしょう。

これを必ず冒頭に持って来ることで、「何の案件についてか」がいち早く相手に伝わり、さらに「●●さんという人か、一体どんなことをしてきた人なのだろう」と「以降の展開」へのつかみにできます。

    • 続いてこれまでの経歴を

「実績」と異なるのが「過去の経歴」です。Webライターになる前に行っていたことを紹介することで、「相手にメリット」を提示できたり「人となり」を伝えられたりします。
ですが、記入しすぎると「実績まで」が冗長に感じてしまいますので、ほんの少しで良い場合もあります。

これを記入する場合を例にしてみましょう。私自身を例にしてしまうと次のようになります。

「これまで受付嬢をしており、そこで得たコミュニケーションのスキルなどをビジネスハックのコラムに活かしてきました。」

この場合ですと、「コミュニケーションスキルを活かした記事も可能だ」という印象が伝わりますから、応募した記事内容と異なる業務が発生した場合に、それを任せてもらえる可能性につながります。
つまり相手に「今回こちらで応募しましたが、こういうのも可能です」といったメリットを示せるわけです。

2. あなたの評価が決まる「実績紹介」

この「実績紹介」が最も大切な部分でしょう。今まであなたがしてきたWebライターとしての業務を紹介することで、相手があなたに対して思う「この人に任せてみたい」が変わると思っていいです。

    • 署名記事を最初に

署名記事がある場合は、「寄稿先・タイトル・URL」の3点をまとめて必ず最初に紹介しましょう。なぜなら、「あなたが署名にて記事を執筆したという実績」は相手にとって「仕事をしてきた証」として最も分かりやすいものですし、リンクから飛ぶだけで「あなたが何をテーマにどのような記事を書いたのか」の詳細を知ることができます。
いわば、Web上の名刺ともいえるものです。署名記事の実績がある場合は、忘れずに記載をしておきましょう。

    • 携わってきた分野の紹介

続いて、あなたが手がけたテーマを紹介してみましょう。できるだけ、募集している内容に近しいテーマが良いかと思います。
今回は「Webマーケティングに関する記事のライター募集」という設定です。仮にあなたが過去にもこれらに携わったことがあるなら、「Webマーケティングの分野では、インバウンドマーケティング・ペルソナの作成方法・グロースハックなどについての記事を執筆したことがあります」とすればいいでしょう。

もし、ここまでテーマに近しい実績がない場合は、「インフラなどのテクノロジー分野」や「スマホなどのガジェット分野」などおおむね近しい実績を挙げておきましょう。「ダイレクトな経験はなくとも近しいことは経験している」といった印象を伝えておくことは少なくともプラスになります。

もし全くない場合は、「執筆経験はありませんが興味を持っており、自身でマーケティングについて下記のようなサイト様をよく見させていただいております」や「SEO記事の執筆により分野に触れた経験があります」などとするのも良いでしょう。
「近しいことに対して知識や興味がある」ことを伝えることで「経験がなくてもきちんと執筆に臨む気持ちがある」ことを分かってもらいやすくなります。

3. 「業務」に対しての質問

最後はこの「質問」です。自分が応募する案件についてしっかり考えると、必ず「不明点」が浮かび上がるはずです。
これを尋ねて、より理解を深めましょう。また、「不明点の存在や内容」を伝えることで相手に「●●さんはこの業務について真剣に考えている」ことが担当者に伝わります。

今回の「Webマーケティングに関する記事のライター募集」を例にした「募集要項」を見てみましょう(これはあくまで例文です)。

「Webマーケティングに関する記事のライター募集」

この度、弊社でコンテンツ作成を行うことになり、Webマーケティング分野に関する記事のライターを募集することになりました。
執筆数はライター様のご希望に添う形にて。文字数は1000~1200文字程で、納期については柔軟に対応させていただければと思っております。

この文章を見ると、いくつか分からないところがあると思います。それについては必ず質問しておきましょう。皆さんはいくつが浮かんだでしょうか?

私の場合ですが、「最低執筆数は月に何本ほどか、多忙な場合は少なくなっても大丈夫なのか」「週のいつに納品など定期的な形が良いのか、また、月の×日にまとめて納品のほうが良いのか」「具体的なテーマはWebマーケティングのどの辺りなのか」「テーマに関するネタ出しは提示されたものか、それとも自分で考えるのか」「報酬はどれくらいか」「締め日や支払いはいつなのか」などが浮かびます(人によってはもっと浮かぶと思われますので、思いついたら教えてください)。

また、質問として記載する場合は、この「不明点」を「応募用文章」にリスト型にて記載しておきましょう。なぜなら「何について分からないが」が相手に分かりやすく回答もしやすいからです。下記に例文としてまとめてみました。

いくつか質問がございますので、お手すきの折りにご回答頂ければ幸いです。

  • 月の最低執筆数について
  • 週ごとの定期的な納品・月にまとめての納品、どちらが良いでしょうか
  • テーマについての詳細(Webマーケティング分野のどの方面か)
  • テーマについて提示はありますか?もしくは自分で考えるのでしょうか?
  • 報酬はどれくらいで、締め日や支払いはいつ頃でしょうか?

また、この様にまとめることで「詳細について詳しく詰める」次の段階をスムーズにします。

まとめ

ここで、改めてフローについて振り返ってみましょう。「簡潔にまとめた自己紹介」で「あなた自身のこと」を伝え、続いて「実績紹介」で「あなたのWebライターとしての今まで」を伝える、最後に「質問」をして「業務に臨む気持ちを伝え」ます。

業務へのエントリーは、Webライターをしている上でしばしば行う事柄だと思います。けれども、その文章ひとつで相手への印象が変わることも多いのではないかとも感じています。この内容が、Webライターの皆さまに少しでも役立てば良いなと思い、今回まとめさせていただきました。
私自身もまだまだ修行中ですので、一緒に頑張っていきましょう。それでは、また。

SEOの基本中の基本!「titleタグ」「meta description」「h1タグ」の書き方まとめ

こんにちは、じつかわです。ヴォラーレという会社でSEOコンサルタントをやっています。

さて、いきなりですが、皆さんがSEOを勉強し始めたとき、一番最初に覚えたことは何だったでしょうか。おそらく「titleに対策キーワードを入れる」ことではなかったでしょうか。

「title」「meta description」「h1」というあたりのHTMLタグは、SEOでは非常に重要な役割を果たします。
特に「titleに対策キーワードが入っていなければ、SEOはほとんどできない」といっても過言ではないほど、検索エンジンの評価において主要HTMLタグにキーワードが含まれていることは重要です。

SEOに取り組んでいる人であれば「そんなの普通にやってるよ!」と言われるかもしれませんが、それを100点満点のレベルで実装ができているサイトは実は少数というのが現状です。

そこで今回は「title」「meta description」「h1」という3つの主要HTMLタグについて、基礎部分から普段なかなか気がつくことができないポイントまで、総ざらいをしてみたいと思います。

titleタグ、meta description、h1タグの役割と特徴

まずは基礎ということで、それぞれのタグのポイントから見ていきましょう。

なお、titleタグとmeta descriptionは検索結果に表示されますが、その表示文字数には制限があります。見せたい(読ませたい)部分については、その文字数内におさめるようにしましょう。

titleタグ

titleタグは「ページの主題」です。以下のように、検索結果やブラウザのタイトルバーに表示されます。

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▼特徴

  • 検索エンジンが最重要視する要素。ここにキーワードが入っていないとほぼ絶望的
  • 検索結果には最大全角34文字程度が表示され、残りは省略される(GoogleのWeb表示では30文字程度)
  • 検索されたキーワードは検索結果上で太字になる

※検索結果表示は検索エンジンが自動的に調整することもあります

meta description

meta descriptionは検索エンジン向けの「ページの概要説明文」になります。以下のように検索結果に表示されます。

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▼特徴

  • 検索結果には最大全角120文字程度が表示される(スマホは50文字程度。ただしデバイスなどにより異なる)
  • 検索キーワードは太字になる
  • 順位向上そのものには大きく影響はしない

※検索結果表示は検索エンジンが自動的に調整することもあります
※meta descriptionは各ページで重複するくらいなら設定しないほうがいいでしょう

h1

h1は「大見出し」となります。HTML5以前の記述ルールでは、1ページに設定できるh1タグは1つのみでした。

▼特徴

  • 検索順位に比較的強く影響する。

共通して言えること

3つの主要HTMLタグについて共通していることは、以下の2つになります。

  • 検索にヒットさせたいキーワードを必ず含めること
  • 各ページ、異なる文言を入れること

HTMLタグのチューニングにおいて気をつけるべきポイント

「対策キーワードを入れる」というのは基本中の基本ですが、そのうえで注意すべきポイントがいくつかありますので紹介していきます。

どのページにどのキーワードを入れるかを設計する

単純に「対策キーワードを入れる」といっても、そもそもページごとの対策キーワードがはっきりしていなければ、上手くキーワードを拾っていくことができません。

どのページでどのキーワードを拾うのか? ということをサイト設計時にきちんと把握し、それを主要HTMLタグにも反映させることが重要です。
これを「キーワードマッピング」という場合もあります。

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たとえばヴォラーレの運営する「Appliv」というアプリ検索のサイトでは、アプリの種類ごとにカテゴリが分けられています。

それぞれのカテゴリページで異なる対策キーワードを含むことによって集客をおこなっているのですが、上図のように「無料」というキーワードが含まれるURLとそうでないURLとを別個に設定しています。
通常の「RPG アプリ」のページのtitleタグなどには「無料」は入れず、無料のRPGアプリを集めたページには「無料」をしっかり入れることで、差別化を図ります。

▼参考例:

  • titleタグ:RPG おすすめアプリランキング | iPhone/iPadアプリ – Appliv
  • titleタグ:無料 RPG おすすめアプリランキング | iPhone/iPadアプリ – Appliv

そのページはどんなキーワードを拾い得るのかを考える

たとえば、ノートPCやスピーカーなどを取り扱っている電化製品のECサイトを運用している場合、キーワード対策としては「ノートPC 通販」や「スピーカー 通販」あたりをまずは思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、商品の個別のページでどういったキーワードを拾い得るのか、となるとすぐには思いつかない場合もあります。

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上記の例であれば、まずは一般的な「ノートPC 通販」などのキーワードをタグに含めようと考えると思います。

しかし、末端の商品詳細ページでは「dynabook TB85/NG PTB85NG-HHA」というような型番も、流入キーワードとなり得る可能性があります。このように、個別のページごとにキーワードを考えないと、それを見逃してしまうこともあるのです。

HTMLタグ設定の際には、そのページで拾えるキーワードは何があるのかということをページごとに考えていきましょう。

同時に検索されるキーワードもできる限り入れる

よく見かける失敗は対策キーワードを入れてはいるが、不十分というケースです。 画像・動画のアプリを紹介しているページを例に見てみましょう。

Before

titleタグ 画像・動画 アプリ | iPhone/iPadアプリ -Appliv
description 画像・動画アプリのページ。iPhoneアプリ/iPadアプリならAppliv。
h1タグ 画像・動画のiPhoneアプリ・iPadアプリ

これだけでは、なんだか寂しい感じがしますね。足りないものを加えて改善してみましょう。

After
こちらが改善後の設定です。

titleタグ 画像・動画 おすすめアプリランキング | iPhone/iPadアプリ -Appliv
description 2746個の「画像・動画」iPhone/iPadアプリをおすすめ順にランキング。最新のアプリが見つかる話題順や人気のアプリが探せる定番順などランキングも充実。アプリの使い方や利用シーンなど独自のレビューを見てあなたにピッタリの「画像・動画」アプリを探してみましょう!
h1タグ 画像・動画 iPhoneアプリ・iPadアプリのおすすめランキング

いろいろ増えましたね!
目につくのは「おすすめ」「ランキング」「話題」「人気」「定番」といったキーワードが入っていることです。

これらは本来知りたい情報である「画像や動画のアプリ」に関する情報とあわせ、検索時に一緒に使われそうなキーワードの追加となります。

つまり同じ情報を探す場合でも異なるキーワードが複合的に検索されるケースがあるため、これらも各HTMLタグの中にしっかりと入れていく必要があるということです。

検索結果の見栄えを考慮し、CTR(クリック率)を上げる

先ほどのdescriptionは改善後に「2746個」という数字や、「探してみましょう!」という呼びかけの言葉が追加されていました。これは検索結果の見栄えを考慮したためです。

ユーザは検索結果で「どのサイトが一番役に立ちそうか」ということを瞬時に判断し、リンクをクリックします。そのため、検索結果上でどのような見栄えになっているか(=どのような印象を与えるか)というのは、実は非常に重要です。

数字を入れる、興味をひく表現をする、検索されるキーワードを含んで太字で表示されるようにする、などの工夫をするようにしましょう。

また、Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」という項目では、検索結果上でのクリック率のデータが得られます。これを利用すれば、クリック率向上のPDCAを回していくことも可能です。(詳しくはまた別の機会で)

HTMLタグチューニングでよくある質問

最後にHTMLタグチューニング関連でよく質問される項目についてまとめてみました。ご参照ください。

meta keywordsって入れなくていいの?

meta keywordsはGoogleの検索エンジンでサポートされていません。

Yahoo!JAPANはGoogleの検索エンジンを使用しているため、日本の検索の9割以上はGoogleの検索エンジンのランク付けに従っています。
他の検索エンジンでmeta keywordsを使用するものも存在しますが、苦労して設定しなくてもほぼ問題はないでしょう。

▼参考記事

  • Google がサポートしているメタ タグ – ウェブマスター ツール ヘルプ
  • Official Google Webmaster Central Blog: Google does not use the keywords meta tag in web ranking

検索結果表示のコントロールってできないの?

検索結果の表示(スニペット)はGoogleが自動的に変更して表示することがあります。検索ユーザに分かりやすいようにページ内のテキストを引っ張ってくるのですが、これがあまりいい表示とならないケースもあります。

「こういう自動調整は避けたい!」という相談は頻繁にいただくのですが、これを直接的に避ける方法は、2014年10月現在のところ存在しません。自動調整が入る要因としては

  • 検索されているキーワードとtitleやmeta descriptionがマッチしていない
  • ページ内テキストに出現するテキストから別文言の方が適切だと判断される
  • 外部リンク・内部リンクのアンカーテキストの内容から別文言の方が適切だと判断される

といった項目が、仮説として挙げられます。

自動調整が入ってしまった場合は、上記項目などに注意しながら1つ1つテストしてみる、というやり方くらいしか今のところはないようです。

主要HTMLタグはどのくらいの頻度で変更していいの?

たとえばCTRの改善をする際にtitleやmeta descriptionを変更してテストしたいが、あまり頻繁に変えるのは良くないのではないか、という疑問は皆さんあると思います。

meta descriptionについては順位にあまり影響しないため、変更するリスクはそこまで大きくないでしょう。しかし、titleについてはかなり慎重になる必要があります。

特にキーワードを変更する場合、そのキーワードで現在上位表示されているかどうか、流入があるかどうかについては必ず確認しておきましょう。

また、テストの意味合いで変更する場合、効果測定ができなければ意味がありません。変更がGoogleのインデックスに反映され、CTRのデータが取れるようになるまで少し時間がかかります。1ヶ月半ぐらいのスパンは見ておいたほうがいいでしょう。

HTML5でh1タグを複数設定するのってどうなの?

HTML5では、h1タグも複数設定していいというルールになりました。そのためh1の使い方で悩んでしまうという方もいるようです。

ただ、SEO的な観点でいえば、HTML5になってもh1はなるべく1つ、というのが望ましいでしょう。

検索エンジンがh1を重視するのは「ページ内の情報として重要なものが入っているだろう」と考えるからです。
h1が大量に存在してしまうと、どれが重要なテキストなのかわからなくなってしまい、h1の持つ“大見出し”としての意味合いが弱まってしまいます。

おまけ

いかがでしたでしょうか。ぜひこの機会に、SEOの基本的な部分の見直しや確認をしてみましょう。

最後におまけです。僕の所属するヴォラーレ株式会社にて
12/10(水)14時~20時
という、6時間ぶっ通しで本来Web担当者が1年かけて学ぶSEOの内容について全力で凝縮して学んでいただくセミナーが開催されます。6万円というラグジュアリーなお値段ですが、本気でSEOを勉強したい方はぜひどうぞ。

  • ゼロからのSEO担当者育成講座 ~これからSEOの話をしよう~ ヴォラーレ株式会社主催 SEOセミナー2014

※去年のセミナー動画も無料で見られるようです。

それでは、また!

“読みやすい”“わかりやすい”提案書や報告書を書くための「文章のオキテ」7つ

こんにちは、ライターのあだちです。

提案書や報告書を書いたり、ブログ・Webページなどの更新をしたりと、文章を書く技術は多くの仕事に求められます。しかし、「読みやすい・わかりやすい文章」を書くのはそれなりに難しいものです。

前職でコンサルタントをしていた関係から、これまで多くの提案書を書いてきましたが、骨子はできていても文章表現がまずまったため、何度も書き直しを上司に命じられた記憶があります。

そういうった経験から、私的に「文章のオキテ」というノウハウリストを作成し、読みやすく・わかりやすい文章であるかどうかのチェックをおこなうよう習慣付けるようになりました。

本日は、その「文章のオキテ」について紹介させていただきたいと思います。皆さんも文章作成の際など、参考にしてみてください。

ビジネスには欠かせない、読みやすい・わかりやすい文章を書くための「文章のオキテ」7つ

このオキテを活用することにより得られる効果は次の3つです。

  1. 文章をスッキリと見せることができる。
  2. 誤解の少ない文章を書くことができる
  3. 印象の強い文章を書くことができる

もちろん、このオキテは万能というわけではありません。ただ、文章を書くことに迷ったとき、このようなノウハウリストがあることで、構成などの確認ができるようになります。

1. 一文は50文字から80文字

一文あたりの適切な文字量は、一般的に50文字から80文字ぐらいとされます。

    • 50文字と聞くと長いようにも感じますが、実際には50文字というと、だいたいこの程度の長さになります。(50文字)

 

  • 一文を50文字程度の長さに収めることができればBestですが、文章の趣旨をきちんと伝えようとすると、大抵の場合文章はもう少し長くなります。(70文字)

もちろん例外はありますが、提案書やメールなどのビジネス文書ではこれぐらいの長さが限界だと思ったほうがよいでしょう。

2. 修飾語は「縁語接近」と「長遠短接」

「縁語接近」とは、“修飾する言葉”と“修飾される言葉”は近づける、という単純なルールです。

× 迅速な警察による犯人の逮捕

○ 警察による犯人の迅速な逮捕

このように、修飾する言葉と修飾される言葉とが遠い位置にあると、文章の意図を勘違いされてしまう可能性があります。

「長遠短接」は、同じ言葉を修飾する場合には長い修飾語を遠く、短い修飾語を近くに配置する、というルールです。

× 目覚めの時、眩しく柔らかいまるで異世界に迷い込んだような印象を受ける光が目に飛び込んできた
○ 目覚めの時、まるで異世界に迷い込んだような印象を受ける眩しく柔らかい光が目に飛び込んできた

長い修飾語があとになると、短い修飾語がどこにかかっているのかがわかりにくくなります。

3.「もの」「こと」は使用しない

もちろん絶対使わないわけにはいきませんが、安易に「もの」「こと」を使うと文章が冗長になってしまいがちです。

× 今一番重要なことは、「目標を達成する」ということだ。その視点で考えれば、今流行っているものに注力したほうが良い。

○ 今一番重要な課題は、目標の達成だ。その視点で考えれば、今の流行りに注力したほうが良い。

このように「もの」「こと」を使わないだけで、ずいぶんと文章がスッキリします。

4. 受身の表現は避ける

特に「れる」「られる」を使うと、文章が読みにくくなってしまいます。

× 私の思惑とだいぶ異なったものになると思われる。彼らが指摘している点は間違っていると考えられる
○ 私の思惑と大分異なる。彼らの指摘は間違っている。

受身から能動に表現を変更するだけで、文章をかなり短くすることができます。

5. 箇条書きは体言止めにする

名詞や代名詞を「体言」といいますが、提案書や報告書の箇条書きでは「体言止め」を用いるのが有効です。実際に比較してみましょう。

まず、体言止めではない書き方の例になります。

改革のために3つの提案があります1. 品質管理を強化する
2. 社内コミュニケーションを促進する
3. 社員の意識改革を行う

次に、体言止めでの書き方の例になります。

改革のための3つの提案1.品質管理の強化
2.社内コミュニケーションの促進
3.社員の意識改革の実施”

体言止めを用いるほうが、読む人に強い印象を与えることがわかります。

6. 「など」の使用を避ける

「など」は便利な表現ですが、具体性に欠けるため、文章を曖昧にしてしまう恐れがあります。

× 提案書などを拝見した結果、課題などが発見されました

○ 提案書、および報告書を拝見した結果、課題3点、および所感2点が発見されました。

「など」を使わずにできるだけ内容を具体的に述べていくと、文章が締まります。

7. 「ず」と「づ」を正しく使い分ける

「ず」と「づ」の使い分けは難しいですが、迷ったらひとまず濁音を外して考えてみると、大抵の場合はどちらが正しいのかわかります。

  • 気ずく → 気すく
  • 気づく → 気つく

元々は気がつく、という意味なので、気づく、が正解となります。

他にも

  • わしずかみ / わしづかみ(つかむのだから、わしづかみ、が正解)
  • かたずける / かたづける(片に付けるから、片づける、が正解)

というように、濁点を外しても何となく意味が通じるほうが正解、ということがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

あまり細かく考えすぎるのもよくないですが、文章をスッキリと見せるには、このような「オキテ」をチェックしてみることもおすすめです。

せひお試しいただくとともに、皆さん自身でもいろいろなオキテを加筆・修正していくことで、より便利なチェックリストになっていくのではないでしょうか。

それでは、また!